飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

新・飯塚市地方卸売市場 内覧会

新しく移転する飯塚市地方卸売市場、5月の開場を前に議員向けの内覧会があったので、先ほど行ってきました。

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市場入口

入って左手の管理棟の会議室に集合、資料をもらって場内を案内して頂きました。

 

こちらは、その説明資料。A4の4ページですが、見開きで撮影しています。

 説明資料1 右が1ページ目、全体の空撮写真、位置図、新旧の市場の概略

  左は4ページ目、新卸売市場整備の経緯です。

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説明資料1

 

こちらは2ページ目と3ページ目。

左が2ページ目で整備概要、3ページ目は新・卸売市場の主な特徴となっています。

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説明資料2

 

もう一度最初の写真を。

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市場入口 左手は管理棟・花き市場

管理棟は2階建て、1階部分には関連店舗総菜屋さんや包装資材やさんが入居されます。
花き市場は上部まで吹き抜けで、温度管理室もあります。

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花き卸売場(競り場) 右手が温度管理室 奥は冷蔵倉庫

場内位置図 説明資料2の左上の写真の左部分です。上の管理棟・花き市場は、下の写真の左手、赤・青の部分になります。

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場内位置図 (説明資料2ページ上部より抜粋)


こちらの写真の下にあるように、総事業費は約36億5千万円。建築費の31億6千万円から交付金の約8億9千万円を引いた残りの半額を使用料として青果・花き市場の利用者から頂くこととなります。

 

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青果市場の中央通路 管理棟側より撮影

こちらは、青果市場の中央通路、管理棟側から撮影しています。場内位置図で言うと真ん中の緑の部分を左の縦の真ん中あたりから右に向いて撮影しています。


写真右手の手前に青果卸売場(競り場)、左手に冷蔵倉庫となります。右手奥には青果市場の管理室などがあります。通路の向こう側は買受人倉庫、また右手の卸売場などの更に右手(道路側)にも買受人倉庫がならびます。

 

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青果冷蔵倉庫

 下の写真は、中央通路を出たところから買受人倉庫を撮影したものです。
位置図で言うと、右手の縦の黄色部分です。

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青果市場側(中央通路)より買受人倉庫を撮影

 こちらは、上の写真の買受人倉庫を、位置図右手の倉庫を出口側(位置図下側)から撮影したもの。倉庫内では冷蔵庫の据え付けなどが急ピッチで行われていました。

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買受人倉庫 位置図右手の倉庫を出口側(位置図下側)から撮影

 

下の写真はさきほどの中央通路を逆側・買受人倉庫側(位置図右側)側より撮影したもの

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青果市場の中央通路 買受人倉庫側(位置図右側)より撮影


下の写真は、その中央通路中程より管理棟側へ向いて撮影 左手奥は青果卸売場(競り場)

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中央通路中程より管理棟側へ向いて撮影 左手奥は青果卸売場(競り場)


 下の写真は、道路沿いの買受人倉庫。位置図の下の黄色の部分です。

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買受人倉庫 位置図の下の道路沿いの黄色部分

 

新しい市場となって心機一転。地域の食糧基地として改めて頑張って頂きたいと思います。

他方で心配もあります。市場の建設議案を審議する直前に、市場の卸売会社から要望書が市へ出されました。下にその要望書をアップしますが、この要望書のほとんどは実現していないとのこと。卸売会社が退場されないことを願わずにはいられません。

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飯塚市地方卸売市場移転における要請書(令和元年12月17日 議案第177号_追加資料)

 

新型コロナウイルス感染症対策の切り札とも言われる『ワクチン接種』飯塚市ではどうなってるの?

今日は久しぶりにメルマガの紹介です。

飯塚のこと、政治のことを少しでも知って頂ければとの思いで書いているえぐち徹のメールマガジン「えぐマガ」を不定期ですが、ご希望された方などへ配信しています。
配信希望の方、次のリンクから江口宛にあなたのメールアドレス をお教え下さい。
次号より配信させていただきます。
(注・下の記事は、配信した記事に池江選手に関する記事、ワクチン接種に関する委員会審議の動画を加えています。)
 
