飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

教育委員会会議の傍聴に行くの巻。

今日は、教育委員会会議の傍聴に。
なぜかというと、今後、次亜塩素酸水の空間噴霧を行うとの市の方針発表後の教育委員会会議であり、拙速に奨められるのでは心配になってきましたが、そこは杞憂でした。とはいえ、その方向で動くのでしょうから、なんらかの対応を迫られるかもと思っています。皆様のご意見をお聞かせ下さい。

なお、傍聴メモは以下の通りです。参考になれば幸いですが、あくまで個人的メモなのでその点ご容赦を。正しくは教委の会議録をお待ち下さいm(_ _)m

 

令和2年第12回 教育委員会会議
日時 令和2年9月29日(火) 11時00分~
場所 教育委員会会議室
出席者 教育長 武井政一、委員 上田敬子(議長)、大隈恵子、髙石双樹、安永卓生 教委事務局職員

 


1 議決事項
 1−1 議案第46号 目尾炭坑跡保存活用計画策定委員会設置要綱の制定 原案可決

 


2 報告事項
報告第28号 令和2年第5回市議会定例会の結果について
 提案した議案は原案可決。6名から一般質問あり。(中略)江口議員からの質問では、ソリューションウォーター(次亜塩素酸水)については、市民協働部長から、今後の市全体の方針としてモノの殺菌、無人下での噴霧を各部署において考えていこうという答弁があった。
質疑なし。

 

報告第29号 飯塚市立小中学校修学旅行に関する追加費用等補助金交付要綱の制定(補助執行事務)
○高石委員 昨日、バイパスで車を走らせていたら菰田小学校の修学旅行のバスを見かけた。またその前は内野小学校が修学旅行へ。今回の議案を見て胸が熱くなった。9月議会でも多くの議員が教育環境に関心を寄せて頂いていることに感謝。また教委や学校現場の先生方の思いが結集してこのような提案となっていることが嬉しい。こどもにとっては大きな学びの機会、それが市が一丸となって実現することをとても尊い姿に見えた。年度当初からは考えられない。先生方も精一杯取り組んで頂いている。引き続き安全な教育環境を守って頂きたい。

 


3 協議事項
教育行政について
○大隈委員 2点質問がある。スクールサポートスタッフと学習支援員の予算が先月の会議で決まっていたと思う。その点、各学校どのようになっているのか。また、災害対応について。ある学校でこどもの保護者への引き渡し訓練を行ったという学校だよりの記事を見た。できれば学校全体で行って欲しいと思うがどうか。
○学校教育課長 スクールサポートスタッフ、学習支援員については、半数の方の募集があっている。今後も大学、交流センター等にお話に行くことを考えている。ある学校の引き渡し訓練に教委からも見に行ったが大変参考になった。対応マニュアルをもう一度見直し、作成したい。
○安永委員 コロナの中でも学びの機会が確保されていることに感謝申し上げる。GIGAスクールの予算も付き、学び方が変わりつつある。どのようなカタチの教育を考えているのか?
○教育総務課長 まずハード面から言うと9月議会にwifi環境整備が整っていない世帯のためのモバイルルーター1200台を予算つけて頂いた。GIGAスクールサポーターを委託でやっていく準備をしている。ハード整備が進んだ来年度からどのように実現していくのか検討しており、一定の方向性が決まっていけば報告したい。
○学校教育課長 GIGAスクールサポーター、15名を確保する予定。来年度に入ればハードが整うので、家庭に持ち帰ることができるよう支援を考えていきたい。
○安永委員 コロナの関係で当初より前倒しになって大変とは思うがよろしくお願いする。

 

次回は10月19日16時より。

9月議会閉会。

今日は、9月議会の最終日。

10時に開会し、全ての議案の処理を終え、午後2時前後に閉会しました。
以下は、今日の本会議の結果です。

 

