飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

新型コロナウィルス対策に関する2つの提言。

今日は一般質問最終日。10時より私が出番でした。
今回の一般質問では、当初、災害対策と市場の移転の2問としていましたが、その中の災害対策について質問はやめ、新型コロナに関し2点だけ提言することとしました。
今日のブログはその紹介です。

まずその1点目。
【市の動きの見える化を!】
新型コロナウィルス対策について、市が何を検討しているか、何が検討されていないかがまったく見えません。先日のマスク配布など良いこともありますが、全体としてどうなるのかの情報が圧倒的に不足しています。
この状況を変えて欲しいということを述べました。

滋賀県湖南市では、谷畑市長が対策会議の動き等を詳細に情報発信されています。谷畑市長の情報発信は、今回の新型コロナウィルス対策だけではなく、日常から様々な事を情報発信されており、私にとって大きな情報源となっています。
谷畑市長以外にも先手先手で対応を考え、その様子を情報発信している自治体や首長が多くおられます。
このように積極的に情報公開することが市民の安心と混乱防止に繋がることから、早期の対応を求めました。
 
 
続いて2点め。
【学校の休校の早期終結】 
もう1つは、学校の休校を早期に終結することです。
昨日、ある方から次のようなことを聞きました。子どもが道路で弁当を食べていたそうです。
「こんなところで〜」とも思いながら、仕事してて、後でちょっと外に出たら、近くの家にその女の子の自転車があったそうです。
どうやら、そこの家の子どもと友達で、遊びに来てたらしいのです。仕事を休めない保護者の方が、とりあえず、お金だけ渡して何かコンビニで買って食べてってなったんでしょうね。
道路で食事って・・・ですよね。また、犯罪防止の点からも大いに気になります。

また、市内にはマスクを生産している会社がありますが、増産増産で大変な状況だと言う事です。他方で働き方改革もあり人手不足で大変なのに加え、今回の学校休校で子どものために休まなくてはならない方が出てきそうで大変と言われています。

実際、全国に先駆けて学校休校を呼びかけた北海道では、子どものために仕事を休まなくてはならない方が多く出たことから外来を休止した病院もあると言います。( 予約以外の外来診療見合わせ 休校で帯広厚生病院 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/397414

また、保育園でも同様に先生が子どものために休まなくてはならないので、子どもを連れて来ないでと言われたという保護者の方もおられます。
影響が多岐にわたるのは想像以上ですし、保護者はもちろん、休校の受け手となる学童関係者も大変ですし、給食関係者も大混乱でしょう。

飯塚市では、安倍首相の突然の要請を受け、なんとか市も協力すべきとして3月2日から学校休校を始めましたが、他方で、久留米市は3月9日からと一週遅れですし、休校をしない自治体もあります。
加えて昨日、栃木県茂木町が、予定していた3月10~24日の臨時休校を、町長と教育長の連名で「休業取りやめ」たそうです。
町長は政府の休校要請について「『子どもを守る』という目的は首相と同じ。ただ、町の事情を考えると学校が通常通り授業をしたほうが良いと判断した。手法が違うということ」と話したとのこと。

また3月2日の駒崎弘樹さんのブログ( https://www.komazaki.net/activity/2020/03/post10133/)によると、WHOの調査報告書の中に「子どもの感染例は少なく、症状も比較的軽いということで、19歳未満の感染者は全体の2.4%にとどまっていて、重症化する人はごくわずか」「子どもから大人に感染したと話す人はいなかった」とあるそうです。
駒崎さんは、その事を指摘した上で、新型コロナウィルス対策が上手く行っている台湾の方針を紹介しています。

台湾では、冬休みを延長して学校を休校していたのを変更し、2月20日に新基準を発表。
 それは、「教員か生徒1人の感染が確認されたら学級閉鎖とし、2人以上が感染したら休校」というものでした。
「全く感染児童がいないエリアで、新型コロナにかかりづらい子ども達を休校して家に押し込める意味は極めて薄い。よって実際に感染した児童 or 先生が出た時に、そのクラスや学校をピンポイントで閉じる、という大変リーズナブルなものだと思います。
 日本でも、可及的速やかにこの「台湾方式」に切り替えて、エビデンスに欠けた一斉休校を軌道修正させていくべきでしょう。
 非常時だしこれまで無かった事態なので、間違ったことをしてしまうこと自体は、仕方がないと思います。
 しかし、よりベターな選択肢が見つかった時に、勇気を持って方針転換することこそ、真のリーダーシップと言えるでしょう。」と結び、安倍首相に台湾方式への変更をと求めています。