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「えぐマガ」vol.483  2021年4月15日号

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こんにちは、飯塚市議会の江口徹です。
オリンピックまであと100日を切りました。
今月はじめに行われた競泳日本選手権、オリンピックの選考会も兼ねており、なかなかの盛り上がりでした。
その中でも池江璃花子選手の復活!!
いや〜、凄いの一言ですね。
100mバタフライに勝った時の涙、その後の笑顔を見ていると、なんとかオリパラを開催して欲しいと思わずにはいられません。

 

 

 

他方で、不安も。
そう、一旦、減ったように思えたコロナが再度息を吹き返しつつあります。
まん延防止等重点措置を取っている大阪ですが、1000人を超え、緊急事態宣言を出さざるを得ないのではないかと思います。また、東京も残念ながらその後を追いかけている様子。
そして、福岡県も昨日156名と一気に増えました。
100名を超えるのは、2月18日の101名以来、
150名を超えるのは1月30日の154名以来!
変異株も増えてきており、要注意です!

さて、今日のえぐマガは、そのコロナ対策の切り札とも言われるワクチンについてお届けします。
それではどうぞ!
=====
飯塚市のワクチン準備は?

今週月曜より、全国各地で高齢者へのワクチン接種が始まり、ニュースで取り上げられていますね。
ここで気になるのが、飯塚市はどうなっているのということ。
今日は、そのワクチン接種のスケジュールなどについてお伝えします。

まずは、市のHPにあがっているスケジュール概要から紹介します。

〜〜〜市HPよりスケジュール〜〜〜
飯塚市新型コロナウイルスワクチン接種スケジュール(概要)】
 ※本接種スケジュールは、作成時点での情報をもとに作成しており、
 今後の国の通知やワクチン供給量等により 計画内容は順次変更となります。

飯塚市の接種スケジュールは、現時点で以下のとおりです。

4月1日 コールセンター開設(市民への情報提供、相談に対応します。)
  電話:0948-43-3457 ファックス:0948-43-3459
  受付時間:平日・土日・祝日9時から17時まで(平日の木曜日は19時まで)

4月下旬 75歳以上の方に接種券を郵送
 ※集団接種は 75歳以上の方から接種券を郵送します。
 65歳~74歳の方は、ワクチンの供給量等により発送時期を検討します。

4月下旬 高齢者の介護施設(入所施設)の入居者から接種を開始
 ※4月に国から配送されるワクチンは 975人分と少量のため、医療体制をひっ迫させる要因であるクラスター発生防止を目的に、高齢者施設から優先接種します。

5月上旬 75歳以上の方に対する集団接種の予約を開始
 ※予約は、飯塚市新型コロナワクチン接種コールセンター及びインターネッ トの予約サイトで行います。
  電話:0948-43-3457 ファックス:0948-43-3459
  受付時間:平日・土日・祝日9時から17時まで(平日の木曜日は19時まで)

5月中旬 75歳以上の方に対する集団接種を開始
 ※5月に国から配送されるワクチン量が確定していないことから、当初は無駄なくワクチンを接種するため集団接種とします。
 ※集団接種会場は、3会場(飯塚第1体育館・筑穂交流センター・庄内総合保健福祉センターハーモニー)です。
  開設する場所や時間については、 ワクチン供給量により決定します。

5月下旬以降 国から配送されるワクチン量を確認したうえで、高齢者の方に対するワクチン接種を本格実施します。
 (集団接種及び市内医療機関での個別接種)

〜〜〜以上スケジュールより〜〜〜

最後の市内医療機関での個別接種についてですが、また、市のHPには載っていませんが、3月議会の予算委員会での質疑で
「約50カ所の医療機関でのワクチン接種が予定」されているとの答弁がありました。
ここ重要なので、早期にその公表と、定期的なアップデートを求めていますが・・・まだ公表はなされていませんね。

その他、このワクチン接種について、3月23日の予算委員会で質疑を行っています。その中で見えてきたのは次の通りです。

医療従事者
 ディープフリーザーを置く基本型施設2施設(飯塚病院飯塚市立病院)と11の医療機関での接種となり、3月5日に開始され、1万5千人程度おられる従事者に対し、順次進められています。進行状況についても市は把握できていないとのことですが、飯塚市立病院については、新聞報道にあった他、市が以下のようにSNSで発信しています。
【医療従事者へのワクチン接種が始まりました】
3月22日、飯塚市立病院で医療従事者への新型コロナウイルスワクチン優先接種が始まり、医師や看護師、事務員など40人が接種を受けました。飯塚市立病院で接種を希望したのは約390人。一日約40人が接種を受け、4月下旬までに2回の接種を終える予定です。
なお、医療従事者は「勤務先での接種になるのか、住居地での接種となるのか」とお聞きしましたが、その点も把握していないとのことでした。