執行部提出分
【全会一致だった議案】
89号 令和2年度飯塚市一般会計補正予算(8号)
90号 令和2年度飯塚市駐車場事業特別会計補正予算(1号)
91号 飯塚市手数料条例の一部を改正する条例
93号 飯塚市子育て支援センター条例の一部を改正する条例
94号 飯塚市交流センター条例の一部を改正する条例
96号 契約の締結(二瀬交流センター建設工事)
99号 指定管理者の指定(サン・アビリティーズいいづか)
100号 市道路線の認定
101号 専決処分の承認(令和2年度飯塚市一般会計補正予算(7号))
102号 人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求めること
認定5号 令和元年度飯塚市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定
認定7号 令和元年度飯塚市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定9号 令和元年度飯塚市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定11号 令和元年度飯塚市汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定12号 令和元年度飯塚市学校給食事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定14号 令和元年度飯塚市工業用水道事業会計決算の認定
認定15号 令和元年度飯塚市下水道事業会計決算の認定

【賛否が分かれた議案】
92号 飯塚市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例
95号 飯塚市病院事業条例の一部を改正する条例
97号 指定管理者の指定(飯塚立体駐車場)
98号 指定管理者の指定(街なか子育てひろば)
認定1号 令和元年度飯塚市一般会計歳入歳出決算の認定
認定2号 令和元年度飯塚市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定
認定3号 令和元年度飯塚市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定
認定4号 令和元年度飯塚市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
認定6号 令和元年度飯塚市小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定8号 令和元年度飯塚市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定10号 令和元年度飯塚市工業用地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定
認定13号 令和元年度飯塚市水道事業会計決算の認定
認定16号 令和元年度飯塚市立病院事業会計決算の認定
 ※認定8号のみ賛成25vs反対2(反対は川上・金子議員)
 残る議案は賛成26vs反対1(反対は川上議員)にて可決。


議員提出分
【全会一致の議案】
8号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し、
   地方税財源の確保を求める意見書の提出
9号 コンビニ交付サービスを活用した罹災証明書の交付を求める意見書の提出
10号 全企業へ「永久劣後ローン」融資制度の創設を求める意見書の提出

【賛否が分かれた議案】
7号 飯塚市議会の議員の議員報酬の支給の特例に関する条例
   賛成6vs反対21にて否決
   賛成は道祖・佐藤・古本・秀村・永末・坂平議員
11号 地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書の提出
   賛成26vs反対1にて可決
   反対は川上議員

 

以上の後、報告事項の説明・質疑、署名議員の指名、閉会となりました。

新型コロナウイルス感染症対策になるの? 次亜塩素酸水の噴霧はやめてください。

明日は、9月議会の最終日。

明日、9月25日の本会議では、まず、各委員長報告とその報告に対する質疑・討論・採決が行われます。
9月議会は決算審査もありますので、常任委員会の委員長報告だけでなく、決算特別委員会の委員長報告も。
この中で、令和元年度の各会計の決算の認定議案が審議されます。

その後は、人権擁護委員の人事議案の説明・質疑・採決、議員提出議案の意見書や条例案についての質疑・討論・採決、市営住宅の滞納に関する訴訟や和解、交通事故に関する報告等ののち、署名議員の指名、そして閉会となります。

時間としては、まず9時半からは意見書の取り扱い等に関する協議のための議会運営委員会。
その後、いつものように本会議が10時開会の予定です。

ネット中継はコチラからどうぞ。
https://www.youtube.com/channel/UCImEooMJx19ogKr5TsEkocw

 

で、これからが今日の本題。次亜塩素酸水について。

 

今回の議会の中で、市は、次亜塩素酸水の噴霧を行う方針だと明言しました。

 

この次亜塩素酸水は、新型コロナウイルス感染症が広がる中で、消毒用アルコールが品薄になった中でどうしよう?と考えた中で急遽、使うようになったモノです。

しかし、5月後半に空間噴霧は危険だと言う報道があり、それを受けて保護者や先生方からの心配する声があがり、噴霧については一旦ストップとなりました。

 

