飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

12月議会始まる。

昨日11月30日から12月16日までの17日間の日程で、令和4年第6回飯塚市議会定例会(通称12月議会)が開かれます。

 

提案される議案は、補正予算案12件、定数条例の改正などの条例議案11件、学校での事故に関する和解や指定管理者の指定などその他の議案5件となっています。
また、3月に提案して未だに継続審議となっているメガソーラー規制条例についても、開会中の協働環境委員会で審議されることとなっています。

 

議会日程は次の通りとなっています。

11月30日(水) 本会議初日(行政報告・委員会の中間報告質疑・議案の提案理由説明等)
12月 6日(火) 本会議(一般質問)
12月 7日(水) 本会議(一般質問)
12月 8日(木) 本会議(一般質問)・議会運営委員会
12月 9日(金) 本会議(一般質問・議案に対する質疑、委員会付託)
12月13日(火) 経済建設委員会・ 福祉文教委員会
12月14日(水) 総務委員会 ・協働環境委員会 
12月16日(金) 本会議最終日(各委員長報告と質疑討論採決・ 報告事項の説明質疑等)

 

議会の傍聴は,誰でもOK。またネットでは本会議だけでなく委員会も生中継や録画中継を行っています。

来年春は、市議選が行われます。あなたの選んだ議員を含め議員がどのような活動をしているのか、市がどのように考えているのかを知る良い機会です。

 

ネット中継、リアル傍聴共によろしくお願いしますm(_ _)m

ネット中継はコチラからどうぞ
→ https://www.youtube.com/channel/UCImEooMJx19ogKr5TsEkocw

飯塚市のこども図書館構想を考えるため、渋谷区笹塚のこども図書館へ行ってきました! 

今日は、せっかく東京まで来たので、こども図書館を見に渋谷区笹塚へ。
まずは青年館から渋谷へ出ると様変わりしただけではなく、まだまだ工事中の様子。地方とは違う都市の力強さを感じます。

 

渋谷からは都営バスで20分ちょっとで「こども図書館前」と言うバス停で下車。
しかーし、こども図書館は目の前には無くって、どうやら一つ前の笹塚中学で降りた方が良かったらしい。Googleを信じるべきだったとちょっと反省😅

 

そんなこんなで着いたこども図書館は、都営住宅の1・2階を改装して作られています。

www.lib.city.shibuya.tokyo.jp


一階は受付と子育て支援センターとのことで、見学者用のパスをもらって二階のこども図書館へ。

二階に上がって左(フロアマップでは右)は『森の部屋』。


乳幼児対象のようで3段程度の本棚の他、ベンチやちっちゃい家のような木製家具があり親子でゆっくり読書や読み聞かせが出来るお部屋です。
絵本などがある他、「りんごプロジェクト」なるものがあるそうで、大活字本や点字図書、デイジー、布の絵本もありました。また授乳室もあります。

 

反対の上がって右(フロアマップの左側)は『恐竜の部屋』と『星の部屋』。


恐竜の部屋は、小学生向きの様子、分野でいうと図書分類で6から9までが置いてあります。

 

星の部屋はイベントルームだそうで、暗くすると壁面に星が映るとのこと、この部屋にはこども向けの図書分類0〜3の本がありますが、その他にお父さんお母さん向けに、妊娠出産、育児、料理・食育、発育・発達、家庭教育と言った子育て関連の本だけでなく、病気・病院、趣味娯楽や社会教育と言った分野の本があります。

 

また、廊下にはこども向けの図書分類4.5の本がありました。

 

着いたのが10時半くらいで小一時間いましたが、小さなお子さんとお父さん、お母さんと言った組み合わせで、常時10人から20人くらいの方がおられたように思います。


スタッフの方にお聞きすると、来られるのは多くはやはり乳幼児と保護者さん、もしくは小学生とのことで、「中高生は夏休みなどの長期休みの時くらいですね〜」と言われていました。

 

で、気になったので、こども図書館を出て近くの図書館を検索すると、同じ渋谷区立の笹塚図書館が歩いて10分、本町図書館が16分、西原図書館が17分にあります。
それだけでなく、中野区立南台図書館が13分、杉並区立方南図書館が14分にあるのです。(googlemap調べ・全て徒歩)

 

