飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

12月議会開会中! 明日から一般質問始まります!

飯塚市議会では、先週火曜日11月30日に第6回定例会、通称12月議会が開会。
17日までの日程で論戦などが繰り広げられます。
明日から10日までは一般質問、以下の議員が登場します。
ぜひ、ネット中継、リアル傍聴で論戦をお楽しみ下さい!
 
質問者・質問事項
12月7日(火)10時から
1 吉松信之
 1 災害時の停電について
2 守光博正
 1 がん検診及び対策等について
 2 コロナ対策等について
3 田中武春
 1 筑前茜染について
 2 人権行政について
4 永末雄大
 1 ブロックチェーンによる地域経済の活性化について

12月8日(水)10時から
5 兼本芳雄
 1 いいづかPayの今後の活用について
 2 イクボスが企業に与える効果について
6 奥山亮一
 1 行政手続における押印廃止の状況について
 2 市道の維持管理等について
7 光根正宣
 1 災害対策について
8 鯉川信二
 1 市内大学の施設老朽化対策について

12月9日(木)10時から
9 川上直喜
 1 小中学校の通学路の安全対策について
 2 地域公共交通の確保と充実について
 3 白旗山メガソーラー乱開発について
10 金子加代
 1 ワンストップ窓口について
 2 市役所職員の働き方について
 3 白旗山メガソーラーについて
11 江口徹
 1 オートレースについて
12 道祖満
 1 「地域とともにある学校」について

12月10日(金)10時から
13 土居幸則
 1 交流センター整備計画及びまちづくり協議会の方向性について
 2 生涯学習の振興と放課後児童クラブの在り方について
 3 コロナ禍における急患センターの運営について
14 田中裕二
 1 HPVワクチン予防接種について
 2 発達障がい児支援について
 
質問事項の詳細はコチラからどうぞ → 

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/documents/r3-6situmonjun.pdf

 
 
今回の一般質問でも、しつこく?オートレースのメインスタンド問題を取り上げます。これで3回目ですが、どうにも36億円の計画が納得いかないんです。
月初めに配られた市報の中にも9月議会での一般質問の様子を書きましたが、20年以上、市にお金を入れていないのに、これから20年お金を入れないなんて・・・
何のためのレースなのか!と本末転倒って言葉が浮かんできます。
決めてたから・・・ではなく、今、それが正しいと思うかで考えることができる行政であって欲しいと思います。
ぜひ、一般質問をご覧下さい。そして、ご意見を頂ければ幸いです。

飯塚市の公共交通、大きく変わります。買い物ワゴンはエリアワゴンとなり100円に! 地域説明会も開催中です!

今日の飯塚市議会、10時から協働環境委員会が行われています。

地域公共交通について審議された他、第2次飯塚市男女共同参画後期プラン(素案)・新型コロナワクチン接種の進捗状況・工事請負契約についての報告が予定されています。

 

さきほど、地域公共交通についての審議が終わりましたので、まずは速報としてお届けしますね。

 

地域公共交通の審議では、来年度からの地域公共交通の再編案が示されました。
まずは、こちらをご覧下さい。

 

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公共交通再編方針

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再編方針2

大きくまとめて言うと、コミュニティバスと予約乗合タクシー、そして買い物ワゴン(試行)が走っていますが、それを、コミュニティバスと予約乗合タクシー、エリアワゴンにしたいとのこと。

 

まず、コミュニティバスについては、現行5路線だったのが2路線へ再編されます。

完全にやめる路線は、頴田・飯塚線と庄内・飯塚線の2路線。

筑穂・飯塚線と高田・筑穂線は、筑穂・高田線に再編となります。
この理由は民間バス路線(西鉄バスですね)と競合していた路線の運行はやめようということですね。競合していると、収益が悪化して西鉄バスが撤退することが予想されるからです。
その区間は、西鉄バスを利用して頂きたいということですね。どこがダブっていたのかについては、以下の資料をご覧下さい。

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重複分

また、今年度まで運行している買い物ワゴンをエリアワゴンとして本格導入する方針です。これにあわせ、筑穂地区を除き土曜日だけだった運行を複数回に拡大しています。

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運行イメージ

 