その後も、市は、なんとか使いたいという方向だったので、イヤおかしいでしょ。
安全性・有効性が確認できるまでは使っちゃいかんでしょと6月議会の一般質問を皮切りに委員会でも取り上げて言ってきました。
そして、市も、安全性・有効性が確認できるまでは、次亜塩素酸水の噴霧は行いませんと8月5日の委員会で認めざるを得ませんました。
当たり前の話ですよね。

 

ところが、その次亜塩素酸水の空間噴霧について、今回の一般質問の中で、市は無人の時に行う方針だと明言しました。
そして、空間噴霧をするとドアノブなどを拭かなくて良くなるとも。

 

えっ!有効性安全性確認できたのか?と聞いたら、なんとびっくり!
噴霧が安全・有効であることはメーカー側が言っているからというだけ。
公的機関での証明があるか?と聞いたら、それはどこも証明できていないと言うんです。
それなのに使うのってマジですか???って感じです。

 


この新型コロナウイルス感染症、ホントに分からないことだらけなので、国は専門家会議に意見を聴きながら、対処を考えましたよね。
3月から4月にかけて、尾身さんの記者会見を何度見たことか。。。

 

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YouTubeより(8月の記者会見の模様です https://youtu.be/DK8mfCMMpfM )

それらの専門家の話を聞いて対処方針を決めてきたので、今のちょっと落ち着いた状況があるのでは無いでしょうか。
それだけ、専門家の話って重要ですよね。


実は、その専門家会議に相当するモノとして、飯塚市は、飯塚市立病院管理者 武冨章氏、 松浦医院院長 松浦尚志氏、飯塚病院 感染症科部長 的野 多加志氏の3名の医師を行政アドバイザーとして任命しました。

 

しかし、次亜塩素酸水を消毒用アルコールの代わりに使おうと決めたとき、次亜塩素酸水の生成器と噴霧器459台(約2580万円)を買うときには、その行政アドバイザーに意見を求めていないんです。
「いや、話聞かなきゃいけないでしょ」と6月議会で質問して、やっと6月30日に行政アドバイザー会議がありました。

 

その中で、「次亜塩素酸水の有効性と安全性について」のみなさんの意見は、次の通りです。

1 空間除菌は意味がない。
2 次亜塩素酸水を、ドアノブやトイレのドアなど共用部分で使うことは良いと思うが、噴霧するという使い方は国も良いと言ってない。有効であれば全国の医療機関で使われている。現在、 医療機関で使用されておらず、国の安全性も確立されていない状況なので賛同しかねる。
3 次亜塩素酸水は、「野菜を洗う」ということが認められており、それ以外に認可がなかったものを今検証している。
4 拭き掃除に使う場合は、「汚れをあらかじめ拭いた上に、ひたひたにした状況でさらに拭きとるほどの量を使わないと効果がない」という検証結果が出ている。
5 地面を消毒する場合は、汚れを1回全部掃除し、そのあとに液でひたひたにすれば多少は効果 があるかもしれないということで、ほとんど効果は期待できないと思う。そもそも大前提として、原則床の消毒は感染対策として大きな意味をなさない。
6 噴霧に関しても、十分に浸してやっと効果があるようなものを、ミストで噴霧して効果があるか疑問であり、今後も効果があるというデータは出てこないであろう。健康被害の懸念もあり、個人的には噴霧はしないほうが良いと思う。
7 今回、アルコールが手に入らないことから議論となっている。界面活性剤が入っているもので ウイルスは十分に不活化する。固形石けんで十分である。アルコールや固形石けんを学校に配ることで十分であり、さらに感染対策を検討するのであれば、ペーパータオルを各学校に配ったほうが良い。
【第1回行政アドバイザー会議助言・提言等まとめ】
 → https://www.city.iizuka.lg.jp/jyohokoho/coronavirus/documents/21adviser.pdf

