飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

議会運営委員会という名の・・・

今日の本会議終了後、議会運営委員会が開催されました。この前の定数削減の議案を受けて、それぞれの会派が取り扱いを審議した結果を持ち寄って、言いっぱなし・・・のような委員会でした。
今日は、趣向を変えて、委員名とその所属会派・所属議員名をあわせて紹介しますね。チェックの参考にしてください。ただし敬称は略しています。ご了承下さい。

まずは、議案に対する質疑の続きから。
口火を切ったのは頴田選挙区選出の安藤委員(所属会派:大志会、所属議員:東・森山・永露・木下・安藤)
「昨年9月の議案に比べ、小さなところへの配慮はわかった。しかし、全市的に見るとまだまだ融合できていないのが現状。早く一つになるためにもオープンの選挙も考えなければとも思う。しかしこの議論は緒に就いたばかりと思う。9月議会をメドに入れて議論すべき。」と述べられました。

続いて、穂波選挙区選出の秀村委員(所属会派:新政会、所属議員:古本・瀬戸・西・秀村)
「選挙区を設けたことによるコストの変化は?」との問いに、「調べていないがあまり変わらないのでは」と提案者の道祖委員。
もう一問。「人口割りでしているが旧市の密度と旧郡の密度が違うと思うがその点はどう考えているのか」との問いに、「人口比例と法にありそうしている。」と道祖委員。

次は、同じく穂波選挙区選出の八児委員(所属会派:公明党、所属議員:田中裕二・柴田・人見・八児)
「時期尚早と私も思う。次の選挙まで3年ある。なぜ今の時期か再度聞きたい」との問いに、「34名はリコールを受けて選出された議員だ。リコールの理由を考えると議会改革を進めてとの市民の思いがあると理解している。時期尚早と言うが、昨年9月に提案してそれから9カ月がたった。十分時期は来たと考えている」と道祖委員。
もう一問、「なぜ28名か」と言う問いに、「全国市議会議長会の調査によると、10万人から20万人の153市の中で、合併してできた自治体の在任特例の期間中の自治体が8市、残る145市のうち、なんらかの削減をしている市は113市(78%)にものぼる。その削減している自治体のうち48市が28人であり、私も28人で妥当と考えた。」と道祖委員。

次は、庄内選挙区選出の市場委員(所属会派:民友クラブ、所属議員:松本友子・市場・道祖・田中広文)
自治会の中には、選挙区を創るべきだという人もいれば、いやオープンですべきという意見もある。この議案は、28名にこだわった案と理解してよいか」との問いに、「そう考えて頂いてよい」と道祖委員。


次は、頴田選挙区選出の上野委員(所属会派:同志会、所属議員:田中博文・鯉川・上野)
「34人のままという選択肢もある。問題がコストなのであれば、34人のまま報酬を下げるべきとも意見もある。報酬削減についての検討はしたのか」という問いに、「報酬を10万下げたらだいたい5千万円浮くなと言う試算はしたが、議員が報酬をいじるのはどうか。報酬審議会がありそこに議員は従うべきと考えている」と道祖委員。
「では、その審議会での議論の後に定数削減を検討することもあったのでは」と考えを述べています。

次は、筑穂選挙区選出の芳野委員(所属会派:明販クラブ、所属議員:藤浦・兼本・梶原・芳野)
「新市になって3年めだが、なかなか旧市町の垣根は残っている。昨年9月の議案には、議員がいないと地域住民はどうやって声を伝えるのかとして反対した。しかし、今回は個人的に賛成」と考えを述べています。

最後に飯塚選挙区選出の川上委員(所属会派:共産党、所属議員:楡井・川上)
「市民の意見を聞くことを意識してやってきた。増やすという人はいないが、減らすべきという人もいれば、お金の問題ならば報酬を下げて対応すべきという人もいた。痛烈だったのは、「現在の議員が自分たちが通りたいからこんなこと考えつくんだろう」という批判。議会のあり方がどうあるべきか、9月まで委員会付託して公聴会などを積み重ねて納得いくものを練り上げていくべき」と発言。

質疑は出尽くしたとして、いったん休憩にして、各会派の議案の取り扱いに関する考えを聞きました。
「即決」という会派もあれば「委員会付託すべき」という会派も。さらには「まとまっていない」、今回は取り下げるべきだという意見もありました。そして冒頭に書いたように、議会運営委員会ではまとめるという作業はせずに・・・本会議で諮ることになったのです。

なんだかなぁ・・・議論しようよ。