気になる利用料金・運行時間帯・利用方法などは、コミュニティバス、予約乗合タクシーはそのまま。しかし、エリアワゴンについては、再編方針2の写真にあったように1回100円となります。これは買い物ワゴンが無料だったことを考えると、負担増となりますね。

 

全体として、かかる経費は現在の1億4千万円とほぼ変わらないと考えているとのことです。

 

この公共交通の再編については今、各地区で説明会が行われています。

まだ、実施されていない地域の方、説明会に行ってみませんか♪

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r3nendo/documents/20211111_tokubetsufutaku01-3_kyodokankyo.pdf

 

 

説明会チラシ以外の提出された資料についてはこちらをご覧下さい。

案件1-1_コミュニティ交通体系再編について(全5ページ)

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r3nendo/documents/20211111_tokubetsufutaku01-1_kyodokankyo.pdf

案件1-2_路線図

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r3nendo/documents/20211111_tokubetsufutaku01-2_kyodokankyo.pdf

 

案件1-4_前回要求分

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r3nendo/documents/20211111_tokubetsufutaku01-4_kyodokankyo.pdf

 

 

 

 

元野木書店Presents 「がっこう」と「きまり」の距離感について:『こども六法の使い方』の著者と考える、これからのルール教育のあり方 に行ってきました♪

今日は元野木書店であったこれ、 「がっこう」と「きまり」の距離感について:『こども六法の使い方』の著者と考える、これからのルール教育のあり方に行ってきました。

 

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「がっこう」と「きまり」の距離感について:『こども六法の使い方』の著者と考える、これからのルール教育のあり方

 

講師は、ベストセラーの『こども六法』、そして『こども六法の使い方』を書かれた山崎聡一郎さん。去年もここ元野木書店で、こども六法とこども六法すごろくに関するイベントがあり、2年連続での開催です。

 

仕掛けたのは、前回同様、Teach For Japan から飯塚市に派遣されている遠藤先生。山崎さんと遠藤先生、そして元野木書店の元野木正比古さんは慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)の卒業生というご縁だそうです。

www.sfc.keio.ac.jp

 

そして、今日のイベントは、山崎さんがひとしきりお話しされた後は、教育の現場にたたれている高校の先生と中学の先生のお二人を交えてのトークセッションへ。

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トークセッション

学校あるあるも飛び交う中、人権という切り口が色んな場面で活かされるべきだと改めて感じる一日でした。

 

仕掛けた遠藤先生は、飯塚市内の中学の生徒会のみんなに山崎さんのお話を聞かせたいとのこと。それ大賛成!

そして、私たちが取り組む児童虐待に関しても、こどもの人権を考えることって凄い大切です。有志と共に立ち上げた「Children First FUKUOKA」でもお話して頂きたいものです。


最後にちょっと書籍などのご紹介を。
こども六法、読んだことない方、ぜひどうぞ!
もちろん、元野木書店にもあります♪

youtu.be

『こども六法の使い方』はコチラから。立ち読みできます♪

こども六法の使い方 | 弘文堂

『こども六法すごろく』はコチラから。

www.gentosha-edu.co.jp

 

あなたは自分の暮らしを人任せにしますか? そうだ!選挙へ行こう!

明日は、衆議院議員選挙の投票日、そして最高裁判所裁判官の国民審査の日です。
ともに、明日の日本を考える大きな機会。

今日は、その選挙と投票について考えて見たいと思います。

 

あなたは自分の暮らしを人任せにしますか?

人は生きていく中で色んな選択をしています。

例えば、受験する学校を選ぶ、部活動を選ぶ、仕事を選ぶ、結婚相手を選ぶ、
これ以外にも、車を買ったり、家を買ったりする時にも人は何かを選んでいます、

 

人から奨められた選択肢をそのまま選ぶこともあるけれど、ある程度、大きな選択をする時は、自分でじっくり考えて選びますよね。
「お昼、ラーメン食べにいこうや!」と誘われた時は、すぐに「いいね〜、いこうや!」と言うのはありでしょう。
だけど、いくら奨められたからと言っても、暮らしが変わる時は、そのまま人の言葉を信じることはないでしょう。

例えば車を買う時を考えて見ましょう。
いくら奨められても、家族5人なのに、二人乗りのオープンカーを一台めに買いませんよね。

 