 

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専門家の方々の意見は、以上のように、否定的です。
学校を担当する文科省も、保育園を担当する厚労省も、当たり前の基本の消毒作業をして下さいと言ってるだけ。
次亜塩素酸水の噴霧なんて一言も奨めていません。

 

これで使おうと言うのは無理筋です。

 

もし、噴霧が有効でなくって、ドアノブに新型コロナウイルスがついたままだったら?
ちょっと刺激的な言葉がありますが、こんなマンガでも指摘もあります。


【マンガ】空間除菌、まさか本気で信じてる!?コロナ禍の「情弱」は命取り

diamond.jp


効果がないものを効果があると信じて、そこが感染源となったら・・・

市は、学校や保育園だけでなく、色んな施設で使う方針と言っています。
他方で、利用者や職員などの理解を得てからとも。


止めるなら今!です。


次亜塩素酸水については、5月末あたりからずっと振り回されています。
当たり前のことを当たり前にできないと、ホントに疲れます。
早く、当たり前の世の中になってほしいものです。

飯塚市では、まだもう少し、うんちを持ち歩く日々が続きます。

今日は、本会議一般質問で、コロナ対策についてお聞きしました。

動画はコチラからどうぞ。

youtu.be

まず取り上げたのは、市のタイムライン。

これは、新型コロナウイルス感染症がこんな状況になったら、市としてこのように対応する!という行動予定を示したモノです。ただ、7月27日の対策本部会議で「今のタイムライン、現状にあっていないので見直しします」ということは決めたはいいけど、未だに見直し後のタイムラインが決まっていない。

 

「市役所さ〜ん、今はもう9月ですよ〜」という声が聞こえそう。

 

この問題、8月5日の協働環境委員会でも指摘していたのにそのままなんですよね。
忙しいのは分かるけど、ここ大事でしょ!と改めて指摘させて頂きました。

 

また、市役所のホームページの情報が古かったり、探しにくかったりする点の改善や、市民からの要望とそれへのお返事をQ&Aとして整理してアップして頂くよう提案しています。

 

続いては、飯塚版アベノマスク?とも言われたエコバッグ+ゴミ袋+ハンドソープ+パンフレットの配布1億4千万円也〜の件。

 

なんと、市はエコバッグ2枚って言ってたのを1枚に減らし、その代わりに500円のエコバッグorゴミ袋orセッケン類の購入補助券とするそうです。

 

また、配布方法も、パンフレットは郵便局に配ってもらったり、それ以外のエコバッグ+ゴミ袋+ハンドソープは引換券を郵送した上で、自治会経由での配布だけでなく、自治公民館や交流センターでの配布(市民が引換券持って取りに行く)もありということだそう。

 

ある方はご自宅にお届けしてくれるのに、ある方は交流センターに取りに来て!という市民の中での不公平?が生じます。

 

また、このエコバッグなどの配布、1セットが約1kgになるのですが、自治会関係者からはホントに私たちに配らせるのか!と不評です。

 

本音で言えば、(議場でも言ってるけど)今からでもやめて欲しいこの事業、どうしても、どうしてもするというなら、まち協・自治会経由ではなく、失業した方、収入が減った方などにアルバイトで配って頂いた方がよっぽど良いかと思います。

 

そして、今日のブログの本題。うんちを持ち歩く日々が続く問題。

なんだろう?と思った方も多いかと思います。

 

これは、保育園での使用済みオムツについての話なんです。

以前も取り上げましたが、飯塚市の保育園・認定こども園では、使用済みのオムツを保護者が持ち帰っているところと園で捨てているところが半々くらい。

公立の保育所認定こども園は全て保護者のお持ち帰りです。

使った衣類と一緒に、使用済みのオムツの入ったビニール袋?を通園バッグに入れて、車に乗せて持って帰って、家で捨てる。。。もしかしたら、車で送迎されていない方は、帰りがけにスーパーに寄るときも使用済みオムツと共にお店に入っているかもしれません。