この記事は、まるまる飯塚市にも当てはまるのではないでしょうか。
首相の要請を受け、新型コロナウィルスの封じ込めに協力すべく、早期に休校したことはやむを得なかったとも考えますが、開始して4日たち影響の大きさと得るものの小ささを示す情報が出てきています。
よりベターな選択肢が見つかった時に、勇気を持って方針転換する、飯塚市であって欲しいと思い、学校の休校を早期に終結し、台湾方式等への変更をして頂きたいと提案させて頂きました。

この部分を含む私の一般質問はコチラからどうぞ。
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この新型コロナウィルスに関連しての学校休校や仕事への影響などの情報を探しています。こんな事に困っている!こうして欲しい等の情報がありましたらお教え下さい。
頂いた情報は議会の議論に反映させたり行政に届けたりさせて頂きます。

 

飯塚市新型コロナ対策 妊婦さんにマスクを配布します&市内トレーニング室が閉鎖へ。

今日のブログは今日付のえぐマガです。今日のえぐマガでは、新型コロナウィルス対策関連のニュースをお届けしています。
このえぐマガは、名刺交換した方やご希望の方などにお送りしています。お名前などなくてもお送りしてますので、ご希望の方は、お気軽に「メルマガ希望」とのメールを江口宛(info@eguchi-tohru.com)お送り下さい。

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「えぐマガ」vol.451  2020年3月4日号

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こんにちは。飯塚市議会の江口徹です。

市議会では3月議会の最中ですが、ご多分に漏れず新型コロナウィルス対策に振り回されています。
ニュースやワイドショーを見てもこの話題ばかり。うんざりもしますが、県内でも福岡市・北九州市で感染者が出ていることから、しっかりと向かわなくてはなりません。
さて、今日はその新型コロナウィルスに対する飯塚市の対応の速報と、議会の対応をお届けします。
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妊婦さんにマスクを配ります!そして市内トレーニング室が利用休止に。

本日付の報道発表資料が各議員にも配布されました。その内容は以下の通りです。
令和2年3月4日発表分  新型コロナウイルス感染症対策について

1. 市内トレーニング室の利用休止について
 ① 休止期間 3月5日(木)~3月16日 (月)
 ② 対象施設
  ・飯塚第1体育館
  ・健康の森公園多目的施設
  ・健幸プラザ
  ・穂波福祉総合センター
  ・庄内保健福祉総合センター ハーモニー
  ・筑穂保健福祉総合センター
   ※施設内のトレーニング室のみ利用休止します。

2. マスクの配布について
 ① 対象者
  市内の妊娠中の人
   *市内に里帰りしている妊婦も対象(里帰り先の住所を伺います。)
 ② 配布枚数
   3枚入り1箱
  *繰り返し使えるマスクで、1箱で約1か月使用可能
 ③ 配布期間
  令和2年3月5日(木)から配布開始 月曜日~金曜日(土日祝日を除く)8時30分~17時15分
  *配布終了時期については国内の感染状況に応じて判断します。
 ④ 配布場所
  飯塚市役所 1F 医療保険課(新立岩5番5号)
  穂波支所健幸・スポーツ課保健センター係(忠隈523番地)
  筑穂支所市民窓口課(長尾1242番地1)
  庄内支所市民窓口課(綱分802番地7)
  頴田支所市民窓口課(鹿毛馬2333番地4)
 ⑤ 持ってくるもの
  母子(親子) 健康手帳
 ⑥ その他
  ・母子(親子)健康手帳があれば、代理の受け取りも可能
  ・配布は一人につき1回
  ・配布したことを把握するために母子(親子) 健康手帳に配布シールを貼 ります。
 ⑦ お問合せ先
  健幸・スポーツ課保健センター係 0948-24-4002


今日発表の妊婦さんへのマスクの配布、限りある資源中でも少しでも市民に安心していただきたいとしての対応であり、大きく評価したいと思います。妊婦さんでマスクがなくって心配な方、明日以降、母子手帳を持って本庁若しくは支所へおいで下さい。

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議会日程変更

新型コロナウィルス対策で議会日程が変更になっています。
また、議場の入口にはアルコールの消毒液が置かれ、また事務局ではマスクを配布し、議場内・委員会室でもマスク着用を認めています。
また、傍聴の方々についても必要に応じマスクの配布の他、別室でのモニターでの傍聴も用意しています。議場・委員会室での傍聴も可能ではありますが、このような状況であるので自粛して下さいと掲示しています。議場などで傍聴される場合はできるだけ隣の方との距離を開けるなどしていただければと思います。