で、その中で一番近い笹塚図書館へ。
こちらは京王線笹塚駅と隣接しており、1〜3Fは商業施設、4階が図書館と区の施設が入居しています。

www.lib.city.shibuya.tokyo.jp


行ったのは、12時前後なのですが、50人程度が利用されています。
入ると左手にカウンターがあって、その奥の正方形のようなスペースが書棚です。

本棚は、横に2列×奥に6列。子ども図書館と違って、棚は6段180cmくらい、外が木、棚は黒の金属製。


一番目につく本棚はビジネス関連書籍と【しぶやおすすめの本50】というお勧めの本が並んでいます。

www.lib.city.shibuya.tokyo.jp

ビジネス関連書とおすすめの本50の本棚の裏(入口から見て)から6本めの棚の表までが文庫本など小説、6本目の裏が言語の棚。

 

また正面の右手の棚は、1本目の表が参考図書、それ以降と壁際にその他の分野の本が並べられています。また、閲覧席は、高校生くらいの年代から中高年まで様々な方々が、利用されています。こちらは席予約が必要なスペースのようですね。

 

う〜ん、近くにこんな図書館があるから、こども図書館は子どもだけを対象に作れたんですね。

 

こども図書館で言うと、近くでは、武雄が有名ですが、武雄こども図書館は武雄市図書館の側に新しく建てられました。

武雄市図書館とこども図書館

今年の4月に開館した金沢市立玉川子ども図書館も、市立図書館、公文書館、公園が隣接しているそうです。

 

大阪の「子どもほんの森 中之島」は、そもそも有名な建築家の安藤忠雄さんからの寄付でのスタートです。

 

飯塚はと言うと、穂波図書館と2階の穂波郷土資料館を子ども図書館へ改装すると言う構想のようですが、穂波図書館から他の図書館までは、一番近い飯塚図書館まででも29分、庄内図書館までだと77分、筑穂図書館まで85分とかなりあります。

 

今、穂波図書館を利用している大人の方からは、それは困るという声もお聞きします。
その中で、こども図書館に改装するのは・・・ちょっと考えなくてはなりませんね。

 


個人的には、1階と2階を分けて考えて、どちらかをこども対象に、もう片方を大人も含めて利用できるようにしてはどうかと思っています。

Children First FUKUOKAの食材配布あります! 最近ちょっと厳しいなぁと思っておられる子育て家庭の方、ご利用下さい!

こんばんは。昨日で決算委員会が終わり、残すは28日の最終日のみ。

さて、最終日各議案、そして市民からの請願に市議会はどう判断を下すのか。

ぜひ、議会に注目下さい。

 

話はころっと変わって、今日は生活が厳しくなった方々への支援のお話です。

私の所属している団体の一つに、Children First FUKUOKA(チルドレンファーストふくおか)という団体があります。

今日は、このChildren First FUKUOKAの食材支援の紹介です。

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【食材支援やります!】拡散希望

アメリ中央銀行FRBがまた利上げを決定したというニュースが入り、また円安に。
これでまた物価が上がる心配が一つ増えました。

 

そんな中、コロナや物価上昇で生活が厳しくなった〜というご家庭も多いことと思います。
そのような生活が厳しくなった子育て家庭の方々、特にひとり親家庭の方々に少しでも支援が出来たらと言うことでChildren First FUKUOKAで、今回食材支援を行うこととなりました!!

 

★配布するものは、お米やパスタ、缶詰など食材の詰め合わせに加えて、鉛筆やノートなど学用品もご準備しています。

 

★配布対象者は、筑豊地区在住のひとり親家庭と生活の厳しい子育て家庭。

 

★配布日と場所は次の通りです。
 9月26日(月) 二瀬交流センター
 9月27日(火) 穂波交流センター・飯塚東交流センター
 9月28日(水) 筑穂交流センター
 9月29日(木) 鯰田交流センター・頴田交流センター・庄内交流センター別館(図書館奥)
 9月30日(金) 鎮西交流センター
 いずれも、18時から19時で配布します。

