飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

「えぐマガ」vol.510  2022年6月14日号 条例案提出しました。

今日のえぐマガをお届けします。
ちょっと気が重い条例案を今日提出しました。その件でのえぐマガを先ほど配信しましたので、ブログでも紹介します。

 



こんばんは、飯塚市議会の江口徹です。

とうとう梅雨入り。今日も傘を持っての一日となりましたね。
とはいえ、行橋市は減圧給水とのこと。
議員仲間だった工藤くんが今年の選挙で市長に就任していることもあり、早く解消されることを願うばかりです。

さて、今日のえぐマガは、6月議会に提案した定数条例の改正案について、ちょっと遅い時間ですが、まず一報をお届けします。
それではどうぞ。
=====
定数条例改正案、提出しました。

昨日開会した6月議会に、今日、11名の連名で議員定数の条例改正案を提出しました。
11名は次の通りです。(議席番号順)
金子加代・兼本芳雄・川上直喜・深町善文・江口徹・小幡俊之・吉松信之・福永隆一・田中博文・鯉川信二・平山悟

これは、昨年9月から今年3月まで審議をしてきた「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部改正を求める請願」の採択に基づくものです。


一連の経緯を紹介します。

飯塚市議会では、改選(2019年4月の統一選挙)直後の、7月議会最終日(2019年7月4日)に、「議員が4人減ることで議員報酬などの削減につながる」という財政削減の点のみを提案理由とした「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例」案が議員提出議案として提出されました。

私含め数人の議員が特別委員会を設置し十分な審議を行うべきと提案しましたが、これは11対16の賛成少数で否決され、本会議即決になり、結果、賛成21に対し反対6の賛成多数で可決され、議員定数を現行の28人から4人減らして24人とすることが決まりました。

この定数減に対し、昨年9月議会に、女性団体を中心に「議員定数が減ることで、女性をはじめ、初めて立候補しようとする方が立候補しにくくなることや、女性だけではなく私たち市民の多様な声を議会に届けることが難しくなることを危惧しています。」として、「議会で有識者や市民の意見を聴くなどして、議論を深めた上で、議員定数を改正前の28人に戻してください。」との趣旨の請願「cの一部改正を求める請願」が出されました。(現在は28名中女性議員は1名のみ)

そして、9月議会で議会運営委員会にこの請願は付託(本会議での審議を効率的に行うために、一旦、所管の委員会に議案等の専門的な審査や調査をゆだねること。 )され、3月まで審議をしてきました。


その審議の中では、参考人として大正大学の江藤俊昭教授や法政大学の土山希美枝教授をお呼びして議会のあり方や議員定数の考え方をお聞きしたり、他の議会での議員定数の検討の状況や、議会経費の推移や全体予算に占める割合など、様々な点を取り上げてきました。


そして、3月議会で、市民の意見はお聞きしていないものの次回の選挙(来年4月)の時期を考えると結論を出すべきとして、採決を行い、28人に戻してと言う今回の請願を賛成13に対し反対12、棄権2という僅差での賛成多数で可決しています。

ただ、請願が可決しても、定数を決めているのは「飯塚市議会の議員の定数を定める条例」という条例ですので、この条例改正をしなくては、議員定数は24人のままです。

ということから、今日、請願に賛成した議員の大半11人の連名で条例改正案を提出したという運びになります。

ここまでが、おおよその経緯です。

でもわかりにくいですよね。いったん、自分たちで決めた定数削減を、自分たちで元に戻すという、何やってるの?といわれても仕方のない議会の動きに対し、新聞各紙でも大きく取り上げられました。

私自身も、令和元年7月の定数削減の際には、特別委員会を設置し十分な審議を行うべきとの提案が否決された後は、悩んだものの定数削減に賛成しています。それが、今回の元に戻してという請願に対しても、賛成というちぐはぐな行動となりました。

判断を変えるのは、恥ずかしいものです。
とはいえ、間違った判断をしたのだから、素直に反省し、改めるべきと考え、議運での採決の際に、前回は拙速に決めすぎたとその反省を述べた上で、参考人や紹介議員の話をお聞きしたり資料を見た上で慎重に考えた結果、賛成するとの発言しました。

当然のことながら、批判も受けましたが、それは自分が撒いた種、受け止めるしかありません。


ただ、今回の提案理由の中に次のように書いています。
「なお、本条例案は、令和元年7月の条例改正が市民との対話がなされないまま行われたことを反省し提出するものであり、議会は、議会のあり方及び議員定数の考え方について、次の一般選挙後に市民の参加の下に検討を行い、その結果に基づいて必要な措置を講ずるよう努めるものとする。」