本日以降の議会日程(変更後)は以下の通りです。

日程
3月 4日(水) 本会議(一般質問)
3月 5日(木) 本会議(一般質問、議案質疑・委員会付託)
3月 6日(金) 経済建設委員会・福祉文教委員会
3月 9日(月) 総務委員会・協働環境委員会
3月11日(水) 予算特別委員会
3月12日(木) 予算特別委員会
3月13日(金) 予算特別委員会
3月17日(火) 本会議最終日(各委員長報告・質疑討論採決、諸報告等)

具体的には、予備日であった3月12日に予算特別委、同じく17日に本会議最終日を行うこととし、議会日程を2日短縮します。
私の出番が明日、3月5日(木)10時より。特に市場の移転についてしっかり問いかけることとしています。ネット中継&リアル傍聴よろしくお願いします。

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安倍総理の突然の休校要請で全国の自治体は大わらわ。飯塚も今週月曜3月2日から3月24日までの休校となっています。賛否両論ある今回の休校、ファクトベースで判断し、早期の収束となるよう祈るばかりです。

3月議会始まりました!

今日から令和2年度第1回定例会(通称3月議会)が始まりました!
3月19日までの約1ヶ月間で、施政方針に対する代表質問や、一般質問、令和2年度当初予算をはじめとする各議案に関する委員会審査を経て、19日の最終日には本会議で各委員会の委員長報告・質疑・討論・採決などが行われます。
今回の議会へ提案される議案等は、令和元年度補正予算議案4件、令和2年度当初予算議案16件、条例議案15件、人事議案5件、その他の議案11件、報告5件です。
令和2年度の全会計の予算総額は、約1300億円!
巨額に上る来年度予算はどうなのか。飯塚市はどう変わろうとしているのか。
ぜひ、議会へその議論を見に来られてください。

来週月曜から始まる代表質問・一般質問を含め、本会議や委員会は、10時開会。
本会議場には、通常の傍聴席の他、小さいお子様を連れてこられても安心の親子席(コスモスコモンにあるような防音の部屋)もあります。

ネット中継も良いですが、全体が見渡せる臨場感は、実際の議場だけでしか感じられません。
市長始め執行部の方、また私たち議員がどのような表情で臨んでいるのか、質問によっても大きく変わります。
ぜひ、その様子を実際の議場、委員会室でご覧になりませんか。

日程は以下の通りです。

日程
2月25日(火) 本会議(不祥事に関する報告、行政報告、委員会中間報告・懲罰委委員長報告、施政方針演説、予算特別委設置等)
3月 2日(月) 本会議(代表質問)
3月 3日(火) 本会議(一般質問)
3月 4日(水) 本会議(一般質問)
3月 5日(木) 本会議(一般質問、議案質疑・委員会付託)
3月 6日(金) 経済建設委員会・福祉文教委員会
3月 9日(月) 総務委員会・協働環境委員会
3月11日(水) 予算特別委員会
3月13日(金) 予算特別委員会
3月16日(月) 予算特別委員会
3月19日(木) 本会議最終日(各委員長報告・質疑討論採決、諸報告等)

また、代表質問・一般質問の順番ならびに一般質問の質問事項については以下の通りです。

【代表質問質問順】
3月2日(月)
1)公明党   守光博正
2)国民民主党 佐藤清和
3)いつか会  永末雄大

【一般質問質問順及び質問事項】
3月3日(火)
 1)吉松信之
  1 防災について
 2)道祖満
  1 産業用太陽光発電の稼働状況について
  2 ふくおか県央環境広域施設組合に関連して
 3)吉田健一
  1 交通対策について
  2 生活環境問題について
  3 浸水対策の進捗状況について
 4)兼本芳雄
  1 食品ロス削減について
  2 フードバンク団体との連携について
 5)深町善文
  1 ギャンブル依存症について

3月4日(水)
 6)光根正宣
  1 防災・減災について
 7)金子加代
  1 きめこまやかな母子保健計画について
  2 メガソーラー乱開発による白旗山周辺の安全対策について
 8)川上直喜
  1 片峯市長の施政方針について
  2 白旗山メガソーラー乱開発について
 9)奥山亮一
  1 マイナンバーカードの登録について
  2 新生児聴覚検査について
 10)土居幸則
  1 骨髄バンク事業について
  
3月5日(木)
 11)江口徹
  1 災害対策について
  2 市場の移転について
 12)田中裕二
  1 定住人口増加策について

私は、3月5日10時から一般質問を行います。
今回は、災害対策についてと卸売市場の移転についての2題。
お時間許せば議場へ!