★申込方法
 申込みが必要です。下のURLから申込み下さい。
 https://forms.gle/YA9b2nF6dtVv5wNk8

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Children First FUKUOKAって何よ?と思われる方が多いかと思います。
主催するChildren  First  FUKUOKAは、飯塚病院小児科の田中先生、飯塚市立病院の穐吉先生、江藤県議が代表を務める「子どもへの虐待防止」のために昨年5月に立ち上げた団体です。身元はしっかりしているのでご安心を!
飯塚では、昨年2月に3児が父親に殺されると言う事件が起きました。篠栗の5歳児の餓死事件と共に,最近裁判の様子がニュースがなっています。あのようなことが無いように、少しでも厳しいご家庭の支えになれば、そして、この取り組みを多くの方に届けたいと思っています。
 
生活が厳しいけど、交流センターまで来られないと言う方もおられることと思います。そういったご家庭でも支援できないか、緊急度に合わせて検討することとしています。このご家庭ちょっと心配と思われるご家庭がありましたら、ぜひ今回の食材支援をご案内下さい。
また、このブログや、画像はご自由にお使い下さい。

 

厳しい状況にある子どもたちに支援が届きますように。

メガソーラー規制条例、9月議会でも結論出ません!

ご無沙汰しておりました。色んなことやり過ぎてヘトヘトです。
さて、今、9月議会が開会中です。

既に一般質問は終わり、常任委員会が昨日と今日、行われました。

一般質問では日曜日の西日本新聞でど〜んと取り上げられた白旗山のメガソーラーについても取り上げましたが、市の対応には首をかしげることも。その点は日付けを遡りつつ別途書きたいと思います。

 

www.nishinippon.co.jp

 

今日は、総務委員会と協働環境委員会が行われたのですが、協働環境委員会では、3月議会で同僚議員と共に提案したメガソーラーの規制条例も議題に。

 

しか〜〜し! 今日も結論は出ませんでした(T_T)

下に協働環境委員会の録画配信分を貼り付けましたので、ぜひご覧下さい。

3分30秒あたりから条例の審議がスタート、途中一旦休憩を挟み、審議が続きますが、22分50秒あたりから休憩。YouTubeでは、すぐに再開していますが、実際には、8分程度の休憩の後に再開。再開後はすぐに継続審査となりました。

実質20分弱の審議です。

www.youtube.com

 

言いたいことは山ほどありますが、それは近日中に。。。

6月議会閉会、注目の移動式観覧席は僅差で可決。定数は元の28人へ。

今日、6月27日、朝10時からおおよそ4時過ぎ?あたりまでかかって、全ての議案の処理を終え、6月議会が閉会しました。

 

一言で言うと、きつかった〜〜〜(^_^;) 調整や準備でへとへとです。

 

昨日もメルマガ書いたり、ブログを書いたりした後に、今回の議案について色んなことを調べたり原稿書いたり。おかげで睡眠時間は2時間くらい。この前、参考人できて頂いた大正大学の江藤俊昭先生が言われていたように、最終日の前は寝られないという状況でした。

 

そうやって迎えた今日の本会議、注目の移動式観覧席については、結果は15vs12の僅差で可決となっているものの、この類の議案としては異例の討論の多さでした。

 

その中で、私も反対の立場で討論しています。

 

今日は、その討論の原稿を紹介しますね。

 

議案61号 財産の取得(移動式観覧席) に関し、反対の立場から討論致します。

 

まず、1点目、
1)そもそもこの移動式観覧席について物品で発注することの是非についてであります。この移動式観覧席は、もともと工事に含まれていたものであり、壁に固定されていないとはいえ、各メーカーに豊富に在庫があって単に買ってくればよいものではありません。固定式観覧席と同一メーカーと委員会での市側の答弁がありましたが、そうであれば、工事請負契約に含める方が安くできることは容易に想像ができ、別に単なる事務用品、事務用家具としての入札には、違和感しかありません。
もし、工事の中に含めないのであれば、物品の購入ではなく、製造の請負契約をすべきだと考えます。
 


次に2点目
2)発注に至るまでの経緯が不自然であり公平な入札が行われたとは言えない。という点です。

 

体育館の建築工事等を審議した令和2年5月26日の協働環境委員会における、
吉松議員の
「外構工事を外したり、また入れたりと、いろいろ変更をされておりますけれども、そのような見直しの判断は、いつ、どのような会議で行ったんですか。 」と言う質問に対し、
○建築課長 は、
「1回目の見直しに関しましては、1月23日に関係部課長会議で、建築工事の予算額の見直しではなく、外構工事や観覧席椅子の工事を建築工事から除き、刊行物単価と実勢価格との差を是正することを協議し、1月29日に業者選考委員会で決定いたしました。2回目の見直しは、3月9日の関係部課長会議で、外構工事や観覧席椅子を工事の中に戻すことを協議し、 3月27日の業者選考委員会で決定しております。」と答えられています。