 

えっ!と思ったお父さん、ご自分のお子さんが行っている保育園がどちらか、お母さんに聞いてみて下さい。もしかしたら、いつも私がやっているのよ!と怒られるかもしれません(^_^;)

 

このオムツの持ち帰り、理由としては、保護者にこどもの便の様子を見て、健康状態を確認して欲しいと言うことらしいんですが・・・お迎えの時に一言伝えたり、連絡帳でいいですよね。市内でも約半数の園はそうやっていますしね。

 

で、このオムツの持ち帰り、保護者も負担ですし、実は保育士も負担なんです。園での処理だったら、ゴミ箱にポイっと捨てればいいのですが、お持ち帰りだったら、オムツ替えをしたら使用済みオムツをビニール袋に入れて口を結んで、その子専用の使用済みおむつ入れに入れなきゃならないんです。

 

うんちをトイレにそぎ落とすところを保育士がやっている園もあるとか。

 

で、今、コロナですよね。

 

当然ながら、この使用済みのオムツのお持ち帰り、衛生的に考えるとアウト!と言う指摘もあります。コチラのブログでは、感染症に詳しい看護師の方がその点を指摘されています。

www.nhk.or.jp

 

新型コロナウイルス感染症のウィルスも便に多くいるということが報道されています。

つまり、このオムツのお持ち帰りを園処理に変更することは、新型コロナウイルス感染症対策としても有効と言う事です。

 

ただでさえ、負担が大きく、保育士不足なのに、コロナで更に大変になっている保育園の現場。その負担軽減のためにも、オムツの持ち帰りをやめるべきと6月議会でも指摘、その際には、早急に検討するという答弁でしたが、今回も検討するという同じ答弁。

 

やる方向とはお聞きしていますが、残念ながら、保護者の皆さんのうんちを持ち歩く日々はまだ続きそうです。

 

この問題、数年前から首都圏を中心に取り上げられ、園処理に続々変わっています。飯塚市も今すぐにでも変えて欲しいと切に思います。

 

 

あと、経済的支援の件と、次亜塩素酸水についてお聞きしましたが、その点はまた別の日に。

 

9月議会始まります。

9月2日から令和2年第5回飯塚市議会定例会(通称9月議会)が始まります。
2日以降、一般質問、各議案に関する委員会審査、そして令和元年度の各会計の決算の審査を経て、25日の最終日には本会議で各委員会の委員長報告・質疑・討論・採決などが行われます。
今回の議会へ提案される議案等は、補正予算議案2件、条例議案5件、人事議案1件、専決処分の承認議案1件、その他の議案5件、決算の認定議案16件、報告6件です。
 
 
まず補正予算から。
一般会計補正予算の補正額は約2億円。これで予算の総額は約897億円となります。肌間隔で言うとムチャクチャデカい。
コロナ対策が入っているからですが、十分注意しなくてはなりません。
今回の補正予算の中身としては、コロナ対策と各種補助事業に必要な経費を補正したモノだそうです。
 
 
中には以下のような分があります。
私立保育園等の新型コロナウイルス感染症対策用品購入等補助に2600万円。
穂波子育て支援センター(穂波交流センター2階)整備に230万円。
観光案内看板・宿泊施設の総合案内ホームページ等の整備費用(県宿泊税関連)として470万円。
荒廃森林の整備事業費の追加として、4100万円。
小中学校へ学習指導員37人、スクール・サポート・スタッフ29人を配置する費用、1800万円。
GIGAスクール関係でモバイルルーター(小中学校合計1200台)の購入費用、3800万円。
GIGAスクールサポーター(小中学校合計15人)を配置する費用、1700万円。
 
