4月27日に市長に対する新型コロナ対策に関する緊急申し入れを行っていましたが・・・
その申し入れは、「この状況の中、新型コロナがいつ終息するかも分からない。また、コロナの影響で税収も下がるだろうし、生活保護も増えるだろう。それに、台風や地震がくるかも知れない。いつ、お金が必要になるか分からないので、体育館や市場の建設も含めて、不要不急の事業は一旦中止として下さい」と言うもの。
名前を連ねたのは、福永隆一、松延隆俊、城丸秀高、吉松信之、小幡俊之、兼本芳雄、金子加代、そして私の8名の議員。下の写真は、代表して福永議員と私で、担当部長お二人に渡しているところ。
しかし、申し入れをして以降、今に至るまでなんら市側からの返答はなし。
そして、今日、臨時議会が招集され、体育館の建設工事の契約議案も提出されている様子。
下の写真は、その臨時議会の召集通知です。
いや、新聞にも入札結果が載っていましたし、知っていましたけどね。
まあ、飯塚市は、財政ばっちりなんだね。
コロナの影響のそんな心配することないんだね。
今年は、台風もお休みしてくれるし、地震も日本避けてくれるんだろう。
私たちの心配は余計な心配だったんだ。
念のため、金額を見てみよう。
建設工事 28億4570万0000円
電気設備工事 4億8214万9800円
給排水衛生設備工事 2億3266万1000円
足すと、35億円強!
結構な金額です。
おっと、これだけではすみません。
これに空調工事が加わります。
再度、申し入れ書をお読み下さい。
新型コロナウィルス対策の財源確保に関する緊急申し入れ書
市長ならびに市職員の皆様が新型コロナウイルス感染症対策に全力を挙げて取り組まれていることに敬意を表します。
4月7日の緊急事態宣言から3週間がたとうとしていますが、新型コロナウイルス感染症の拡大は日増しに厳しい状況となっており、飯塚市においても、3月24日の会社員とその妻、4月17日の学生、そして4月22日の会社員と4人の感染者が発生しています。
早期の回復をお祈りすると共に、これ以上の発生がないように願わずにはおられません。
他方で、新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響はすさまじく、2月以降、地域経済は本当に大きなダメージを受けています。
これに対応するための国の経済対策等もあるのですが、それだけでは厳しいことから、全国の自治体で、緊急経済対策を打ち出す動きが広がっており、飯塚市も、4月13日の記者会見で市長が「応援金を検討中」と発言されました。
その財源について、財政調整基金を中心に考えていると市長は発言されていましたが、令和2年度の当初予算資料によると財政調整基金の令和元年度末の残高見込みは約73億円、令和2年度末の残高見込みは48億円弱となっており、市の財政が厳しい状況であることは、市側も認めているところです。
この財政調整基金から、先日の市議会全員協議会で示された『新型コロナウイルス感染症 飯塚市緊急対策事業』の財源の捻出は可能でしょうが、令和2年度の当初予算は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮せずに編成されており、市議会全員協議会で必要に応じ検討すると言われた「緊急対策事業」の第2弾や、緊急事態宣言が長期化した場合に必要となるオンライン授業やテレワーク等の費用、今後大幅な減収が予想される税収、増えることが予想される生活保護、更にいつ起きるか分からない自然災害などを考えると、財源は多ければ多いほどよく、まさに十二分に確保しておく必要があると私どもは考えています。
よって、私どもは、新型コロナウイルス感染症対策の財源を十二分に確保しておくために、以下の3点について強く申し入れます。
記
1 全ての事業を洗い直し、不要不急の事業については、今回の新型コロナウイルス感染症が終息するまで、一旦中止とすること。
2 移転新築が予定されており、現在入札が進行中の新体育館の建設工事については、今回の新型コロナウイルス感染症が終息するまで、入札中止とすること。
3 移転新築が予定されており、現在着工目前となっている新卸売市場の建設工事については、今回の新型コロナウイルス感染症が終息するまで、一旦中止とすること。
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再度、皆さんに問いかけたい。
僕らの心配は、杞憂ですか???
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