選挙も一緒です。
選挙で、政党や立候補者が売っている商品は、それぞれ自分たちの目指す「未来」
そして、その未来への道筋として、いろんな「政策」をうたっています。

いくら、親しい人に勧められたからと言っても、そのまま選ぶのではなく、その人が言ってることが正しいのか、自分にあっているのかを考えましょう。


人に言われるままに選んでいたり、選ぶことをやめて、選挙に行かなかったりすると、他の人に都合の良い「未来」になるかもしれません。
自分の暮らしを守るのは自分自身。そして選挙は、誰しも同じ1票を使える平等なチャンスです。

 

コロナで厳しい今だからこそ、政治に目を向けて、ぜひ投票へ!
明日の投票日、朝7時から夜8時まで投票箱があなたをお待ちしています♪


☆選挙関連キャンペーン動画
経済同友会キャンペーン動画「選挙に行こうよ、未来のために」
 → 

youtu.be


菅田将暉さん、二階堂ふみさんらに参加の市民による自主制作プロジェクト「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」
 → 

youtu.be

飯塚でも、チクスキの菅太助さんが、選挙啓発サイトPositiveVoiceを開設されています。
 → 

www.positivevoice.net


誰を選んだら良いか分からない、政策を調べるのがちょっと面倒だと思ったあなたに。

☆政党を選ぶ際に参考に♪
2021衆院選 あなたにマッチする政党は? 朝日・東大谷口研究室共同調査
 → https://digital.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/votematch/?iref=senkyo_asahitodai#/


zero選挙×JX通信「候補者アンケート 政党別で比べる」
 → 

www.ntv.co.jp


NHK 衆院選2021「各党の公約」
 → 

www.nhk.or.jp


JAPAN CHOICE「政策を比較する」
 → 

japanchoice.jp


☆他にもこんなサイトが。
zero選挙×JX通信社「2分でわかる!あなたの考え方診断」
 → 

www.ntv.co.jp


NHK 衆院選2021「候補者アンケート」
 → 

www.nhk.or.jp


朝日新聞デジタル「朝日・東大谷口研究室共同調査」
 → https://digital.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/asahitodai/

 

そうだ!選挙に行こう!

9月議会一般質問、オートレース詳報! 不安が募る36億円のメインスタンド。

今日は久しぶりにメルマガの紹介です。
飯塚のこと、政治のことを少しでも知って頂ければとの思いで書いているえぐち徹のメールマガジン「えぐマガ」不定期ですが、ご希望された方などへ配信しています。
配信希望の方、次のリンクから江口宛にあなたのメールアドレス をお教え下さい。
次号より配信させていただきます。

そのえぐマガ、今日のメインは9月議会のオートレースに関する一般質問の概要です。

ぜひ、ご一読下さい!

 
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「えぐマガ」vol.495  2021年10月13日号
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こんにちは、飯塚市議会の江口徹です。
土曜日の西日本新聞1面に「沢井製薬飯塚市に新工場 2023年度稼働へ最終調整」との記事がありました。
そして週明け11日に沢井製薬が正式発表しています。
沢井製薬のプレスリリースによると、総投資額は約405億円、新規雇用も490人。
また、明日14日に、沢井製薬・福岡県・飯塚市三者による立地協定締結式を執り行うとのこと。
沢井製薬というとジェネリック医薬品の大手メーカー、飯塚市にとっては嬉しいニュースとなりました!
沢井製薬のプレスリリースはコチラ

www.sawai.co.jp

 

さて、今日のえぐマガは、前回お届けしたオートレースについて、ちょっと反響が大きかったので、9月議会での一般質問のダイジェストをお届けします。
それではどうぞ!
=====
9月議会一般質問ダイジェスト!オートレース編。