基礎疾患を有する人
 基礎疾患に該当するかどうかは、入院・通院しているかかりつけ医に事前に相談して頂きます。かかりつけ医での判断がない場合は接種の際の医師の判断となります。罰則はありません。

接種券の発送
 基礎疾患を有する人・その他の方(16歳以上の方)は、6月以降になる見込みです。

ワクチン接種の予約
 集団接種だけ市がコールセンターとネット予約を準備します。各医療機関での個別接種はそれぞれで予約対応して頂きます。

この予算委員会でのワクチン接種に関する質疑はコチラから。
 → https://youtu.be/uIs510KY9VU (最初の30分弱です。)

youtu.be
=====
令和2年度分の確定申告の期限はいつもより1月長くなって今日4月15日まで。
今週頭になんとか終了したものの、締切ぎりぎりなのは変わらず・・・
来年こそは、早めに頑張ろう(^_^;)


江口拝
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江口 徹(Tohru Eguchi)
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「通信簿に議員戦慄!?」「しつこいぞ片山!」「嵐を呼ぶ元役場職員 林川しんちゃんも登場!」〜鷹栖町議会視察報告〜


「なにこれ?」と思われた方も多いだろう。
これ、れっきとした議会が出したチラシに踊っている言葉だ。

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鷹栖町議会中吊り広告風チラシ 2019年9月定例会

 

この中吊り広告のような議会のお知らせを作ったのは北海道の鷹栖町議会。
そんな鷹栖町議会へ今週月曜4月12日に視察に行った。
といっても、この時期、北海道に行ったわけではない。
そう、オンライン視察なのだ。

 

今回の視察を仕掛けられたのは、兵庫県西脇市議会の林晴信議員。
林議員とはじめてお会いしたのは、昨年1月に伊万里市であった『地方自治を学びあう会・いまり』。
この『地方自治を学びあう会・いまり』は、以前より色んな事を教えて頂いている伊万里市議会の盛泰子議員や岩崎義弥議員が行われている勉強会。せっかくの機会なので、伊万里だけでなく、他自治体議員なども参加OKという太っ腹の企画で、何度かお邪魔しているのだが、昨年1月の勉強会で講師を務められたのが林晴信議員だった。

 

林議員には、それ以来、九州エリアの地方議員が主なメンバーの「輝け議会‼ 対話による地方議会改革フォーラム」のオンライン勉強会やこのFacebookなどで色んな気づきを頂いている。

 

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2021年1月30日 オンラインフォーラム「いま踏み出そう地方議会のニューノーマル
輝け! 議会 対話による地方議会活性化フォーラム主催 中段左が林議員

 

そして、今回は、北海道鷹栖町議会の視察だ。
2月に別海町議会のオンライン視察に参加したという添田町議会の久保田町議のFacebookでの記事を見て、「それいい!」と思っていたところに、その第2弾として、「鷹栖町議会のオンライン視察やります!」という林議員の呼びかけに飛びつき、参加させて頂いた。

 

今回の視察、鷹栖町議会側からは、木下忠行議長、青野敏議会運営委員長、片山兵衛議会広報広聴常任委員長にご説明頂き、さらにファシリテーターとして、龍谷大学から法政大学へ移籍されたばかりの土山希美枝教授が登場されるという豪華版。

 

参加した議員側も、北は北海道から九州まで11人。そして早稲田大学マニフェスト研究所とローカル・マニフェスト推進連盟から各1名というメンバーでの視察は、刺激に満ちたモノだった。

 

では、鷹栖町議会の取り組みを見ていこう。


注目点その1 中吊り広告風定例会案内チラシ
何と言っても、最初にアップした電車の中吊り広告のような一般質問の周知チラシ!

