飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

清渓セミナー2日め

gogo-eguchi2006-11-23


昨日に引き続き清渓セミナー。第2日の今日の午前中は、ちょっと異色な二人のお話しだった。その一人目が、写真の方、藻谷浩介さん。「生き残る町、消える町」と題して話された藻谷さんは、日本政策投資銀行の地域企画部の参事役。日本全国を歩き回って、藻谷さんは、とにかく現場主義かつ実際の数字などを確かめる。先入観を排して考えようと言われる藻谷さんのお話は統計数字や実例をあげながらで説得力十分。
その中でも、勇気づけられるのは、東京や名古屋が元気だと言われるがそうでもない。ハイテク工場誘致に多くの自治体が奔走しているが、これはどこでもできる。
また、大規模店舗ができて雇用が増え、売り上げも伸びると言うが、これもまやかしだ。現実に、東京や名古屋では、売り場面積が伸びているが、売り上げはむしろ減っている。そして、その際に切られているのは、小売りの販売員の女性たちで、潤っているのは地主など一部の人だけだ。これでは、消費は増えない。
そうでなく、食品や繊維や観光などを大切にしよう。大都市でなく地方にチャンスがある。
藻谷さんはそういわれました。

飯塚は、大都市にも近く、交通の便にも恵まれ、さらに農業というチャンスもあります。そんな私たちの住む飯塚にとって、自信を持て!と言われているようなお話でした。

また、もう一人は、ごっくん馬路村などでおなじみの馬路村の農協の組合長。どうやって、馬路村がここまで農業を活かしながら伸びてきたのかを語られました。午後は、おなじみ福岡先生と仲間たちとのパネルディスカッションなど。先生には、先日の嘉穂劇場のお礼を述べつつ、飯塚の現状を報告しています。さて、明日は最終日。北川正恭さんの出番です。