 

また同日の川上議員の2億円の増額に関しての質疑に対し、
市長は、「この2億円の増額につきましては、先ほど建築課長が説明しましたとおり、1回目から2回目の入札のときに外していた分を、2回目から3回目のときに、外構工事それから可動式の椅子の工事等を含め、さらには労務単価や資材単価を実勢価格を調査する中でどうかということでの総額で、約2億円でございました。その辺の説明は聞きました。現状を考えたときに、そ の工事を中に含めなければ、本市として予定している期日までの完成も難しいというような説明もあわせて聞きましたので、この2億円の増額をし、発注するということについて、承認したところでございます。 」と答えられています。

一連の答弁を考えると、今回入札された移動式観覧席を含めて元に戻したと考えるの普通ですし、総務委員会でもそのように報告されたとお聞きしています。

 

また、同日の吉松委員の「コロナウイルス対策ということで、財政調整基金も取り崩すというような大きな財政出動がなされているときに、市民の優先順位という感覚からすれば、整備事業を延期するという選択肢もあるのではないですか。」
と言う質疑に対し、
○健幸・スポーツ課長 
「新体育館の建設に当たりましては、有利な財源を確保できていることから、事業を延期せずに工事を進めております。」、「公共施設等適正管理推進事業債の活用できる期限は令和3年度末までとなっております。令和2年度、3年度事業の出来高については起債の対象になりますが、令和4年度の分について は対象となりません。社会資本整備総合交付金の交付については、これまでも県、国に問い合 わせを行っておりますが、令和4年度まで工期が延びた場合について、都市再生整備事業は年 度ごとに請求を行う事業であるため、令和2年度事業までは交付されますが、その後について は答えられないとの回答でございました。」
と答えており、この答弁からは、公共施設等適正管理推進事業債を考えても、今回の移動式観覧席の発注は早期になされるべきであったのに、対象となるか不明な今年度まで遅らせたことは不自然であります。

 

 また委員会において城丸議員も質疑をされていましたが、令和2年5月の段階で既にこの移動式観覧席を発注することを決めているのだったら、その段階で発注できたはずです。それなのに、工事が進んだ今年5月の入札にしたことで納期が守れない恐れがあると言った理由などで13社の指名競争入札のうち10社が辞退することとなっています。

 

また、市は特定のメーカーの製品を前提としているがこの製品にとの指定はしていないと言いますが、仕様書には、鋼材(部品として使う材料)の指定や、サイズ、重量などについて非常に細かな指定があります。建築関係の方にこの仕様書を示してお聞きしましたが、この点を考慮すると事実上1社の製品にならざるを得ません。実際、この点について、鋼材の指定を外して頂きたい、重量の指定を緩和して頂きたいと言う業者側からの質問/要望に対し、市側の回答はできないとなっています。

 

特定のメーカーとしていないのであれば、重量については上限を示すだけですみます。鋼材について指定する必要はありません。3000席の観覧席を確保するために必要な席数、例えば500席以上の席数と、倉庫の大きさを、床がどれだけの重さに耐えられるかだけを指定すれば良いのに、これだけ細かい仕様書を書けば、1社の製品となり、競争性は制限されます。

 

また、永末議員の質疑にもありましたが、工事の設計協議の中でこの移動式観覧席の仕様は決まっています。そしてその仕様書は工事に参加した業者は入手可能となっています。つまり、一部の業者がこの仕様書を知り得る立場にあり、情報の入手という点で差が出たことが容易に考えられ、入札の公平性に疑問が生じています。

 

また、今年度に入って市は、指名業者2社より見積もりをとったと言われましたが、どこの会社からかと言う質疑に対し、非公開であり答えられないとしています。
入札の経緯を考えると、この見積もりを行った業者2社は、入札辞退をした10社であるはずがなく、応札をした3社のうち、2社と考えざるを得ません。

 

しかし、通常見積もりを取る場合には、今までの取引実績のある、実績の十分な会社より見積もりを取られます。

 