【江口】
 6月議会での私の質問以降、どのような協議を行ったのかお聞かせください。
公営競技事業所所長】(以下所長)
 当課(公営競技事業所)において検討を行ないましたが、現時点では事業を見直すとの結論には至っていません。理由は3月議会の予算審議において本事業への賛同をいただいていること、事業規模についても現在よりコンパクトなものとしていること、関係団体や他のレース場とのスケジュール調整を図り進めている事業であり影響が多岐にわたることなどから、立ち止まらないこととしました。
【江口】
 課の中では検討したという事ですが、庁議などでの検討はしたのか、また市長などからこういうことを検討してはどうかなど何らかの指示があったのかどうか、この2点、いかがですか。
【所長】
どちらもありません。
【江口】
 市の財政に寄与するためのオートレースであると私は考えていますが、その点どう考えていますか?
【所長】
 質問のとおりオートレースの目的の一つは、地方財政の健全化となっており、事業開始より総額587億4600万円の繰り入れを行ってきました。平成10年度より昨年度までの間、市財政への繰り入れは出来てないが、できるだけ早く市財政へ寄与出来るよう努めたいと考えています。
【江口】
 平成9年度までは多額の繰り入れをしていただいたが、平成10年度以降、もう20年を超えて繰り入れがない。
 6月議会での質問では、累積赤字の解消・スタンド起債の解消まで、一般会計の繰入なし、つまり市の財政の寄与がないという答弁だった。メインスタンドを作って、市の財政へ寄与をするようになるのはいつですか?
【所長】
 令和23年度からを予定しているが、繰り入れ時期は前後するかもしれません。
【江口】
 令和23年、つまり20年後です。20年以上、繰り入れがなかったけど、さらにまた20年ないという話なんです。次に第2スタンドと選手宿舎に関してですが、急ぎ対応が必要と考えています。6月議会では、これらについてなんら試算が出ていないということ対して、いかがなものかと厳しく指摘をしていました。改めてお聞きしますが、第2スタンドと選手宿舎に関してどの程度の費用が必要と考えていますか?
【所長】
 費用的な試算は当然必要とは考えていますが、どういった対応をするのか、方向性や整備計画といったものの策定が必要であると考えており、それがない現時点において費用の算出は行っていません。
【江口】
 順番が逆でしょ。こうしたらこのぐらいかかる、こうしたらこのぐらいかかる、といった選択肢をいっぱい並べた上で、じゃあ全体的に考えてこれを選ぼうとするべきでしょう。
 次に累積赤字解消までに、今後改修が必要となる施設はどことどこで、またどの程度の費用が必要であると考えていますか。
【所長】
 累積赤字解消までにという期間ではありませんが、今後建て替え改修や解体等の何らかの工事が必要と思われる施設は選手宿舎・競争車保管庫・第2スタンド・中央食堂等ですが、計画を作成していないため、費用の試算はしていません。
【江口】
 試算はないんですね。すでに20年、市財政への繰り入れがなかった。そして今後20年繰り入れしない。
 なおかつ、今言われた4つの施設選手宿舎、競争車保管庫、第2スタンド、中央食堂等の改修などがあると言われています。ここでまたどんどんお金がかかったら、市への繰り入れはまた後ろにずれていきますね。
 今でも40年繰り入れがないという計画ですが、それが、50年、60年と延びるとすると何のためにオートレースなのかとなるわけです。
 6月議会でもお聞きしましたが、選手宿舎に関しては、他場では複合施設で100億という事例があります。片一方で私が紹介したのは通常のビジネスホテルくらいだと10億円前後ぐらいなのかなっていう話でした。
 100億と10億では全く違うんですが、低くても10億円くらい。片一方で第2スタンド。第1スタンド(メインスタンド)と大きさはそんなに変わらないが、6月議会での答弁からすると解体に約10億円程度でしょう。メインスタンドの建て替え36億円に、この選手宿舎と第2スタンド20億が加わると、市へお金を入れる時期がずっと先に延びます。それでいいんでしょうか。
 次に、メインスタンドの改修について、6月議会では「耐震改修工事も検討したが、観覧席やお客様が使用する通路に耐力壁や筋交いが入ることにより、観覧するお客様に対し、支障が生じることになる」との答弁でした。じゃあ、そうやって視界が遮られるのは、収容人数の何割なのか、また今の入場者数は何人なのですか?
【所長】
 入場者数は、令和2年度実績で年間7万人、一日平均1276人。視界が遮られる方は収容人数の何割かということについては、座席に座っておられる方は影響はありませんが、座席後方から観戦される方については把握できていません。
【江口】
 改修しない大きな理由の1つとして、お客様にとって不便なんだ、邪魔になるんだって言ってるんだけど、じゃあそれは何人なの?って話をすると、それはわからないっていう話なんです。それでいいんですか。
 次に、同じく6月議会の答弁で「建設時より50年以上経過しており、老朽化が厳しいため、耐震補強工事のみだけではなく全面改修が必要。また、改修工事を施しても躯体の耐用年数は伸びない」という話がありましたが、この軀体の耐用年数はなぜ延びないのですか?
