飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

企業誘致の光と影。

昨日までの本会議では、代表質問・一般質問・各議案の委員会付託前の質疑などが行われました。
今日は、その中から、川上議員の一般質問の一部を紹介します。川上議員は、「コミュニティバスについて・工業団地造成と企業誘致について」の2点について質問しました。その中から後半の工業団地と企業誘致に関しての紹介です。

飯塚リサーチパーク(幸袋)の収支について、平成4年に始め、地方債(自治体の発行する債券=借金です)28億4600万円を投じてリサーチパークを造成したものの不況などで企業誘致もままならず、2区画を1億5100万円で売却したのみ、借金は一般会計からの補填。また、リプロックスと言う会社を誘致したものの、経営に行き詰まり、倒産。リプロックスは給与の不払い、通信教育のずさんさなどの問題を未だ抱えており、市も相談に応じる。また誘致の際の保証金4500万円は、現在預かったカタチのまま。
続いて、目尾地区工業団地関係について、これは、すでに土地開発公社飯塚市の外郭団体の一つ。ま、別働隊ですね。)が買収済み。この分での土地開発公社の借金は、H19年3月31日現在で、14億9千万円弱。借金の利率は、H17年度が0.31%、H18年度が0.65%。
最後に、今度の予算に計上されている鯰田の三菱マテリアル所有の土地の買収、工業団地の造成について。42haを買収し、25haをH20・21年度に造成し、H22年度より、うち15haを工業団地として販売予定。造成費と調査設計費などで21億円。周辺整備は含まないため別途必要(金額答弁せず)。この予算も地方債(10年の元利金等払い)を発行予定であり、元利含めて24億円強の支払いとなる。該当地域は、H17年の県調査により西部は軟弱地盤、東部は堅固な地盤。土地の分譲収入は全て売却したとして21億円程度。

この質疑を聞きながら思ったのは、過去の反省が活かされているのかどうか、また今回の鯰田での工業団地造成が良いことかどうか。不明な要素がおおすぎやしないかということ。う〜ん、最後までやるといくらかかるんだろう??? はてなマークが頭の中を飛び交っています。