今回は、一旦、28人に戻しますが、来春の選挙の後に、市民参加でしっかり議論します。そのことを皆様にお約束し、条例案の提出の報告とします。

=====
条例提出後に、請願の紹介議員の金子議員と共に新聞各紙の取材を1時間近く受けました。
明日の新聞では、厳しい指摘が載るかもしれません。
ご容赦下さい。



以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。

6月議会、開会しました。

今日より、6月議会が始まりました。
今回の議会へ提案される案件は、補正予算議案1件、条例議案4件、人事議案1件、専決処分の承認議案2件、その他の議案4件の12件、それに各種報告が10件となっています。


日程は次の通りです。
6月13日(月) 本会議 行政報告・議案の提案理由説明他
6月15日(水) 本会議 一般質問
6月16日(木) 本会議 一般質問
6月17日(金) 本会議 一般質問
6月20日(月) 本会議 一般質問・議案に対する質疑、委員会付託
6月22日(水) 経済建設委員会・福祉文教委員会
6月23日(木) 総務委員会・協働環境委員会
6月27日(月) 本会議 各議案についての委員長報告質疑討論採決・報告事項の説明他


また、今回の議会では、28人の議会の中で最多と思われる19人の議員が一般質問に立ちます。
日程や質問者と質問事項の概略は次の通りです。


6月15日(水)
1 鯉川信二
 1 飯塚市職員の記章作成について
 2 八木山展望台について
 3 遠賀川水系流域治水プロジェクトについて

2 佐藤清和
 1 地域共生社会の実現に向けた地域づくりの推進について

3 城丸秀髙
 1 2025年問題について

4 守光博正
 1 市内各所の水害対策等について
 2 ごみ等の不法投棄対策について

5 吉松信之
 1 過疎地域の観光について


6月16日(木)
6 福永隆一
 1 公用車のEV自動車導入について

7 道祖満
 1 小中学校統廃合後の利用未定の旧学校施設、旧学校敷地について
 2 中学校の運動部の部活動の在り方について

8 深町善文
 1 自治会について
 2 地域農業について
 3 八木山バイパス周辺整備について

9 永末雄大
 1 市民生活を守るための物価高への対策について

10 奥山亮一
 1 デジタル障がい者手帳(ミライロID)の導入について
 2 マイナポイント第2弾について


6月17日(金)
11 光根正宣
 1 自治会について

12 川上直喜
 1 災害から住民の命を守る対策について
 2 暮らしの応援について
 3 地域公共交通の確保と対策について
 4 公正で透明な市政運営と市長の姿勢について

13 田中武春
 1 ふるさと納税について

14 金子加代
 1 飯塚市手話言語条例を制定しての成果と課題について
 2 市立図書館との連携について

15 江口徹
 1 新型コロナウイルス感染症対策について
  1-1 新型コロナウイルス感染症対策の現状について
  1-2 市民生活への影響と対策について
  1-3 事業活動への影響と対策について
 2 シェアリングエコノミーについて
  2-1 シェアリングエコノミーに関する政府方針について
  2-2 シェアリングエコノミーに関する市内での動きについて
  2-3 シェアリングエコノミーに関する本市の取組について


6月20日(月)
16 土居幸則
 1 放置車両と不適正保管について
 2 スポーツ施設におけるテニスコートについて
 3 自治会について

17 田中裕二
 1 避難行動要支援者について

18 平山悟
 1 頴田地区における係争問題について
 2 地球温暖化対策について

19 上野伸五
 1 魅力ある「ふるさとデザイン」のために


私の分だけ、質問事項をそのまま載せています。
他の方の質問事項についてはこちらをご覧下さい。
 → 

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/documents/r4_3hatugenitiran.pdf

また、上記の日程は全て10時開会です。
議場や委員会室では、暫時休憩となった際の様子も見ることができ、臨場感もたっぷり。
また、乳幼児など小さなお子さん連れの方など用に親子傍聴席も準備しています。
お時間が許しましたら、ぜひ、傍聴においで下さい。
 傍聴について → 

www.city.iizuka.lg.jp

また、お時間が厳しい方などは、ネット中継でどうぞ。
 ネット中継はコチラから → 

www.youtube.com

明日、飯塚市議会は臨時議会が開かれます!