【所長】
 耐震調査の中で構造調査を行った結果、コンクリートが中性化しているという結果であり、耐用年数が延びることはないと判断しています。
【江口】
 中性化してるから延びないと話あったんですけれど、それは耐震診断ですよね。その耐震診断、情報公開で頂きました。で、これを読むと評価書の中で、専門委員会所見には、「強度は設計基準強度を下回る箇所があるが、低強度コンクリートとはなっていない」とある。耐震改修計画をつくってあるわけですよ。これに対して県の建築物耐震評価委員会も「耐震改修計画は適当である」と言っているんです。
 耐用年数というのは47年ってことでしょ?現実にRC造りの建物で100年超えてるのがいっぱいあります。同様に、ここメインスタンドについてもきちんと手を入れれば持つんだよっていうのが、この耐震診断と耐震改修計画に対する県の判断です。
 そうすると、今のお答えの「耐用年数が延びることはないと判断している」と言うのは私は間違いであると考えています。
  片一方で「コンパクト化により維持管理経費を抑えることを目的とする」と言ってるんだけれど、維持管理経費の減を大きく上回る高い費用が発生するんじゃないかと思っている。改修前後のランニングコストはどれだけ違うのですか。
【所長】
 第1スタンドの光熱水費は年間約1910万円。建て替えた場合は年間約588万円となり、年間1323万円の減と試算しています。
【江口】
 考えてみてください。維持管理費の減は1323万円なわけですよ。10年で1億3000万。20年経っても2億6000万。他方、建替は36億円かかる。どっちを選ぶべきですか。
 こういったことを考えると、一日でも早く累積赤字を解消し、一般財源への繰り入れを始めた上で、施設改善のための貯金をして、それが一定額となって大きな改修をするべきだと私は考えます。方針転換するべきではないですか?
【所長】
 議員の言われる手法もあるとは思いますが、耐震性に問題がある建物を問題を認識しているにもかかわらず、財政見通しも立っている中で対応を先送りするよりも、出来る限り速やかに整備を行ない、飯塚オートに来場される方に、快適で安心して楽しんでいただきたいというふうに考えています。
【江口】
 耐震の問題については、このように解決策(耐震改修計画)が明らかになっています。これは1億6000万だったか(正しくは1億4千万円)その程度で耐震改修できます。
 財政計画の見通しがたっているというけれど、そんなに長い間繰り入れしないわけです。その間、財政に寄与しないわけですよ。で、なおさらまたさらに伸びることが充分考えられます。
 せっかく累積赤字が減ってきた今こそ、本当にこのままやっていいのかを見直すべきではないかというのが、6月以来、私の主張です。
 (6月の質問から)3カ月間あった訳ですが、先ほどお話あったように庁議での検討はあっていません。担当課はこうやって検討されていますが、やっぱり担当課としてはこうやって事業計画が出ている以上、そうやってやらざる得ないと思います。
 そこで改めて市長にお聞きします。
 そもそも、全体の計画なしに36億円もの巨費をメインスタンド建て替えに使うべきではありません。オートレースの廃止を含めた上で検討すべきであると考えますが、いかがですか?
【所長】
 例えば、これが包括的民間委託の導入前、いわゆる累積赤字が増え続けていたころであれば、そういった検討も必要であったかもしれないが、累積赤字の減少も進み、解消のめどが立っている現状で廃止の検討は不要であるというふうに考えています。
【江口】
 市長はいかがお考えですか?
【市長】
 担当の所長が答弁したように包括的民間委託を検討した時に、レース継続の是々非々について、議会でもずいぶん慎重な検討そして協議があったように記憶しています。その中で飯塚市の特色であると言うこと、またオートレース場に関わる色んな方々がおられ、そこで雇用も生まれているということ等々を検討し、包括的民間委託を選択してでも残していこうと言う事になったと記憶しています。
であるなら、よりよいものにしてファンを獲得し、飯塚の特色として活性化にむかい今後に残していく。そのような方策の中で今回の計画を立てたのでご理解をお願いします。
【江口】
 前回の質問でも分かったように、本場(レース場)での稼げる金額はぐっと減ったんです。昨年度の収支から考えると、昨年度のレース場での稼ぎで36億円を返そうとすると200年かかります。多くの稼ぎはネット投票なんです。その中でこの計画をそのまま続けるんですか。元々のレースの目的の市の財政に寄与するというのをずっと先送りする計画ですよ。
36億円というと、卸売市場と同様の金額です。これに第2スタンドや選手宿舎が加わると体育館や学校と同等になってしまいます。市の財政も厳しいんです。早く稼ぐ方にきちんと切り換える。そうでないなら、処分して別の方法を考える。鯰田工業団地が完売しましたが、固定資産税が毎年3億円近くになるという試算もあると聞いています。
 現状、メインスタンドの建替は公募され進んでいるが、まだ立ち止まる時間はあります。他の公営競技をやっているところを見ても、全体計画をしっかり考えた上で大きな投資をやっているところがああります。再考を求め、一般質問を終わります。