委員会に提出された資料を見ると、落札したグッドイナフ社の実績は、軽中量ボルトレスラック外21件で192万5千円、その他、児童生徒用タブレット端末の納入や修理、コピー用紙やファイル等の納入をあわせて、総額で277万円しかありません。

 

また、同じく辞退していない、S・Y社の市との取引実績は、ゼロ。もう1社の福岡ソフトウェアセンターは、市との取引実績は7200万円強と十分かのように思えますが、児童生徒用タブレット端末やノートパソコンの納入と公衆無線LAN整備となっており、今回の体育館の移動式観覧席に類似した実績はありません。
見積もりを取った業者が有利になることは、容易に想像ができますが、その見積もりを取る作業自体に、先にしめしたように実績が非常に乏しい、もしくは実績がない事業者から見積もりを取ることは非常に不自然であり、この点からも入札の公平性に疑問を持たざるを得ません。


 

最後に、3点目、
3)この契約を進めることの妥当性であります。
落札した会社が、飯塚市と取引した実績は、昨年度からで累計300万円弱だけです。工事の際には、受注実績などを含めランクがあり、入札に参加できる案件が決まります。市は、物品にはそういった制度はないと言いますが、今回受注した会社の体制を見ても、取締役が2名に社員が1名だけで技術職がいるとも思えません。今後の維持管理に関しての責任等を考えると7840万円と多額の案件を任せるには不適当と考えます。
またこの会社以外に入札に参加したあとの2社のうち、福岡ソフトウェアセンターは7千万円強の実績がありますが、飯塚市と福岡県が出資している会社で設立の趣旨を考えると市内の民間企業と物品納入契約を競うのは問題がありますし、残る1社は飯塚市との取引実績0円です。
その事を考え合わせると、契約として妥当ではないと考えます。

 

以上の、1)そもそも物品で発注することが妥当か。2)発注に至るまでの経緯が不自然であり公平な入札が行われたとは言えない。3)落札した会社を含め、応札した3社は同種もしくは類似の物品納入の実績に乏しく、契約相手として不適当と考えること、以上大きく3点から、この契約には反対です。

 

最後に、今回の入札について法的には問題がないという市側の主張があります。しかし、私たち議会が、契約の締結等について議決を行う際には、法的に問題がないだけでなく、その経緯や公平性についても妥当であるかを判断しなくてはなりません。
私たち議会は、市民や事業者に問題がないと自信を持って言えるときにだけ、議案を通すべきであると私は考えます。


協働環境委員会で、全会一致となっていることは同僚議員もミスしたと認めています。議員の皆様には、その点も再度ご検討頂き、一旦、この議案についてはストップして頂きたいとお願いし私の討論といたします。

 

以上です。お読み頂いた皆様、以下がお感じでしょうか。
この件については、明日以降、YouTubeを紹介したり、委員会資料等をホームページで見れるようにしますので、それもあわせてお考え頂ければ幸いです。



続いて、もう一つ注目されている議員定数について。

 

昨年9月に市民団体から「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部改正を求める請願」が出され、議会運営委員会で3月まで審議を続けてきました。その結果、3月議会で、請願は採択されたことに伴い、この6月議会へ定数条例の一部改正案を同僚議員と共に提出していました。

 

また、令和元年7月の定数削減の条例案を提出された道祖議員が同僚議員と共に今回提出された「議員定数をはじめとして市民にとって最適な議会のあり方の検討に関する決議」と私たちの定数条例の改正案が、今日の本会議で議題となり、道祖議員他7名が提出した決議案は否決、24となった定数を元の28に戻す私どもの「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例」については、賛成多数で可決となりました。

 

ただ、今回の議会の動きについては、市民からは何やってるんだと非難をされても仕方のない状況です。それを払拭すべく、選挙後には、市民との協議の元に、議会のあり方、議員定数の考え方について議論して行きます。

 

今日は、テレビ局が2局、新聞が4紙取材に入っておられました。今日、明日の報道を注視したいと思います。

明日は6月議会最終日!