代表質問の質問事項一覧はコチラから

 → https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/documents/20200221daihyousitumon-01.pdf
一般質問の質問事項一覧はコチラから
 → https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/documents/20200221ippannsitumon-01.pdf
また、ネット中継はコチラからどうぞ♪
 → https://www.youtube.com/channel/UCImEooMJx19ogKr5TsEkocw

【新型コロナウィルス おやっと思っても、病院に行く前に必ず電話してから!】

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新型コロナウィルス対策〜飯塚市


今日は、私の所属する市議会協働環境委員会が開かれました。議題はふたつ。
一つは、公共交通・お出かけ支援について。
もう一つは、健康づくりについて。

 

10時からの会議は、2時あたりまで「公共交通・お出かけ支援について」を行い、それ以降は「健康づくりについて」。
午後2時あたりからの「健康づくりについて」の会議の冒頭で、新型コロナウィルス対策はどうなっているのかを含め、数点お聞きしました。

 

いの一番に皆さんに知って頂きたいのは、もし、新型コロナウィルスを疑っても、病院に行く前に必ず電話して下さい!!ということ。

 

というのは、全ての医療機関で新型コロナウィルスの検査ができるわけでもありませんし、病院には、抵抗力が弱い病気の方が多くおられます。その中に、もし、感染したヒトが普通に混じってしまったら・・・ クルーズ船での感染者が10人を超えたように感染が広がることが容易に予想されますし、何よりクルーズ船より抵抗力の弱い病気の方が多い病院では重症な人も出てくることが予想されます。

 

なので、医療機関に行く前に、必ず連絡してから行かれて下さいね。

 

以下は、その点を含めて新型コロナウィルスに関してお聞きしたことです。

まず、市としての対応についてお聞きしました。
市としては、1月29日に新型コロナウィルス対策室を設置、翌30日に対策会議を行った。本部長は市長、対策室のトップは保健部門を持つ市民協働部長、現在においては、各種の準備をしながら、動向を注視しているところだそうです。

で、次にお聞きしたのは、その対応を知って頂くための行動はということ。
この点については、新型コロナウイルス感染症新型肺炎)についてと言うページをホームページにアップした他、SNSなどでお知らせしているという事でした。
市のホームページについてはコチラから。
 https://www.city.iizuka.lg.jp/hoken-c/coronavirus.html

 

また、SNSでは、フェイスブックツイッター・LINEの公式アカウントから、以下のようなメッセージが発信されています。

 

【新型コロナウィルス感染症新型肺炎)に注意しましょう!】
 新型コロナウィルスに関連した感染症が、中国だけでなく日本でも確認されています。咳エチケットやマスクの着用、手洗いなどを徹底し、ウィルスの感染を防ぎましょう。
中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について(令和2年1月28日版)」(厚生労働省HP)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09159.html
「新型コロナウィルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~」(首相官邸HP)
 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

 

 

次には、病院等の対応について。
実は、昨日、次のようなニュースが流れていました。

《新型ウイルス検査対象外で戸惑い》
【02月05日 15時53分 NHK
 新型コロナウイルスへの感染の可能性があるとして、京都市医療機関が市に患者の検体検査を依頼したところ、国が定める対象ではないとして、検査を断られるケースが出ていて、医療機関からは、戸惑いの声があがっています。
 京都市の診療所によりますと、3日、中国の江西省や上海に2週間余り滞在し、帰国した男性が39度の熱とのどの痛みなどを訴えて受診に訪れたということです。
 男性に肺炎の症状はみられませんでしたが、インフルエンザの症状とも異なっていたことなどから、医師は男性が新型コロナウイルスに感染している可能性があるとして京都市に検体検査の実施を相談したということです。
 これに対し、京都市からは男性は中国・湖北省への滞在歴などがなく、国が定めた基準では、検査対象にあたらないとして、対応を断られたということです。
 男性はその後熱は下がったもののせきなどの症状が出たため、自宅で療養してもらい、経過をみているということです。
 診療所の院長は、「自覚症状がない患者からもコロナウイルスは検出されており、湖北省と接点がないと検査しないことに疑問を感じる。医師が検査を必要だと判断したケースには柔軟に対応してほしいし、医療機関としても、現状ではどうすればいいか分からない」と戸惑いの声をあげています。
 検査対象の基準について、厚生労働省は、発熱やせきなどの症状があり、湖北省渡航歴があるか、症状のある湖北省に滞在した人と濃厚接触をした人などとし、4日、全国の自治体に通知しています。
 京都市健康安全課は、「検査には長い時間がかかり、国の基準以外にも検査対象を拡大してしまうと、際限がなくなり、より優先すべき疑わしい事例の検査に時間がかかるなど混乱してしまう。限られた機材と人材の中ではすべてに対応するのは難しい」とコメントしています。