 

日程
先週20日に議会運営委員会が開かれ、明日5月26日・27日の2日間の日程で臨時議会が開催されることとなりました。
議案は、条例改正議案が1本(職員の給与に関する条例等の一部改正)、専決処分の承認が3本(令和3年度飯塚市一般会計補正予算と、市税条例・国民健康保険税条例の一部改正)、それと専決処分の報告2本(市道での車両損傷事故の損害賠償の額の決定と和解、人身傷害事故の損害賠償の額の決定と和解)となっています。
 
議案書を読む限りでは、特に問題となるような議案はないようです。
 
なお、他自治体で臨時議会で議案となっている低所得者の子育て世帯への生活支援特別給付金(児童1人5万円)については、飯塚市では臨時議会では行わず、6月定例会の議案となる見込みです。
 
なお、明日は10時から本会議が開会、本会議終了後に、総務委員会・協働環境委員会が開かれますが、27日の本会議は13時から開会の予定です。
傍聴に来られる方、お時間を間違いないようお気をつけ下さい。

 

メガソーラー規制条例、委員会での審議が明日始まります!

ソーラーパネルに覆われた白旗山 2022年3月22日 江口撮影

http://eguchi-tohru.com/databox/jorei.pdf

 

明日は10時から、市議会協働環境委員会が開かれます。
第2の白旗山を造らせないために、同僚議員8人で提案した上の「飯塚市太陽光発電事業と地域との共生に関する条例」案が審査されます。

太陽光発電は、東日本大震災以降、急速に拡大してきましたが、その一方で豪雨や台風などで太陽光パネルが崩れ落ちる事故が全国各地で続いています。
 
メガソーラービジネス 2021年12月7日 

project.nikkeibp.co.jp


東京新聞 2021年9月25日

www.tokyo-np.co.jp



太陽光発電施設での災害を見ると、2012年度8件だった事故件数が2019年度には137件に増加。なかでも多いのが土砂崩れであり、2018年の西日本豪雨では11件の土砂災害が発生し、山陽新幹線の線路脇の太陽光パネルが崩れ落ち、新幹線が一時運転を見合わせるなど、周辺地域に被害をもたらしたと言われています。
 
今回、条例を作る際に参考にした神戸市は、その新幹線が一時運転を見合わせることとなった崩落が起きた場所。神戸市が条例を作ったのはその事故がきっかけだそうです。
 
環境ビジネスオンライン 2018年8月23日

飯塚市においても、白旗山がソーラーパネルに覆われる姿となり、地域住民は大雨のたびに不安に襲われています。
 
もちろん、お近くの住民は黙って見ていたわけではありません。自治会あげてのメガソーラーの反対運動を行い、議会へ請願を出されました。飯塚市も森林法の開発許可に関する意見書で「住民同意のない開発許可には反対する」としましたが、福岡県は許可を出し、今のソーラーパネルに覆われる姿となっています。
 
 
このような状況をどう打開するのか。第2の白旗山を造らせないためにはどうしたらよいのかを、昨年夏以来半年間、同僚議員と議論してきました。
 
そして、その問いに対する私達の答えとして、金子加代・兼本芳雄・永末雄大・深町善文・江口徹・小幡俊之・平山悟・秀村長利の8名の議員の連名で、「飯塚市太陽光発電事業と地域との共生に関する条例」案を3月17日に議会に提出しています。
 
この条例案が可決公布されると、土砂災害特別警戒区域など土砂崩れが予想される場では太陽光発電施設は設置できなくなるなど、大きな方向転換となります。
 
条例案は明日の市議会協働環境委員会で審議されます。ご注目ください。
ちなみに、全国では、180近い同じようなメガソーラーに関する規制条例があります。

飯塚でも条例ができるのか、それとも???
 
 
お時間許す方、リアルでの傍聴、もしくはネット配信での傍聴よろしくお願いします!
明日の委員会での説明するために準備している資料などはコチラから。
委員会のネット配信はコチラからどうぞ。
 
 
関連新聞記事

朝日新聞 2022年1月16日

www.asahi.com

 

産経新聞 2021年1月16日 

www.sankei.com



 

新しい活動報告ができました! 配って歩く毎日が始まります! 配ってくれる方、置いて下さるお店大募集!! 

活動報告63号
 
新しい活動報告、江口徹の情報発信第63号ができました!
今回は、オートレース場のメインスタンド建設、4年度予算、メガソーラー規制条例、道路補修などを取り上げています。
この活動報告は、新聞折込の他、自分で歩いてポスティング(お家のポストへ投げ込み)したり、協力頂けるお店などに置いて頂いています。
近くを配っても良いよと言う方、お店や会社で配ったり置いたりできるよと言う方、ぜひぜひ、ご一報下さい!
喜んでお持ちさせて頂きます!

