飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

子育て支援センターどうするん???

先のえぐマガではほとんど触れていなかった子育て支援センターについてですが、一部新聞報道で、見られた方もおられると思います。

簡単に紹介すると、今、旧1市4町にそれぞれ1つずつ設置されている支援センターですが、今回、穂波の支援センターを廃止して、東町商店街の空き店舗(玉置跡)の2階に設置しようというものです。
理由は、穂波の支援センターが狭いからというのが、理由だそうです。
予算案では、商店街への支援センター設置のために2057万円が組まれています。

で、気になったので、同僚議員と共に、担当課におはなしを聞かせて頂き、そして穂波の支援センターを見に行きました。

穂波の子育て支援センターは、穂波イオンのそばの枝国保育所にあります。確かに、センターは40平方メートル余りと他のセンターと比べると狭いですね。
この狭さのせいか、他のセンターで行われている一時保育は、ここ穂波では行われていませんでした。

しかし、お伺いした時も、お母さんとお子さん方がおられ、職員と共に、楽しそうな時間を過ごされていました。私たちがおはなしを聞かせて頂く間にも、職員の方は、子どもを見ながら、お母さんにこの時はこういう事に気をつけてあげてというようなアドバイスをされています。
狭いながらも、お母さん方にとっては、大切な場所なんだと思います。

また、センターでは、穂波庁舎にある保健センター、そして若菜小学校跡にある穂波の総合福祉センターでの広場事業も行っており、その広場を含めて、平成20年度の利用者は、10,063名と1万人オーバー。利用者数は市内の五箇所の支援センターでもトップです。

この支援センターを廃止して、市は東町商店街の中にと言いますが、果たして利用者にとって、これは嬉しいことなのでしょうか。

例えば、駐車場。今の支援センターは11台の駐車場がありますが、東町に移転すると、施設裏手の駐車場は半分弱の数台。足りない分は、東町駐車場と立体駐車場を利用して頂くことを考えていると言いますが、さてどうでしょう。

そして、エリアの問題。他の市の支援センターを見ると、菰田保育所、筑穂保育所、頴田保育所、庄内の赤坂保育所の四箇所の保育所に併設されています。
地図に、場所を書き込んでみるとわかりますが、今回の東町の支援センターは、菰田の支援センターとは歩いてもすぐです。

現在の支援センターは旧穂波の中でも枝国と旧飯塚と近かったこともあり、また旧飯塚の中でも鎮西地区からベビーカーを押しながら40分も歩いて来られていた方もおられたそうです。

そんな方にとって、東町はどうでしょう。天道の方、高田の方、旧穂波の方々にとって利用しやすい施設でしょうか。

私は、移転するならば、今、広場事業を行っている穂波庁舎もしくは若菜小学校跡にある穂波の総合福祉センターなどの方が、利用者にとって喜ばれるのではないでしょうか。また、旧穂波のエリア内の保育所に併設するのもありかもしれません。

利用者ありきではなく、まるで商店街のために、移転するかのようです。

合併したんだから、旧市町の壁を取り払おうというのは、そのとおりかもしれませんが、このようなやり方では合併したことに対する批判を増やすだけです。

ある方に話をしたら、「はぁっ?バカじゃない。誰も来ないようになるよ」と一蹴されました。

そんなことのないよう、しっかりと審議しなくてはなりません。

皆様のご意見をお聞かせ下さい。
特に、支援センターを利用された方、また子育て世代の方のご意見をお待ちしています!「そうじゃない!こうしたらいい!」というのももちろんお待ちしています!