飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

TQM、飯塚市役所でも始まる。


今週月曜日の20日、立岩公民館で飯塚市役所こども・健康部のTQM活動発表会が開催された。これは、先日の飯塚病院のTQM大会に端を発したもの。昨年の飯塚病院のTQM大会を見たこども・健康部の部長が、これはいい!と市役所内で始めたものだ。


発表は、同部の4課が行った。

トップバッターは、医療保険課。テーマは、「来庁者の待ち時間を減らす〜悲しい取り間違い〜」だ。この1例だけ、詳細に紹介しよう。
これは、文字通り医療保険課へ用事があって来られた方々の待ち時間を減らすための取り組み。
保健医療課では、銀行や郵便局の窓口にあるような自動発券機を使って目的別に番号札を配布し、順番が来たらお呼びする仕組みを採用しているのだが、来庁者の目的・発券から呼び出しまでの時間を調査したところ、なんとこの目的別の番号札の取り間違いが17.71%も発生していたのだ。
このミスから、せっかく待って呼ばれても再度番号札を取り直すところから始めなくてはならない方が発生し、待ち時間の増大につながっていた。これを減らすために何が出来るかというのが、今回の取組だった。
取った対策は、発券機周辺の案内表示を作成・窓口別に色分けしたことと、総合案内人を配置したことの2つ。
最初の案内表示の作成・色分けでは、取り間違えは、11.18%に減少、さらに案内人を配置すると取り間違えは、4.04%まで低下した。
反省点としては、来庁者の意見を踏まえていない点等が出されていた。


以降、こども支援課の「どうしたら怪我はなくなるの?〜こどもの運動機能向上を目指して〜」、健康・スポーツ課の「1歳6ヶ月児健診の待ち時間を減らす」、こども育成課の「HOMEWORK〜保護者の思いと児童クラブの取り組み〜」と続いた。


一連の発表の中では、ちょっとした劇のようなものもあり、会場の笑いを誘う一場面も。
また、発表者の反省点にもあったが、確かに詰めが甘い点もあったものの概ね前向きな取り組みであり、素直によかったと思う。このような取り組みが飯塚市役所でも始まったことを嬉しく感じた。


この取り組みについての、市役所内の評価は、最後の優秀賞の発表で明らかに。「優秀賞はこども支援課です」との発表があった途端に、発表者や一緒に取り組んだ方々の喜びの声だけでなく、更には見ていた方々から大きな拍手が上がった。


後は、これをどう続けるのか。そして広げるのかかもしれない。
何はともあれ、発表者の皆様、オツカレサマでしたm(_ _)m