今日配信した「えぐマガ」512号です♪
配信希望の方 江口宛にあなたのメールアドレス をお教え下さい。
次号より配信させていただきます。

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「えぐマガ」vol.512   2022年6月26日号
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こんにちは、飯塚市議会の江口徹です。

梅雨のはずでしたが、びっくりの暑さの日曜日になりました。
さて、明日は6月議会の最終日。
お時間許す方は、ぜひ傍聴においで下さい。
今日のえぐマガは、その最終日の動きや注目の議案についてご案内します。
それではどうぞ。

 

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明日の日程

 

9時半から議会運営委員会が開かれ、10時からの本会議の段取りの最終確認がなされます。
その後、10時から本会議が開会。その後の流れは以下のようになります。

1 各委員長報告、質疑、討論、採決
  (総務、福祉文教、協働環境、経済建設の順に行われます)
2 人事議案の提案理由説明、質疑、討論、採決 (議案第67号)
3 議員提出議案の提案理由説明、質疑、討論、採決
4 議会選出各種委員の選出
5 選挙管理委員、選挙管理委員補充員の選挙
6 報告事項の説明、質疑(報告第5〜14号) 
7 署名議員の指名
8 閉 会

 

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定数問題

 

先にお伝えしたように、定数条例の一部改正案と、定数に関して決議案が提出されています。
上記の日程の中では、3の「議員提出議案の提案理由説明、質疑、討論、採決」で取り上げられます。
まずは、道祖議員他7名が提出している「議員定数をはじめとして市民にとって最適な議会のあり方の検討に関する決
議」が提案され、議題となります。
その後、私を含めた議員11名が提出している「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例」が提案され、議題となります。

 

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移動式観覧席の契約議案はやっぱり???のままでした

 

前回のえぐマガで、建設中の体育館に使う移動式観覧席を7843万円である会社から購入する議案について疑問が膨らんでいるという記事を書きました。
木曜日に協働環境委員会があったのですが、そこでも疑問は解決しないどころか、膨らむばかり。

 

私の問題意識は大きく次の点。

1)そもそも物品で発注することがおかしい。
2)発注に至るまでの経緯が不自然であり公平な入札が行われたとは言えない。
3)落札した会社は物品納入の実績に乏しく、契約相手として不適当

 

1)そもそも物品で発注することがおかしい。
 については、先のえぐマガで書いた通りです。

 

2)発注に至るまでの経緯が不自然であり公平な入札が行われたとは言えない。
 については、城丸議員も質疑をされていましたが、令和2年5月の段階で既にこの移動式観覧席を発注することを決めているのだったら、その段階で発注できたはずです。それなのに、工事が進んだ今年5月の入札にしたことで納期が守れない恐れがあると言った理由で13社の指名競争入札のうち10社が辞退することとなっています。また、市は特定のメーカーの製品を指定していないと言いますが、仕様書をよく読むと事実上1社の製品にならざるを得ません。

 

3)落札した会社は物品納入の実績に乏しく、契約相手として不適当
 落札した会社が、飯塚市と取引した実績は、昨年度からで累計300万円弱だけです。これだけの案件を任せるには不適当と考えます。またこの会社以外に入札に参加したあとの2社のうち、1社は7千万円強の実績がありますが飯塚市と福岡県が出資している会社で設立の趣旨を考えても市内の民間企業と物品納入契約を競うのは問題がありますし、残る1社は飯塚市との取引実績0円です。


明日の本会議では、協働環境委員会の委員長報告の中にこの議題は出てきます。
その委員長報告の後、質疑、討論、採決となります。

さて、どうなるのか、ご注目下さい。

 

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明日の本会議は、10時開会です。
お時間許す方はリアルでもネットでも良いので傍聴下さい!
ネット中継はコチラからどうぞ。
https://www.youtube.com/channel/UCImEooMJx19ogKr5TsEkocw

移動式観覧席は物品なのか? この契約は大丈夫か? 明日の協働環境委員会は注目です!

今、6月議会の真っ最中なんですが・・・・・
今回の議案に、これってどうなの?と感じた議案が含まれています。

 

それは、次の議案書の35ページにある移動式観覧席の議案。
議案書 → 

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/documents/r4-3giansho1.pdf

 

詳しくは議案の35ページを見て頂ければと思いますが、簡単に言うと、建設中の体育館に使う移動式観覧席を7843万円である会社から購入するというものです。

移動式観覧席って何かというと、バスケットやバレーに試合をテレビで見ると、コートの間近まで客席があったりしますよね。
そんな時などに使う、移動できて折りたたんで収納できる下のURLにあるような観覧席のことです。
 

www.axona-aichi.com


 

www.kotobuki-seating.co.jp

 

