飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

第2子以降の保育料無償化へ一歩前進! 解説編。

一昨日のブログで、「子育て支援の充実(保育料無償化)を求める請願」が福祉文教委員会で全会一致で可決されたことをお伝えしました。

今日は、その解説?をお届けします。昨日書ききれなかった続きですね。

 

改めて。請願文書の写真をアップしています。

 

今回の請願は、「第2子以降の保育料を無償化してほしい!」というものです。

2019年10月から幼児教育・保育の無償化制度が始まりました。この制度によって、3歳以上のお子さんの保育料は国の政策で無償化に。また、同時に3歳未満のお子さんのうち、住民税非課税世帯のお子さんだけが保育料無償化となりました。

これは、国の制度として、こう決まりました。

で、整理すると、2019年10月以降、3歳以上の保育料は原則無償。

0〜2歳のお子さんのうち、非課税世帯のお子さんは、保育料無償

0〜2歳のお子さんのうち、課税世帯のお子さんは、無償化されないので、飯塚市だと最大57,500円の保育料!を支払うこととなっています。

 飯塚市の保育料はコチラから

 

ただ、「兄弟児は優遇しないとね」ということで、兄弟児への保育料の減免はあっています。

しかし・・・この保育料の計算もなんともなぁというやり方なんです(汗)

ちょっと下のページをご覧ください。

 

なかなか、わかりづらいですよね。

というか、ほとんど意味不明。

ちょいと解説すると、ここでいう、1号が幼稚園相当、2号、3号というのが、保育園相当なんです。

 

そう思いこんで読むと・・・というか、それを抜きにしても次のようになります。

兄弟が保育園に在園中の場合だけ、第2子は半額、第3子以降は無償となります。でも、上のお子さんが小学校に入った途端に、その子はいなくなったように兄弟児とは数えなくなってしまいます。

結果どうなるかというと、第2子(下の子)であっても第1子(一番上の子)となり、保育料を全額払え!となるんです。「オーマイガッ」という言葉がとか、「⚪︎ソ!」という言葉が聞こえてきそうです。


で、不思議なのが、これが1号=つまり幼稚園だったら、ちょっと違って小学校3年生までは第1子とカウントされて、第2子は半額、第3子以降は無償なんです。

 

なんでなんで!! 兄弟はいくつでも兄弟でしょ!
 

こんな不思議な今の制度ってどうなん!! 

 

で、この制度を含め、???なことの多い今の制度。

 

他方で、少子高齢化と言われる中でも、子どもを産み育てたいという方は、実は結構いるんです。統計を見てもそれは明らか。兄弟2人以上ほしいという方って多いんです。

 

でも、兄弟2人以上ほしいととは思っても、経済的な不安がありためらっている方が多いことも統計で明らかになっています。そりゃ、一人を育てるのにウン千万円以上かかると思うとためらいますよね。

 

で、そのような方々の不安を少しでも和らげらるために、各種の支援を工夫して行う自治体が増えてきています。

 

その先頭に立っているのが、兵庫県明石市かもしれません。

明石市の前市長のプレゼンの一部を紹介します。

明石市でもやっていることの一部、上の図の保育料の中の上の段、第2子以降の保育料の無償化だjけを求めたのが、今回の請願第2号です。

実際に2人目のお子さんがおられるお母さんがたった一人で出されたこの請願ですが、飯塚市議会福祉文教委員会は、その思いと政策としての有効性を考え、全会一致で可決にしました。

 

実は近隣でも田川市などは、第1子から完全無償化されていますし、福岡市は兄弟児の年齢に関係なく、第2子から無償化されています。また宮若市北九州市も第2子からの完全無償化を決定済みなんです。

 

それに加えて、今回の市長選で当選された武井さんも、市長選の公約に第2子以降の無償化を掲げられていました。

 

この流れは止めちゃダメでしょ。12月議会で議会としての意志をはっきり示すことが、武井市長が来年度の予算編成にしっかり盛り込むことにつながると思っています。

 

さて、12月議会の初日はどうなるか、そして新市長の決断はどうなるか、注目です!