 

使用済みおむつ持ち帰り問題 が アサデス。に取り上げられました!

今朝のKBC九州朝日放送アサデス。に使用済みおむつの持ち帰り問題が取り上げられました!
予定どおり放送されて良かった〜

とはいえ、出てきたのはあっという間でしたね(^_^;)

 

f:id:gogo-eguchi:20220412230845j:plain

まあ、飯塚市がちょっとプラスに放送されたので良かった良かった。

この問題の本質は、感染症対策と、保育士の負担軽減、保護者の負担軽減の3つだと私は思っています。

以前から、感染症の専門家に言わせると、おむつって大きな感染源。それを触る人を減らすのは感染対策の基本中の基本だそうです。

 

また、使用済み紙おむつをビニール袋などに入れて臭いがしないようにきつく縛って、○○ちゃんの持ち帰りオムツ置き場に置くのも手間ですよね。ゴミ箱にそのままポンと捨てるのが1番楽だし、衛生的。

 

他方で、保護者にとっても、使用済み紙おむつを保育園バッグなどに入れて持ち帰るのも手間だし、帰る途中でそのバッグ持ったまま買い物に行くのもイヤですよね。

 

番組の中でも、持ち帰りの理由を保護者に健康確認をしてもらうためとありましたが、別に持ち帰って確認しなくても、連絡帳のコメントなどで十分でしょう。

 

現に、持ち帰らない園もいっぱいあって、そこでは困っていませんし、そもそも家に持って帰っても、開けて確認することってまずありません。それも番組中でコメントあっていましたね。

 

オムツの持ち帰りが保護者のため、子どものためだという思い込みからではないでしょうか。

 

この既成概念を取っ払うことが大切でしょう。

今回、飯塚市が舵を切れたのは、コロナのお陰かもしれません。
何度か取り上げても進まなかったこの問題、コロナ対策にもなるという切り口で突破できました。こうして公立保育所認定こども園は持ち帰りがなくなりましたが。私立の園がまだ数園残っています。その園にも持ち帰りなしにして頂けるよう、費用やゴミ収集の問題解決に引き続き取り組みます。

 

以下、委員会や本会議での質疑、関連記事等をいくつか紹介します。

参考になれば幸いです。

 

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/h30nendo/documents/h300920kessantokubetsu.pdf
H30年9月20日 決算特別委員会会議録抜粋
○江口委員
最近、保育園の子どもに関して話題になったのがおむつの処理なんです。紙おむつなり、布おむつがあるかと思うんですが、その処理についてはどのようになっておられますか。
子育て支援課長
使用済みおむつの処理の方法につきましては、保護者が全て持ち帰る園が12園、これは公立6園を含んでおります。処分は全て園が行うという園が10園ございます。あと、便のみ処分で、尿は保護者が持ち帰るという園が11園ございます。
○江口委員
これ、何らかの線引きはできないものでしょうか。
子育て支援課長
使用済みおむつの処理につきましてはさまざまなご意見がございます。
国が示しております保育所における感染症ガイドラインの中では、使用済みの紙おむつは蓋つきの容器に保管することなど定めております。
ただし、使用済みおむつをどうするかについては方針を示されておりません。園児数に合わせたおむつの保管場所が確保できるかどうか、ごみの回収の頻度がどれくらいかなどを考慮して、自治体や保育所ごとで考えるべき問題と示されております。
おむつを全て保護者に持って帰っていただく理由としましては、保護者が子どもの健康状態を確認できるためとされております。保護者と保育士は連絡帳や口頭で子どもの様子についてやりとりをしていますけれども、おむつがどれくらい使われたのか、また、排便の状況を確認してもらうことで園の様子をより知っていただけるということが考えられております。
特に、下痢をしているときや感染症が発生しやすい冬場は袋を二重にするなど、特別の配慮が必要ですが、袋などで密封し、適切な処理を施していればおむつを持ち帰ること自体必ずしも不衛生だとは言えないという意見があります。
一方で、おむつの持ち帰りに厳しい意見もございます。おむつを複数の人の手に渡らせることは本来避けなければならない。感染症対策の点からも持ち帰られることは望ましいものではないとの意見もございます。
これらの意見については、国の見解と同様に、各園で判断していただくものであると認識しております。
○江口委員
飯塚は各園で判断をしていただきたいというわけですが、北九州市は市が費用、補助金を出すということで園処理なんです。
排便の状況を確認していただくことがというお話がありましたけれど、排便の状況を持ち帰って見ますか、現実的に。
私の子どもが行っている園は布おむつなんです。なので、うちは状況を確認するも何も、洗うので確認せざるを得ないんです。ただ、これが紙おむつであったら、開けてにおう、見る作業を全部やりますか、ということなんですよ。やらないでしょう。現実的ではないんだと思うんです。
なおかつ、それを処理するのは多分、大きな割合で女性です。子育て支援とか言いながら、そういった部分は、いや、これはもうさすがに園でやろう。行政が費用負担してでもやる。フランスの少子化対策のことを書かれた方の著書の中にも、えっ、日本って持ち帰りなの、そんな園があるのという記載もございました。
こういったことなんかは、費用としてはそう大きくなくて喜ばれる部分であるとは思うんですが。ちなみに検討したことございますか。
子育て支援課長
検討したことはございません。
○江口委員
ぜひ検討していただきたいとお願いをしておきます。


