飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

市立病院、総額35億円に。でも、契約議案でてないのはなぜ?


一般質問が終了し、今日と明日、委員会が開かれます。今日は厚生委員会と経済建設委員会があり、傍聴に来ています。

経済建設委員会では、水道事業給水条例の一部改正、川島公営住宅建設(建築)工事の契約議案、指導路線の認定議案、そしてオートレースの赤字の処理のための補正予算、以上4件が原案可決。そして新産業創出支援補助金の採択事業、販路開拓支援補助金の採択事業、市営住宅住み替え要綱の制定、工事変更契約(大谷池貯水施設改良工事142,800円の減額)、汚水処理状況の5件の報告がありました。

また、厚生委員会では、子ども・子育て会議条例の制定、康貴高齢者医療に関する条例の一部改正、筑穂保健福祉総合センター条例の一部改正の3件を原案可決、そして市立病院本館新築工事(空調設備)の工事請負変更契約(840万円の増額)の報告がありました。

で、おやっ???と思ったのは、この工事変更契約。金額が840万円と大きな増額なのですが、元々の金額が4億1490万7500円。

大きな金額の工事契約などは、議決案件となっており、その基準を決めている『飯塚市議会の議決に付すべき契約に関する条例』ってのが、飯塚市にはあるのですが、その第2条に次のようにあります。

飯塚市議会の議決に付すべき契約に関する条例 抜粋
(議会の議決に付すべき契約)
第2条 地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第5号の規定により議会の議決に付さなければならない契約は、予定価格が1億5,000万円以上の工事又は製造の請負とする。


これを読む限りでは、議決案件なのですが、調べたけど、今までの議会には議案として提出されていません。

他方、厚生委員会には、以下の工事契約が、報告として上がっています。
飯塚市立病院本館新築工事 20億8950万円 落札率98.39%
 落札業者 フジタ・中村・竹並特定建設工事共同企業体 (→写真)
飯塚市立病院本館新築(電気設備)工事 5億1345万円 落札率95.86%
 落札業者 九電工・みつる電気商会特定建設工事共同企業体 
飯塚市立病院本館新築(空調設備)工事 4億1490万7500円 落札率98.52%
 落札業者 朝日・オガワ設備特定建設工事共同企業体 
飯塚市立病院本館新築(給排水衛生設備)工事 4億7985万円 落札率99.82%
 落札業者 斎久工業(株) 

以上総額で、34億9770万7500円也〜 どれも1億5千万円を超える工事契約で、条例と見比べると、あれ〜???



契約議案として議決が必要じゃないの?と思えてならないのですが・・・
頭の中に???が飛び交っています。

もうちょっと調べてみよう。