こんな移動式観覧席ですが、月曜日に行われた本会議での質疑(委員会に付託される前に委員会以外の方が質疑する機会があります。)でも取り上げられましたが、もともと、建設工事に入っていたものだけど、建設工事の入札が不成立だったことから、建設工事に契約金額を下げるために省いたものということなんです。

 

だったら、設置工事なんじゃね?と言うのが私の最初に議案書を見たときに思った疑問。

 

それに加えて、本会議での質疑で更に疑問が膨らみました。

 

で、今日は、その質疑の概要を紹介します。
2人が質問したのですが、まずは小幡議員の質疑から。

【小幡議員】
 R2年に体育館の入札が行われ、所管委員会でも質疑を行った。61号が上がるまで、本体工事に入っていたと思っていた。
 3回の入札日と予定価格はどうなっていた?

【市側】
 1回目、令和2年1月に28億4877万4500円で実施したが不成立。
 2回目は、本体工事から外構や1階に設置する固定・移動式観覧席設置工事を外し、約28億5千万で2月に実施したが前回同様不成立。
 3回目、再度資材価格を直近の価格に見直し、外構・固定観覧席を戻して30億6207万1100円で実施、成立。
 3回目では、移動式観覧席を外していた。

【小幡議員】
 なぜ、本体工事に入っていた移動式観覧席を外したのか。

【市側】
 当初の考えは付随する観覧席は工事に含めていたが、設計見直しの中で建物に固定するモノではないので備品として考え、含めないこととした。

【小幡議員】
 そもそも設計事務所が設計の中に含めていたのではないか? なぜ備品として外したのか? 戻すこともできたのではないか?

【市側】
 3回目の入札に当たって様々な部分を見直した。その中で建物に固定するモノではないので備品として考え含めないこととした。

【小幡議員】
 では、なぜ1回目に入っていたのか?

【市側】
 当初、基本設計実施設計を行う中で、3千席を目標として一体の設計とした。
【小幡議員】
 入札予定の業者と執行部が話し合ったが予算が3億合わないというのが以前の委員会での答弁。それでも不調となり、3回目、予算が合わない分を調整しながら発注したのではないか。
 今回、5月19日に入札しているが経緯はどうだったのか。

【市側】
 2業者に参考見積もりを頂いた。その後決裁を受けて、指名業者への資料配付を行い、5月19日に入札を行い、落札業者を決定。20日に仮契約した。

【小幡議員】
 2業者の参考見積もりはメーカーからの見積もりか?

【市側】
 いや、指名業者から。

【小幡議員】
 その見積もりを元に予算を組んだのか?

【市側】
 予算はその前に、メーカー定価の8割で組んでいた。
 また参考見積もりは市内業者から取った。

【小幡議員】
 参考見積もりは1メーカーからか?

【市側】
 仕様書に基づいて2社から参考見積もりを取った。

【小幡議員】
 仕様書の説明を。

【市側】
 7段12席のユニットが6ユニットで504席。移動は専用台車で行うこととしていた。
【小幡議員】
 移動式観覧席にも、電動式や半電動式等があるが、仕様書を所管の委員会に提出すべきだ。8千万円の契約で4月28日に公告しているそうだが、物品の業者はどの業種?

【市側】
 事務用品の中の事務用家具の登録がある業者を13社を指名した。

【小幡議員】
 事務用品29社あるが、13社の指名競争入札となっているが、その理由は?

【市側】
 事務用家具の取り扱いが13社だった。3業種まで可能としている。市内第1希望の13社全社を指名した。

【小幡議員】
 移動式観覧席は事務用家具なのか?

【市側】
 今まで同種の発注実績は飯塚市にはない。物品は大きく18業種に分かれているが、椅子類は過去全て事務用家具類で指名しており、同様にした。

【小幡議員】
 無理がある。そもそも建築工事に入っていたのを事務用家具というのはおかしい。13社指名して10社辞退しているがその理由は確認したのか?

【市側】
 確認した。理由は大きく2つ。「期限までに納品できない」「商品取り扱いがない」と言う理由だ
った

【小幡議員】
 10社全社に聴いたのか?

【市側】
 辞退届に書いてある理由であり、10社全社から提出してもらっている。

【小幡議員】
 応札したのが3社だが、物品の入札は1社入札でも成立するのか?