 
これらの補正予算については、後日以下のページにアップされる予定です。
 
 
なお、スクール・サポート・スタッフとは、教職員の新型コロナウイルス感染症対策等にかかる時間の削減等のために雇用するもので、年23週、週4回、3時間を小中学校に各1人、計29人配置するとのことです。
先日お伝えした、エコバッグを配るよりアルバイトをという私の考えで書いたものと近い形となるようですが、各学校1名ずつとは人数として厳しいかと思います。
思い切って、増員して欲しいと思います。
 
 
続いて提案される条例議案とその提案理由は、以下の5件です。
 
飯塚市手数料条例の一部を改正する条例 
 〇法改正に伴うもの。
飯塚市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を 改正する条例
 〇省令改正に伴うもの。
飯塚市子育て支援センター条例の一部を改正する条例
 〇穂波交流センター2階に穂波子育て支援センターを設置するため
飯塚市交流センター条例の一部を改正する条例
 〇穂波交流センターの耐震改修に伴い、各室の面積を変更するもの
飯塚市病院事業条例の一部を改正する条例
 〇飯塚市立病院の外来診療を土曜日休診とし、救急診療体制を強化するもの、令和2年12月1日から。
 
 
また、契約議案として
契約の締結(二瀬交流センター建設工事)契約金額 350,060,700円で、赤尾・西特定建設工事共同企業体と契約するもの。
 
 
指定管理者の指定議案として、
飯塚立体駐車場       相手方:太平ビルサービス株式会社
街なか子育てひろば     相手方:特定非営利活動法人 つどいの広場いいづか
サンアビリティーズいいづか 相手方:特定非営利活動法人 いいづか障害児者団体協議会 
 
 
あと、昨年度(令和元年度)の各会計の決算認定16本などがそれぞれの委員会を中心に審議されます。
 
 
9月7日から10日にかけて繰り広げられる一般質問を含め、本会議や委員会は、10時開会。本会議場には、通常の傍聴席の他、小さいお子様を連れてこられても安心の親子席(コスモスコモンにあるような防音の部屋)もあります。
コロナの中という特殊な状況にありますので、自粛をお願いしていますが、やっぱり議場や委員会室で傍聴したいと来られるお客様のためには、席数を減らしての傍聴となりますが、傍聴席も開放してる他、モニターで見れるようなお部屋も用意しています。
ネット中継、リアル傍聴共にどうぞよろしくお願いします。
ネット中継はコチラからどうぞ。


なお、9月議会の日程は以下の通りです。
9月 2日(水) 本会議(行政報告、委員会中間報告等)
9月 7日(月) 本会議(一般質問)
9月 8日(火) 本会議(一般質問)
9月 9日(水) 本会議(一般質問)
9月10日(木) 本会議(一般質問、議案質疑・委員会付託)
9月11日(金) 経済建設委員会・福祉文教委員会
9月14日(月) 総務委員会・協働環境委員会
9月17日(木) 決算特別委員会
9月18日(金) 決算特別委員会
9月23日(水) 決算特別委員会
9月25日(金) 本会議最終日(各委員長報告・質疑討論採決、諸報告等)

一般質問の通告は今日の17時まで。あと少し、質問内容を試行錯誤したいと思います。
各議員の質問事項・順番は、また後日に。

 

【1億4千万円の使い道】エコバッグなんか配るより困っている人にアルバイトしてもらってバイト代を払いたい!

 え〜と。飯塚市は全世帯にエコバッグ2枚とハンドソープとパンフレットと可燃ゴミ袋(中)2巻を配ります。
 
ハンドソープ(250ml・ポンプ式)の予算単価は440円。
エコバッグはレジカゴタイプで予算単価が563.2円。それを2つ。
可燃ゴミ袋(中)は作成単価で配布。
配布の費用が1世帯あたり300円。
それにパンフの予算を併せて、総額1億4千万円なり。
 
 
例えば、ハンドソープ一つ見ても、同様のモノを薬局で見ると300円前後で売っているし、何より皆さんは詰め替え用を買っている。ポンプ式の容器がゴミ。
また、体質に合う合わないがあるから家庭によっては使えないモノが配られる。
 