https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r2nendo/documents/2020_3_ippanshitsumon_0616.pdf
令和2年第3回飯塚市議会会議録第2号抜粋
令和2年6月16日(火曜日)
○江口徹
保育所、保育園等での感染対策として、おむつの処理、使用後の紙おむつについて、結構な園で保護者の持ち帰りとなっているんだけれど、これを園処理に変えていただけないかという話を、以前からも数回したことがあるわけですが、それについてはどのようになっておりますか。
○福祉部長
現在、公立保育所こども園においては、使用済みの紙おむつを保護者にお持ち帰りをいただいております。私立の保育施設におきましては、一部の施設では布おむつを使用されております園もございますが、その他の施設においては、各施設で処理をしているところと、保護者にお持ち帰りをお願いしているところがございます。
○江口徹
前から感染症対策にもなるので、しっかりこれを変えていただきたいとお話をしていたんですけれど、それについてはどうお考えですか。
○福祉部長
ご提案のように各園での処理をする場合のメリットとしましては、今回の新型コロナウイルスに限らず、排せつ物を介する感染症や衛生面の対策のほか、保育士が行っている名前を書いた使用済みの紙おむつを入れ間違いのないように確認しながら仕分けを行う、また、個人ごとに持ち帰りの袋の中に入れるといった作業の軽減につながります。
結果としまして、保育士の負担軽減になることで、保育業務に従事できることとなることから、保育士の処遇改善につながると思われます。また、感染症対策に割く時間もふえるのではないかというふうに考えております。
一方で課題もございます。各園で処理する場合、全て可燃ごみとなるため、毎日大量の可燃ごみが出ることになります。事業系の可燃袋に入れて搬出をするに当たっては、5袋までの制限がございまして、それ以上の個数については、業者に搬出の委託を行う必要がございます。
また、ごみ収集日は週2回でございますので、大量の使用済みの紙おむつの保管場所、保管方法、ごみ収集業者との委託の可否の課題が想定されまして、新たな経費が発生することになるのではないかというふうに思われます。
またこのほかにも、健康管理や保護者との関係の点からも持ち帰りの必要性も考えられます。この件につきましては、現場の職員の皆様のご意見も含め、早急に検討していきたいというふうに考えております。
○江口徹
感染症対策は待ったなしだと思います。本当に早急にやっていただきたいわけです。やっぱり、手間もかかるし、危険でもあるわけですよ。それを解決するためには、もうわかっているわけで、何が問題かといったら、基本的にお金の部分ですよね。ところが、そこに関してはそうそう大きな金額じゃないと思います。
この部分に関してはいろんなところで、自治体で変わっていっています。ぜひその点について、早期に解決をしていただきたいと思っています。その点に関して、市の環境部門のほうが必要であればしっかりとご協力いただければ、もうすぐにでもスタートできるのではないかと思っていますので、お願いいたします。



