飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

【新型コロナウィルス おやっと思っても、病院に行く前に必ず電話してから!】

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新型コロナウィルス対策〜飯塚市


今日は、私の所属する市議会協働環境委員会が開かれました。議題はふたつ。
一つは、公共交通・お出かけ支援について。
もう一つは、健康づくりについて。

 

10時からの会議は、2時あたりまで「公共交通・お出かけ支援について」を行い、それ以降は「健康づくりについて」。
午後2時あたりからの「健康づくりについて」の会議の冒頭で、新型コロナウィルス対策はどうなっているのかを含め、数点お聞きしました。

 

いの一番に皆さんに知って頂きたいのは、もし、新型コロナウィルスを疑っても、病院に行く前に必ず電話して下さい!!ということ。

 

というのは、全ての医療機関で新型コロナウィルスの検査ができるわけでもありませんし、病院には、抵抗力が弱い病気の方が多くおられます。その中に、もし、感染したヒトが普通に混じってしまったら・・・ クルーズ船での感染者が10人を超えたように感染が広がることが容易に予想されますし、何よりクルーズ船より抵抗力の弱い病気の方が多い病院では重症な人も出てくることが予想されます。

 

なので、医療機関に行く前に、必ず連絡してから行かれて下さいね。

 

以下は、その点を含めて新型コロナウィルスに関してお聞きしたことです。

まず、市としての対応についてお聞きしました。
市としては、1月29日に新型コロナウィルス対策室を設置、翌30日に対策会議を行った。本部長は市長、対策室のトップは保健部門を持つ市民協働部長、現在においては、各種の準備をしながら、動向を注視しているところだそうです。

で、次にお聞きしたのは、その対応を知って頂くための行動はということ。
この点については、新型コロナウイルス感染症新型肺炎)についてと言うページをホームページにアップした他、SNSなどでお知らせしているという事でした。
市のホームページについてはコチラから。
 https://www.city.iizuka.lg.jp/hoken-c/coronavirus.html

 

また、SNSでは、フェイスブックツイッター・LINEの公式アカウントから、以下のようなメッセージが発信されています。

 

【新型コロナウィルス感染症新型肺炎)に注意しましょう!】
 新型コロナウィルスに関連した感染症が、中国だけでなく日本でも確認されています。咳エチケットやマスクの着用、手洗いなどを徹底し、ウィルスの感染を防ぎましょう。
中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について(令和2年1月28日版)」(厚生労働省HP)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09159.html
「新型コロナウィルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~」(首相官邸HP)
 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

 

 

次には、病院等の対応について。
実は、昨日、次のようなニュースが流れていました。

《新型ウイルス検査対象外で戸惑い》
【02月05日 15時53分 NHK
 新型コロナウイルスへの感染の可能性があるとして、京都市医療機関が市に患者の検体検査を依頼したところ、国が定める対象ではないとして、検査を断られるケースが出ていて、医療機関からは、戸惑いの声があがっています。
 京都市の診療所によりますと、3日、中国の江西省や上海に2週間余り滞在し、帰国した男性が39度の熱とのどの痛みなどを訴えて受診に訪れたということです。
 男性に肺炎の症状はみられませんでしたが、インフルエンザの症状とも異なっていたことなどから、医師は男性が新型コロナウイルスに感染している可能性があるとして京都市に検体検査の実施を相談したということです。
 これに対し、京都市からは男性は中国・湖北省への滞在歴などがなく、国が定めた基準では、検査対象にあたらないとして、対応を断られたということです。
 男性はその後熱は下がったもののせきなどの症状が出たため、自宅で療養してもらい、経過をみているということです。
 診療所の院長は、「自覚症状がない患者からもコロナウイルスは検出されており、湖北省と接点がないと検査しないことに疑問を感じる。医師が検査を必要だと判断したケースには柔軟に対応してほしいし、医療機関としても、現状ではどうすればいいか分からない」と戸惑いの声をあげています。
 検査対象の基準について、厚生労働省は、発熱やせきなどの症状があり、湖北省渡航歴があるか、症状のある湖北省に滞在した人と濃厚接触をした人などとし、4日、全国の自治体に通知しています。
 京都市健康安全課は、「検査には長い時間がかかり、国の基準以外にも検査対象を拡大してしまうと、際限がなくなり、より優先すべき疑わしい事例の検査に時間がかかるなど混乱してしまう。限られた機材と人材の中ではすべてに対応するのは難しい」とコメントしています。

 

 

で、このようなことは知っているかと聞いたら、よく知らないとのこと。
もし、飯塚市でも、心配な方が病院に行っても、検査されなかったら、病院も行かれた患者さん?も困りますよね。
病院側が困惑することがないように、あらかじめ対応がどうなるのか確認し、病院側へ伝えること、またそういったことが無いように、医療機関が検査の必要があると判断したケースについては、ちゃんと対応するように体制を変更すべきと国県へ伝えることを求めました。

また、市のホームページを見ると、
新型コロナウイルス感染症かな?」と思ったら
という欄に次のようにあります。

武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合や解熱剤などの薬剤を使用している場合には、検疫所で必ず申し出てください。また、国内で症状が現れた場合は、マスクを着用するなどし、あらかじめ医療機関に連絡の上速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。

これでは、武漢へ言ったことのある人だけが対象ですし、どこの医療機関に行ったら良いのかわかりません。また、「あらかじめ医療機関に連絡の上」とは書いてありますが、目立ちません!

 

これじゃあ、気になる人は普通に病院に行くのではないでしょうか。

 

ヒトからヒトへの感染が現実のものとなった現在、感染拡大を防ぐためには、医療機関に行く前に、「かならず!連絡してから行くように、それも医療機関が受診して下さい」と言われてから受診するように、ホームページでもはっきりと分かりやすく!書くように求めました。

 

気になる皆様も、病院に行こうとする前に、まず病院に電話して、これこれこんな感じですけど受診した方が良いかどうか確認してから行動下さい。

 

公共交通についてもたっぷり議論しましたが、それはまた後日。