以上が、9月の一般質問でのオートレースについての概要です。最後は時間切れで、市長に再度問いかけるまでは行きませんでしたが、いかがですか?ぜひ、ご意見をお寄せ頂ければ幸いです。

このオートレースについては、また機会を見てお伝えしたいと思います。

=====
緊急事態宣言も終わって10日あまり、県内の新規感染者が激減しただけでなく、コロナ病床についてもずいぶんと余裕が出てきたことから、飲食店への時短要請も14日で終了することとなりました。
日常が戻りつつありますが、感染予防の手洗い・マスク・換気をしっかり行いましょう!
ウレタンマスクの予防効果は・・・です。マスクは、ぜひ不織布をお使い下さいね。
もちろん、屋外で近くに人がいない時の外出時はマスク不要です。

江口拝


いかがでしたか? このようなメルマガを不定期ですが、お送りしています。配信希望の方、次のリンクから江口宛にあなたのメールアドレス をお教え下さい。
次号より配信させていただきます。

無免許当て逃げの東京都議に召喚状! 雲隠れなのに報酬と政務活動費で月132万円支給!?

無免許当て逃げの東京都議に召喚状!とフジテレビのバイキングで取り上げられています。
雲隠れなのに報酬と政務活動費で月132万円支給が続くのはイカン!と都民もお怒りです。

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このようなケースの場合、飯塚市議会だったらどうなるのか。
実は、飯塚市議会の議員の議員報酬の特例に関する条例という条例があります。
2016年6月議会に23名の議員の賛同の元、江口が提案議員となり「飯塚市議会の議員の議員報酬の特例に関する条例」を6月議会に提案、全会一致で可決しました。

 

この条例を作ろうとしたきっかけは、北九州市議会で2年以上欠席していた議員に3千万円以上の報酬が支払われていた事が平成28年1月に問題となったことを受けたもの。これで、長期間議会を欠席した議員は報酬が全額カットとなります。他の自治体では3割カットなどという所もあるのですが、ここは潔く全額カットと合意。

 

 また、あわせて議員が逮捕された場合に判決が確定するまで報酬の支払いをストップする事としました。もちろん無罪だったら支払いますが、有罪の場合は支払いません。

 

もし、東京都もこの時に同じように条例作っていたら・・・今日のニュースはちょっと違ったものとなっていたのかもしれませんね。

提出議案はコチラから
 → 

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/h28nendo/documents/160621giinteishutsugian08.pdf

9月議会閉会。総合評価落札方式の廃止を求める請願も可決。

9月議会は今日で閉会。紹介議員となっていた総合評価落札方式の廃止を求める請願もいろいろありましたがなんとか可決となりました。

 

国・県でも採用されている制度に対し、廃止を求める請願がSランク業者の22社中17社の連名で出されるというのは、飯塚市の入札制度がそれだけ信頼を失っている証し。

 


入札制度を審査している総務委員会で改めてどういった制度とすれば業者の皆さまにも納得して頂きながら競争力を培っていけるのかしっかり検討して頂きたいと思います。

しかし・・・今回の議会は長く感じました。あぁツカレタ。。。