エコバッグももう皆持っている。それも複数。家に何枚あるのか、市は知らないというのだろうか。
それとも「タダで配るんだからいいじゃない、もらっておいて損はないでしょ」とでも思っているのだろうか。
 

そんなことより、コロナで生活が厳しくなった方々に、学校の消毒作業をアルバイトでして頂くなんてのはどうだろう。

 
これは議会でも話したアイディアだが、一日3時間×時給千円とすると月曜から金曜まで週5回だと月6万円(一ヶ月を4週間と仮定しています)になる。週3回だと3万6千円。

飯塚市立の小中学校全29校で毎日5人が作業すると仮定すると、145人が毎月6万円のアルバイトをすることができて、一ヶ月で必要な費用は870万円。
これを9月から3月までやるとすると870万円×7ヶ月で6090万円となる。

こうすると、コロナ対応で色んなことに気を遣わなきゃいけなくて大変なのに加えて、
帰る前に担任の学級や色んなところの消毒作業をしなきゃいけないという先生方の負担の一部でも減らすことができる。
一石二鳥なんじゃないですかね?

このような取り組みは、市立の小中学校以外でも同じようにやれる。
すると、もっともっと多くの方がコロナの影響で減った収入をアルバイトすることで補うことができる。
そんな費用に1億4千万円を使いたい。

もっとも、このアイディアは、私の勝手な妄想なので、突っ込みどころも満載かもしれない。
 
例えば、他のアルバイトに比べても時給が高い!と言うご意見もあるかもしれない。
 
この指摘については困った人への支援なのでということでお許し頂きたい。
困った人に「困っているでしょう。お金を渡します!」というより、
「働いて下さい。色をつけたバイト代をお支払いします!」の方がよっぽどいいのかと思う。

そんなことをある新聞記事を読みながら、またまた考えた。。。

この問題のチラシ作って配ろうかなぁ。

今からでもエコバッグ配るのやめてくれんやろか。。。
同様に思った方、今からでも市役所や議員、マスコミ各社に電話したり、メールしたりしませんかぁ。
1人じゃ動きませんが、多くの方が動いたら国であっても方針転換しますよ♪
○○○マスク第2弾も変わりましたしね。
 

飯塚市コロナ対策【エコバッグ+ハンドソープ+パンフレット+ゴミ袋2つ=1億4千万円】決定。修正案は惨敗でした。

ブログの更新が大変遅くなりました。

 

7月27日に臨時議会の本会議最終日があり、何度か記事にしたコロナ対策【エコバッグ+ハンドソープ+パンフレット+ゴミ袋2つ=1億4千万円】 の予算についても採決がありました。

 

結論からすると、原案そのまま可決となりました。

 

以前ブログで書いたようなそれマル!な予算も含まれており、予算としては賛成だよね。でも、さすがにエコバッグなどは検討不足だし、このままOKしたらダメだよねと思い、補正予算から、エコバッグ+ハンドソープ+パンフレット+ゴミ袋2つの費用、1億4千万円を削る修正案を同僚議員と共に提出しましたが、惨敗です。

 

 

修正案に賛成したのは、なんと提出した私たち(江口徹・小幡俊之・金子加代)の3名だけ!

その他の議員は修正案に反対でした。総務委員会の中で、同じ内容の修正案に賛成した松延隆俊議員は、退席されており棄権。また議長は採決には参加しません。
よって、修正案は、3vs23!

 

 

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これ、修正案の採決の時の画像です。

 

いやあ、正直凹みましたね。

 

そんなに必要な予算なのかなぁとか、市民の皆さんも待ち遠しいと思っておられるのかなぁとか、考えこんでしまい、ブログの更新が遅れた次第ですm(_ _)m


今週にあった委員会の様子などはまた別の機会に。

それではまた!