飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

病院会計補正予算、厚生委員会では否決。


9月議会に飯塚市立病院会計の補正予算が提出されています。
これは、現在進行中の飯塚市立病院の建て替えに関しておよそ増額したいというもの。
上の写真は、その補正予算の増額に関する資料です。
この資料で分かるように、その増額は約3億3千万円、リハビリ棟が当初計画の1.88倍の金額になるなど大きな増加が予定されています。


本来、この議案は先週の水曜日に開催された厚生委員会で処理されるべき案件でした。しかし、大幅増となっている原因は何かと説明を求める議員に対し、ある程度の説明はしたものの、その詳細について「説明出来ない」という説明しかできず、今日の予備日に審査を後回しにしたものです。
しかし、今日の市側の説明を聴いてもちんぷんかんぷん。全く理解出来ません。
リハビリ棟の改修が当初の見込みから1.88倍になった理由を、市は「労務費と単価が公表されている資材の値上げ、それと消費税のアップが30%」、「見落としていた部分の追加工事が20%」、「単価が公表されていない特殊が資材の値上げが38%」、これを足して1.88倍と説明しています。


しかし、この説明にはおかしな点があります。
全体の予算を100万円とします。
で、例えば、労務費が全体の3割、単価が公表されてる資材が全体の3割、単価が公表されていない特殊な資材が全体の3割、税と利益が全体の1割だったとします。
この事例だと、全体の工事費が188万円になるうち、最後の特殊な資材30万円が、値上げ後には68万円になる必要があります。


普通こんな事はありません。また私同様、聴いてておかしいと感じた委員の質疑に対し、市側はなんらその根拠を示すことはありませんでした。
もし市の主張通りであれば、私が市側だったら、当初の見積書と現在の見積書を見てもらいます。でも、そんなことはなし。
以前、学校用の土地を購入する際に不動産鑑定書を確認したいといった議会側に対し見せられないといった案件を思い出します。
断続的に委員会は中断した後、厚生委員会での採決は2vs4での否決となりました。さて明日の本会議最終日、どうなることやら。