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鷹栖町議会中吊り広告風チラシ 2020年9月定例会

 

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鷹栖町議会中吊り広告風チラシ 2019年12月定例会


議会を知って頂くには、一番面白い一般質問からとはどこの議会でも考えるのだろうが、ここまで突っ込んだチラシを作っているところはないだろう。

 

最初に書いたような、思わず読みたくなるようなキャッチコピーや週刊誌の中吊り広告風のデザインが目を引くが、よく見るとちゃんと問い合わせ先の議会事務局の電話番号や開催日も上手くデザインに折り込まれている。

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鷹栖町議会中吊り広告風チラシ裏面 2020年9月定例会

そして裏面には、上の写真のように日程や誰が何を聞くのか、そして入退場が自由であること、資料がちゃんと用意されていること、コロナ対策がされていること、アンケートがあることなどが上手く、まとめてある。

これらの成果だろう。普段傍聴に来られない方がチラシを手に持ってこられた。傍聴者の数も15人前後が30人以上にと倍以上増えたそうだ。

 

何とこれをつくったのは、広報委員長の片山兵衛議員。そう、「しつこいぞ片山!」の当人でなのだ。ブログなどを見ると商工会青年部の時にこのような広告のパロディをつくったことがあったので割とスムーズにできたとあるが、議員でここまで作れるなんて・・・

 

そのあたりはコチラ

hyoue.hateblo.jp


といっても、最初からこんなチラシだったわけではない。以前のチラシはこんな安全運転。

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鷹栖町議会チラシ 2019年6月議会 (両面並べています)

このチラシがあれだけ進化しているのだ。
といっても、デザインだけが凄いのではない。

 

なんといっても、議会でこのようなチラシにGOサインがでたのが凄い!

 

そんな声は私だけでは無く、参加した議員の全員が思ったのではないだろうか。
今回の視察で、最初に質問が出たのがこの点。

 

「普通、こんなチラシを作っても99.98%揉める!。どうやって合意したのか」
という問いかけに関して、鷹栖町議会の木下議長は
鷹栖町の規模だからできたかも。また3期連続無投票という事が議員全員に強くあり、どうやって議会に興味を持ってもらうかを考え、今回の中吊り広告の取り組みも凄く良い評価を頂いた。やりすぎじゃないかとか、そこまでしなくてもいいのではと言った声もあったが、その批判の声は読んでいただいた証しだ。
議会に興味を持って頂きたいという12人の議員の共通認識があったからできた。」
とお話しされた。

 

さらに、議運の青野委員長も、
「多くの町民の方々や土山先生からも他の議会ではおそらく許してくれないよねと言われたが、12人の議員それぞれが議会改革、議会のことをどう知って頂くかを一つの認識を持って協力してくれたという事だろう。
議長も言われたように町民からはふざけすぎではというお叱りの声もあったが、ただ、本当の意味で議会に興味を持って頂けたと思う。それが町民の意識を掴んだという事ではないか。
これからもいろんな批判があるだろう。
しかし、一度やったことはやめられないから、この後どういう風に続けるか、そのことをますます勉強していかなきゃならないなというふうに思っている。」
と述べられた。

 

アイディアを出した広報委員長の片山議員、そしてそれを受け止めた木下議長、青野議運委員長、更に共通認識として合意をした全議員の共通認識の賜物と言えるだろう。

 

 

注目点その2 少年○ャンプ?のような議会周知チラシ
『質問王に俺はなる!』『予算審査を審査しよう!良い質問をした議員にはごほうびシールを!』

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2021年3月定例会案内チラシ

これは、先に紹介した中吊り広告の進化版とでも言おうか、今度は、なんと少年○ャンプ?の表紙の様なチラシに!
『質問王に俺はなる!』という言葉も目を引くが、左下のごほうびシール。これは別に紹介するが、いやいや、さすがである。

 

 

注目点その3 議員を評価! 議員の通信簿&ごほうびシール

せっかく議会に来て頂くんだから、さらに興味を持って頂こうという取り組みとして、一般質問を傍聴者に採点して頂く「議員の通信簿」と言う取り組みを行っている。

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議員通信簿

傍聴に来られた町民の方に上の様な質問の要約(左側)と通信簿(右側)の紙を配布し、質問の後に通信簿部分を切り取って投函して頂くそうだ。

 

下はその説明文

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通信簿説明

そして、その結果は、レーダーチャートにまとめて議会報(下の写真参照)に掲載される。単に聴くだけではなく、書きやすく工夫した通信簿にちょっと一言書く。
その一言欄も、うまく使ってあり、書いた方にとってはちょっと嬉しい、議会が身近に感じられるしかけとなっている。