 

 

で、このようなことは知っているかと聞いたら、よく知らないとのこと。
もし、飯塚市でも、心配な方が病院に行っても、検査されなかったら、病院も行かれた患者さん?も困りますよね。
病院側が困惑することがないように、あらかじめ対応がどうなるのか確認し、病院側へ伝えること、またそういったことが無いように、医療機関が検査の必要があると判断したケースについては、ちゃんと対応するように体制を変更すべきと国県へ伝えることを求めました。

また、市のホームページを見ると、
新型コロナウイルス感染症かな?」と思ったら
という欄に次のようにあります。

武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合や解熱剤などの薬剤を使用している場合には、検疫所で必ず申し出てください。また、国内で症状が現れた場合は、マスクを着用するなどし、あらかじめ医療機関に連絡の上速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。

これでは、武漢へ言ったことのある人だけが対象ですし、どこの医療機関に行ったら良いのかわかりません。また、「あらかじめ医療機関に連絡の上」とは書いてありますが、目立ちません!

 

これじゃあ、気になる人は普通に病院に行くのではないでしょうか。

 

ヒトからヒトへの感染が現実のものとなった現在、感染拡大を防ぐためには、医療機関に行く前に、「かならず!連絡してから行くように、それも医療機関が受診して下さい」と言われてから受診するように、ホームページでもはっきりと分かりやすく!書くように求めました。

 

気になる皆様も、病院に行こうとする前に、まず病院に電話して、これこれこんな感じですけど受診した方が良いかどうか確認してから行動下さい。

 

公共交通についてもたっぷり議論しましたが、それはまた後日。

平成30年度の飯塚市の児童虐待相談件数は1,149件。前年度と比べ8割増で過去最多

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令和元年度 児童虐待に関する報告書 〜飯塚市

令和元年度児童虐待に関する報告書が、アップされています。 
これは、飯塚市の子どもをみんなで守る条例第28条の規定に基づき、飯塚市における児童虐待の発生状況、通告の状況、児童虐待に係る市の施策の実施状況等について年度毎に取りまとめ、市議会へ報告するとともに、公表するものです。

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平成30年度の児童虐待相談件数は1,149件(50世帯)で、前年度の631件(35世帯)と比べ518件(15世帯)82.1%(42.9%)増加し、過去最多となりました。
虐待相談の経路は、学校が14世帯で最も多く、全体の28.0%を占めています。また、虐待の種別は身体的虐待が22世帯で最も多く、全体の44.0%を占めています。

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これは、報告書の一部。これから毎年まとめて報告公表されます。これも条例制定の目的の一つです。
この年次報告が児童虐待防止の取り組みと共にしっかり詳しくなっていくことを期待しています。まずは第一歩ですね。

ちなみに制度化の際に参考にしたのは、佐倉市の同じような冊子「児童虐待防止活動のまとめ」下のURLは29年度のまとめです。コチラも参考になれば幸いです。
http://www.city.sakura.lg.jp/…/co…/0000004/4627/29matome.pdf

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平成29年度佐倉市児童虐待防止のまとめ

 

締切間近! 飯塚市子ども・子育て支援事業計画(原案)市民意見を募集中!

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飯塚市では、「第2期飯塚市子ども・子育て支援事業計画」の原案を取りまとめました。
これは、令和2年4月から5年間にわたって、飯塚市の0歳から18歳までの子どもやすべての子育て家庭を支援することができるよう、待機児童解消や学童保育児童虐待の防止、障がい児などの支援、幼児教育・保育の質の向上に対する取り組みなど飯塚市で実施している子育て支援に関する様々な事業を掲載している計画で、今年度の子ども子育て会議で検討されてきたモノです。
 
そして、現在、この原案についての市民意見が募集になっています。
ボリュームたっぷりで読むのも大変ですが、この計画がこれから5年の子ども達の環境を大きく左右します!
 