【市側】
 1社では成立しないとの規定はない。

【小幡議員】
 3社応札したが、事務用家具を取り扱っているところで成立していると言う。この3社の会社名・所在地・代表者名は?

【市側】
 落札者のみ資料持っているが、2社は今持たない。

【小幡議員】
 委員会で聴いて。また、この物品の指名業者は、昨年11月頃から指名願い出しているが、落札された業者の商業登記簿謄本の目的に事務用家具があるか委員会で確認を。事務用家具と認めたわけではないが資料要求をして確認して欲しい。
また、有資格者がいるのか、取扱品目として適合しているのかのチェックも。
最後に、3社が応札しているが同じメーカーのものか?また仕様書に同等品とあるのか?

【市側】
 モノについての確認はしていない。商品も指定していない。

 


続いて川上議員の質疑です。
【川上議員】
 移動式観覧席を選んだ理由は?

【市側】
 メインアリーナのスペースを有効活用することを目的に購入するモノ。ひな壇状の座席となるが、レイアウトを自由に設定できることから選定。

【川上議員】
 何席で、1席あたりにするといくらか?

【市側】
 504席、1席あたり15万5615円。

【川上議員】
 何年使えるのか?

【市側】
 はっきりとした耐用年数はないがメンテナンスをきちんとすれば。納入後15年以上の部品供給を保証できるモノとして選んだ。

【川上議員】
 落札した会社(※実際には会社名を言われています)は設立何年か?

【市側】
 2017年(平成29年)1月5日設立。

【川上議員】
 資本金500万は当初から?

【市側】
 当初から。

【川上議員】
 従業員は何人?
【市側】

 1人。
【川上議員】
 実績はどうか?

【市側】
 資料を持ち合わせていない。

【川上議員】
 本当に事務家具の実績があるのか確かめずに参加させたのか?

【市側】
 新規登録の際には事務所があるか、PCがあるのか、営業実態などを確認している。希望業種については18分類に分けており希望を出しているだけ。

【川上議員】
 あなた方の提出議案だ。それなのに資料が手元ないなんておかしい。資料無かったら答弁しないで良いのか?
 今回落札した会社に職員は訪ねていったのか?

【市側】
 行っていない。

【川上議員】
 従業員は何人いるのか?

【市側】
 指名の登録の際には役員以外で1名と記載あり。確かめてはいない。(いないんじゃないの?との声あり)

【川上議員】
 紙の上だけ?どうなのか?

【市側】
 落札した会社に限らず、全社同様、書類で提出しているだけ。

【川上議員】
 移動式観覧席を調達する能力があるかどうか、いつわかったのか?

【市側】
 物品を収めるにあたり視覚は不要。取り扱いのある業者であればよい。

【川上議員】
 それは信用と実績ではないか。それが確認されていないでしょう。福岡市でケヤキ事件があった。そんなことを許したらいけないので調べるのが当たり前だが調べていない。また資料も持ってきていない。また残っているのが○○(※実際には会社名を言われています)と言う会社、小正にあるのだろう。教えて。

【市側】
 確認できかねる。

【川上議員】
 その会社は、市議会議員と関係のあるところか?

 

私のメモに残っていて読めるのはここまででした(^_^;)
YouTubeを見て、しっかり確認したかったけど、なんと、この質疑の部分のYouTubeだけが、まだアップされていません!


 

なので、このメモも間違っているかもしれませんし、最後の数問が漏れたりしていますがお許しをm(_ _)m


以上のメモや本会議での質疑を思い出しながら考えると、13社指名したけど10社が辞退するってどういうこと?というのが更に疑問が膨らむところ。
更に、議員に関係する会社という疑念も出てきて本当に大丈夫?と思ってしまいます。

 

この議案が審議されるのは明日の協働環境委員会。
この協働環境委員会では、この議案だけでなく、総合体育館の料金などを定める条例や、同僚議員と共に提案したメガソーラー規制条例案も審議されます。

 

お時間許す方はリアルでもネットでも良いので傍聴下さ〜〜い!
協働環境委員会の開会は10時、ネット中継はコチラからどうぞ。


www.youtube.com


※明日は協働環境委員会と総務委員会が同じ10時開催となっています。
協働環境委員会を選択下さい。


最後までお読み頂きありがとうございました!
ではまた!