飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

待機児童の状況、昨日の続き。

昨日のブログでは、待機児童の総数だけのご案内でした。
で、今日は、もうちょっと詳しくご案内をしたいと思います。


まずは、市内の各保育所認定こども園等の入所状況から。



見にくい場合はこちらをどうぞ
 → http://eguchi-tohru.com/databox/file00003592.pdf

この入所状況は、市外からの広域利用者数(市内に勤務先があるケースなど)が入っていますが、他方で市内の子どもさんで市外の施設を利用したい方々(逆に市外に勤務先があるケースなど)の数は入っていません。その数を含め、年齢別の利用状況、施設の利用状況にまとめると次のようになります。


年齢別利用者数(市内の子どもだけの数字です。待機児童数=支給認定数ー入所内定数です。)
 年齢 支給認定数  入所内定数  待機児童数
 0歳  202人   186人   16人  
 1歳  583人   520人   63人
 2歳  661人   609人   52人
 3歳  637人   615人   22人
 4歳  665人   645人   20人
 5歳  654人   639人   15人
 計  3402人  3214人  188人



施設利用状況 (内定率=入所内定数÷各園定数計 %表示です。)
 年齢 各園定数計  入所内定数   内定率
 0歳  202人   187人    48.6%  
 1歳  583人   514人   101.0%
 2歳  661人   613人   101.7%
 3歳  637人   613人    98.9%
 4歳  665人   649人   101.4%
 5歳  654人   639人    98.8%
 計  3402人  3215人    94.4%


以上の入所状況からわかるように、施設で見ると0歳児はまだまだ空きがあるものの、1歳児以上は、すでにこの時点で100%近いため、厳しい状況となりそうです。また、0歳児は4月1日には0歳だった子どもでも、5月、6月と月が進むにつれて、1歳になる子が増えてきます。すると育児休業が終わって、会社に復帰される方も増えるために、途中入所がぐんぐん増えるのが毎年の通例となっており、こちらも、厳しい状況と言わざるを得ません。


そのため、各保育所認定こども園には、定員を超えて受け入れて頂けるようにお願いすることとなります。
これは、ありがたいことではありますが、定員を想定しての施設となっていますので、本来からすると、子ども達には狭い思いやそのようなことからくる不都合などがしわ寄せとなってくることでしょう。


悩ましい状況が30年度も続きそうです。