たとえば、待機児童が解消されるかどうかもこの計画次第かもしれません。
ぜひぜひ!子育て中の方や、保育園・こども園・幼稚園で働いている方々をはじめとする教育・保育関係者だけでなく、広く市民の皆様にこうなったらいいなという意見を市に届けて頂きたいと思います。
 
意見書の様式には、氏名や連絡先を書く欄がありますが、匿名でもOKとのこと。
また、計画のどこに対する意見なのかできるだけ書いてくださいと書式にはありますが、そもそも計画にないこともあります!でも、計画にないことでも、こんなことはきちんとすべき!ということがありましたら、それもOK!
どこの町ではこんなことしてるんだよね。飯塚でもやってください!って書き方でもよいかと思います。
遠慮せずに子どもとまちの未来のために、あなたの創造力と思いのたけをぶつけて下さい!
 
 
【保育園・幼稚園で働いている皆様、そして教育・保育の関係者の皆様へ】
新しい計画でも、保育士確保対策については、現状のままのようです。その理由となる市の現在の施策の評価では、この保育士確保対策は評価Aとなっています。他方では、保育士不足によって定員まで受入出来ていない保育園も複数あるのが、市議会福祉文教委員会の資料(3ページ)でも分かっています。他市で実施中の事業等(家賃補助・賃金補助・研修支援等)について、必要と思われましたら、ぜひ、現場のご意見として、市へお届け下さい。
 
また、以前に意見書や要望書として、市へ出している書類であっても、計画を策定する子ども子育て会議では検討されていないことが多々あるようです。実際に、私たち市議会での議論についても検討されていない点があります。お手数ですが、改めてご意見として出していただいたほうがよいかと思います。意見書の意見の欄に別紙のとおりとして、以前出された要望書等を添付の上、提出して頂ければと思います。よろしくお願いします。
 
 
【募集締切】1月 17日(金曜日)17時15分(郵送の場合は当日必着)
 
【計画の閲覧場所】
市のホームページにもアップされていますが、ファイルが複数に分かれています。したのファイルはそれらを一つのファイルにまとめたモノです。参考になれば幸いです。
その他、飯塚市役所子育て支援課(本庁舎1階)、各支所市民窓口課、街なか子育てひろば、各子育て支援センター、各地区交流センター、 各市立図書館、サン・アビリティーズいいづかでも閲覧できます。
 
 
【意見の提出方法】
 「子ども・子育て支援事業計画(原案)」をご覧いただき、計画についてのご意見を意見書(様式1)に記入のうえ、次の提出先まで提出してください。
※意見書(様式1)コチラからダウンロードできます。
 
【意見の提出先】
● 閲覧場所:備え付けの箱に投函
● 郵送:〒820-8501 飯塚市新立岩 5 番 5 号 飯塚市役所子育て支援課 
● 電子メール:kosodate@city.iizuka.lg.jp
● FAX:0948-21-9508

【意見提出にあたっての注意点】
 電話や来庁による口頭での申し出は受付けしません。 
 提出書類等は返却いたしませんので、あらかじめご了承ください。なお、個人情報については、市個人情報保護条例に基づき適正に管理します。 *お寄せいただいたご意見については、個別に回答はいたしませんが、計画に対する貴重なご意見として、参考にさせていただきます。また、個人情報に留意し、ホームページに一部掲載させていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 個人・団体を誹謗中傷するような内容などはご遠慮ください。
◆お問い合わせ先◆
飯塚市役所 福祉部子育て支援課(TEL 0948-22-5500 内線1114 FAX 0948-21-9508)
 
以上は、

市のホームページを参考に書いています。詳細は上のリンクをご覧下さい。また、子ども子育て会議の記録等については、

、もしくはコチラの市のページをご覧下さい。

私のページの方が会議録は充実しているかもです(笑)
 
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この計画を審議してきた子ども子育て会議をほとんど傍聴してきました。しかし・・・。議論が深まっていません。
ある日の会議の中で、ある委員が、「この計画で保育士確保は大丈夫でしょうか」と、保育園やこども園の代表の委員へお聞きしました。そのお答えは「難しいですね」・・・そこから、だったらどうしましょうかと話が広がるかと一瞬期待したのですが・・・。
飯塚市は令和4年度には待機児童は解消すると言いますが、このままでは、それは危ういのではないかと危惧しています。
飯塚には、近畿大学九州短期大学という保育士・幼稚園教諭の養成校がありますが、そこの卒業生、先生方が安心して、飯塚で働いたら良いよと学生さんに言える環境を用意してあげたいものです。
 
それを考えるのも、今回の計画。学生さんも遠慮なくご意見をお寄せ下さい! 重ねてお知らせしますが匿名でもOKですよ〜!!