https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r2nendo/documents/2021_6_ippanshitsumon_gianshitsugi_0315.pdf
令和3年3月15日 令和3年第2回飯塚市議会会議録第5号抜粋
○江口徹
続いて、新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きいたします。
まず、飯塚市では約半数の保育所・保育園が、使用後の紙おむつについて保護者が持ち帰っています。これは、保護者にとって負担であるだけではなく、保育士にとっても負担であり、さらに不衛生です。
以前より子育て支援として、そして保育所等での感染対策として、おむつの処理、使用後の紙おむつについては、持ち帰りではなく、保育所で処理するよう求めていましたが、どのようになりましたか。
○福祉部長
お尋ねのおむつの件でございますが、昨年の6月議会において、早急に検討いたしますとお答えをしておりましたが、公立保育所及び認定こども園における使用済み紙おむつの、施設で処理する際の経費等の算出を行い、令和3年4月より、保護者に持ち帰っていただいておりました使用済み紙おむつにつきましては、施設のほうで、保育所のほうで処分するように準備を進めております。
○江口徹
本当に毎日のことですので、保護者の方にとっても、保育士にとっても、非常にありがたい話ではないかなあと思っております。ぜひ4月からしっかり始めていただきたいと思っています。何なら3月からでも結構ですので、よろしくお願いしたいと思います。


私のブログ
2020年09月11日 飯塚市では、まだもう少し、うんちを持ち歩く日々が続きます。
 

eguchi.hatenablog.jp



2021年03月16日 うんちの持ち帰り、なくなります! 

eguchi.hatenablog.jp





私の活動報告57号裏面(2019年2月配布分) 

http://eguchi-tohru.com/databox/paper/57-2.jpg


このペーパーを作る際に北九州市にお聞きしたところでは、
北九州市では、0歳布おむつを公費負担している。
公立については、@20円×枚数を市が支出、年間で192000枚約4000万円程度、
私立については、市が直接ではなく、リース料の一部補助している。1人月2500円。一日5枚程度で、月初日在籍0歳児で計算しているとのことでした。
 
 
その他記事等
保育園の「おむつ持ち帰り」なくします! ネットで異議広がり、予算つける区も
(2018年4月2日付 東京新聞朝刊)


千葉県保育所おむつ持ち帰り廃止進む 千葉市は現状維持
会員限定有料記事 毎日新聞2018年10月30日 09時42分mainichi.jp



 
 

 

明日朝のアサデス。にちょっぴり出るかもしれません♪ 

明日のKBC九州朝日放送アサデス。」に保育園での使用済み紙オムツの持ち帰り問題が取り上げられる予定です。
6:00~8:00の番組の中の7時台前半頃の予定とのこと。私も取材受けましたので、出るかもしれません!
お時間ありましたらぜひご覧下さい!

kbc.co.jp

 
 
数年来取り上げてきたこの問題ですが、私が取り上げたきっかけは高崎順子さんの本「フランスはどう少子化を克服したか」でした。
 
「フランスはどう少子化を克服したか」を紹介している新潮社のサイト(

www.shinchosha.co.jp

 )には次のようにあります。
 
〜以下抜粋〜
比べてみると、日本はずっと手厚い保育を行っているのだ。日本の保育園は、素晴らしい……!
 それでも私には、そこに自分の子供を通わせることが、とてもハードルの高いことのように思えた。それは日本の保育園で一般的な、「毎日の持ち物表」の存在を知ったから。乳幼児の場合、〈名前を書いた紙オムツ5枚、ビニール袋2枚、口拭きタオルとエプロン各2枚ずつ、着替え1枚ずつ、記入済みの連絡帳……〉。これらを毎日用意して持参し、降園時には使用済みオムツがビニール袋に入れて返却されるという。一方のフランスは、毎日手ぶらで通園し、手ぶらで帰宅する。手厚い保育を行う日本の園は、親に求められるものもまた、フランスよりずっと多いのだ。
 フルタイムで勤務した後、悪臭を放つオムツを持ち帰り、朝晩と子供の世話をして、翌朝また5枚のオムツに記名する(返却時の混同防止のため)。そんな自分の姿を想像して、私には無理だ! と、泣きそうな気持ちになったのを覚えている。
そしてそこから考えた。どうして保育園のあり方がこんなに違うのだろう。
合計特殊出生率ではフランスは1・98、日本は1・42(2014年、OECDデータ)と、大きな開きがある。手厚い保育を行う日本で、なぜ子供が増えないのか。逆にフランスではなぜ、子供が増え続けるのか。
〜以上抜粋終了〜
 
この本を読んで衝撃を受けて、調べ始めて、議会で取り上げること数回。
飯塚市でも、やっと去年の4月から公立の保育所が使用済み紙おむつの持ち帰りがなくなりました!
 
明日のアサデス。の放送がきっかけとなり、私立の保育園でも持ち帰りがなくなりますように!
もちろん、公式非公式にも、議会で働きかけたいと思います!