「えぐマガ」vol.447  2019年12月24日号

またまた、メールマガジンの紹介です。

 

飯塚のこと、政治のことを少しでも知って頂ければとの思いで書いているえぐマガ。
配信希望の方、次のリンクから江口宛にあなたのメールアドレス をお教え下さい。
次号より配信させていただきます。
 

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議案第177号 契約の締結(飯塚市新卸売市場整備工事)の採決の様子。

 

委員長報告・質疑討論採決の様子のYouTubeは、こちらからどうぞ。

 

 
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「えぐマガ」vol.443  2019年12月4日号

 

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こんにちは、飯塚市議会の江口徹です。
名刺交換させて頂いた方やご希望頂いた方などに不定期ですが、えぐち徹のメールマガジン「えぐマガ」をお届けさせて頂いています。
 
飯塚市議会は、先週金曜日が12月議会の最終日でした。全ての議事を終え、閉会したのは午後10時あたり。
本当にいろんなことがあった12月議会でした。
今日のえぐマガは、12月議会最終日の中から市場の関することだけをお届けします。それではどうぞ!
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卸売市場、賛成多数で可決! 私の頭の中には?がいっぱい!
 
先のえぐマガでもお伝えしていた飯塚市新地方卸売市場整備工事を、約31億6千万円で、株式会社サンコービルド筑豊支店と契約する議案【議案第177号 契約の締結(飯塚市新地方卸売市場整備工事)】ですが、賛成多数(21vs6)で可決されました。
 
反対したのは、私江口徹、福永隆一、兼本芳雄、田中博文、金子加代、川上直喜の6名。
賛成したのは、坂平末雄、平山悟、瀬戸光、道祖満、佐藤清和、田中武春、田中裕二、守光博正、光根正宣、奥山亮一、秀村長利、永末雄大、深町善文、吉田健一鯉川信二、城丸秀髙、松延隆俊、吉松信之、古本俊克、小幡俊之、土居幸則の21名です。
 
委員長報告に対し、私は次のような質疑をしています。
 
Q1 仮契約の相手方である株式会社サンコービルド筑豊支店よりも、次点であった大和ハウス工業株式会社福岡支店の提案金額の方が安価なことがわかった。「 飯塚市新地方卸売市場整備事業者選定に関する報告書」では、価格の配点が175点に対し、サンコービルドは112.14点、大和ハウス工業は140.00点と大きく差がついている。
サンコービルドの提案は、契約金額である約31億5千万円なんだろうけど、大和ハウス工業の提案金額はいくらだったか委員会で確認したのか。確認してたらいくらか、お答え下さい。
A1 そのような質疑はあっていません。
 
Q2 提案金額で112.14点と140点と大きな差があるが、この点数差を埋めるだけの理由があるか確認したのか、お答え下さい。
A2 あっていません。
 
Q3 総務委員会の審査の中では、事業計画書の提出を受け、きちんと業者さんが入ってスタートができる環境が整うことを確認をしていただきたい。つくったはいいけれど業者さんが入らなかったということはないように、もしくは入ったんだけれど早期に撤退してしまったということがないように、十分に先方の意思確認をしていただきたいと述べていました。まず、以前より求めており、市も6月議会の予算増額の審議の際に早期に提出するとしていた収支計画を含む事業計画書は提出されたのか、お答え下さい。
A3 提出されていません。
 
Q4 業者が入らなかったという事がないように、また入ったとしても早期に撤退してしまったということがないように、市場関係者の意思確認をして頂きたいとのべていましたが、その意思確認はどのようにされたのか、それともされなかったのか、お答え下さい。
A4 意志確認はされていません。

Q5 委員会審議の中で、青果の卸売会社であるファーマインド新筑豊青果株式会社より、要請書が提出されています。この要請書では、今までの経過を紹介した上で、「しかしながら、卸売市場を取り巻く事業環境は、移転計画が始まった2017年当時の予測を遥かに超え、急速に厳しさを増す事態となっております。」として、いくつかの環境の変化を述べた上で、「このような急激な環境変化に直面する中で、今の市場機能の延長線上だけで想定してきた現行の基本設計では、確実に淘汰され、多額の市税を投入した市場設備そのものが、負の遺産になることは容易に想像いただけるものと思います。」と書かれています。
この「今の市場機能の延長線上だけで想定してきた現行の基本設計では、確実に淘汰され、多額の市税を投入した市場設備そのものが、負の遺産になることは容易に想像いただけるものと思います。」という点について、これはどのようなことなのか、市側の考えや、市場側の考えを確認する質疑はあったのか、お答え下さい。
A5 そのような質疑はあっていません。

Q6 要請書では、現行の基本設計では多額の市税を投入した市場設備そのものが負の遺産になることが容易に想像頂けるものと思いますと、現行の基本設計にだめ出しをした上で、会社としての打開策として4点を示されました。
その上で、「係る状況の下、現計画案で実施設計が進み、結果として今後の市場運営ができないと判断した暁には、弊社と致しましては移転市場への入場が困難となります。」と述べられています。
この部分に関して、これはどのようなことなのか、市側の考えや、市場側の考えを確認する質疑はあったのか、お答え下さい。
A7 そのような質疑はあっていません。
 

以上のような質疑の後、採決となりました。 
私は以下のような反対討論をしています。
 
***以下、討論原稿***
私は、議案第177号契約の締結(飯塚市新地方卸売市場整備工事) に反対の立場から討論をいたします。

 今回の契約の締結により、卸売市場の移転事業は、引き返せなくなるところまで来てしまいます。
しかし、先ほどの委員長報告と質疑にあったように、審査要望した1点目の「選定過程が妥当であったか確認して頂きたい」と言う点に関し、今回の議案の相手方である株式会社サンコービルド筑豊支店よりも、安価であった大和ハウス工業株式会社福岡支店の提案金額がいくらであったのかは確認されず、この金額差を埋めるだけの理由があるか確認する質疑もあっておりません。

 次に、もう一点審査要望していました「事業計画書の提出を受け、きちんと業者さんが入ってスタートができる環境が整うことを確認をしていただきたい。何より40年というふうな長期にわたって使っていただくことを前提としての使用料算定とお聞きしております。つくったはいいけれど業者さんが入らなかったということはないように、もしくは入ったんだけれど早期に撤退してしまったということがないようにしていただかなくてはなりませんので、その点について十分な先方の意思確認をしていただきたい」という点についても、収支計画を含む事業計画書は提出されておらず、市場関係者の意思確認もなされておりません。
 
 さらに、市場関係者の中でも、大きなウェイトを占める青果の卸売会社であるファーマインド新筑豊青果株式会社より、要請書が提出されており、その中には、「今の市場機能の延長線上だけで想定してきた現行の基本設計では、確実に淘汰され、多額の市税を投入した市場設備そのものが、負の遺産になることは容易に想像いただけるものと思います。」という現行の基本設計へのだめ出しや、「係る状況の下、現計画案で実施設計が進み、結果として今後の市場運営ができないと判断した暁には、弊社と致しましては移転市場への入場が困難となります。」という記述、この部分は、まさに業者が入らないかもしれないという点の表れだと私は読み取っていますが、このような卸売会社からの極めて厳しい要請書があるのに関わらず、この部分に関する質疑もあっておりません。

 6月議会での予算増額に対する反対討論でも申しましたが、「事業計画のない融資申し込みは断る」金融業界では当たり前であります。

さらに、卸売会社からは警鐘が鳴らされています。環境が大きく変わったんだ、このままではムリだ。このまま進むなら私たちは移転しないかもしれないと言われているのです。
 このまま、市場の建物を造っても、肝心の卸売会社がいなければ、市場は成り立ちません。ここは、一旦、立ち止まるべきです。
そして、改めて、大きく変わった環境の中で、どうすべきか、知恵を結集すべきではないでしょうか。

 私は心配のしすぎなのでしょうか。
 「ここまでやってきたのにいまさら」ではなく、「まだ立ち止まって考える機会があるのだから」と考えて頂きたい。そのことを申し述べ、私の反対討論といたします。
 
 
う〜ん、みんなに分かりやすく伝えたつもりなんですが・・・
分かりにくかったのでしょうか。それとも・・・
 
まあ、これも、飯塚市民の選んだ市長、そして議員の決断です。
 
墓標ができるかもしれないという私たちの心配が杞憂になれば良いのですが、さてどうなるやら。
 
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最終日には、この市場の議案だけでなく、議会基本条例も提案されました。
こちらについては、また別の機会に紹介したいと思います♪