 

議員にとっても、励みとなる他、もっとよくするためにと同僚議員と協議するなどの機会が増えたという嬉しい副産物もあるそうだ。
なお、現在は全員参加ではなく、私は通信簿はやらないと言う方もおられるが、実施そのものには反対と言うことではない。やれるところからやろうという柔らかさがここでも出ている。

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議会報通信簿掲載分

 

さらに上の表紙の中でも紹介したが、予算特別委員会には「ごほうびシール」なる取り組みがある。これは、予算特別委員会は事前に通告がないことから通信簿が難しいことから、ごほうびシールとしてニコちゃんシールを貼るカタチとしたそうだ。
こちらは、ゲーム感覚で貼れることもあり、通信簿より更にハードルが低く、よく考えられているなぁと感心しきりである。

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鷹栖町議会ごほうびシール


「この通信簿やご褒美シール、客観性がないという指摘もあるが、まあ、選挙そのものが客観的ではないので、主観が入っていても仕方が無いと思っている。特定の支持者を連れてくるのもそれは議員の力。それで傍聴者が増えるのならそれもありではないか」
 とは片山広報委員長の言葉。その通りだと私も思う。

 

 

注目点その4 ジャポニカ学習帳のような「議会傍聴ガイドブック」

 

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鷹栖町議会傍聴ガイドブック


こちらは、議会をもっと身近に感じて欲しいと言うことで、作成されたガイドブック。例に漏れず、こちらのガイドブックも普通に作るのではなく、ジャポニカ学習帳のような体裁である。写真左下部分にあるようにショウワノートの許可も取ってあるとのことだ。A5判、24ページの力作である。下の関西発柔らかニュースサイトの「まいどなニュース」にその経緯などが詳しくあるのでよければ読んで欲しい。

 

maidonanews.jp

 


注目点その5 「一般質問その後を追跡」・

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一般質問その後の追跡 2020年9月発行 表面

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一般質問その後の追跡 2020年9月発行 裏面

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一般質問その後の追跡 2020年9月発行 表面

 

 

一般質問した方もそれぞれ多くおられるが、その中でどれを題材にしようか、どういう形の発行にしようかということが一番問題だったが、まずは各議員にご一任頂き、スタートしたそうだ。

また、
「当初は、全戸配布するとなれば印刷や構成も含めて色んな費用がかかるが、議員の協力でそれぞれ自前で出しましょうと公費を使わずに、ワリカンで発行した。
議員で原稿を作って、印刷だけを印刷会社にお願いをして全戸配布をして、おそらく12,3万ぐらいかかった。
(今は、議会報の一環として作成されており、議員の負担だけでなく公費も入っている)
これを見て傍聴に来られた方も多くおられたから、ある意味手にとっていただいたと理解している。また継続して質問する議員もでてきており、「しつこいぞ片山!」というようなこととなっている。」
と最後は笑いながら、青野議運委員長に説明頂いた。

 

誰を取り上げるか、どれだけのスペースを使うか、議会で揉めそうな点であるが、それを一任でスタートした鷹栖町議会。住民目線とは「言うが易し、行うが難し」であるが、きちんと実行されている証拠であろう。


他にも、委員会を代表しての質問など、注目点が多くあった今回の視察だったが、やっぱり最後に改めて感じたのは、その前向きな姿勢。

 

「3期連続無投票だったので」と何度か議長は口にされたが、それでもまとまらないのが議会でもある。
そのあたりについて木下議長は次のように言われた。

「完璧な内容でできているとは思っていない。
工夫の余地があると思うが、まずやってみようという意志がある。
多くの議会では、ある程度かちっとしたカタチができ、全議員に理解できるカタチにならないと口にできない状況があるのでは無いか。
うちではまずやってみて、評価して頂き、改善されれば良いのではと考えている。
まずやってみようということに挑戦するアクションを起こすことはできるのではないか。
不完全でもやろうとすることだ。
悪い評価されるということは、見て頂けている証拠。
その悪い評価を大切にして改善すべきだと言う意識で取り組んでいる。」

また、片山広報委員長は
「はじめて中吊り広告風案内チラシを作ろうとしたとき、他の議員に相談する前に完成形を近いものを作って、これやりたいのですがと相談した。口で言うだけでなくカタチにする方が分かりやすい。」とも。議長の話と重なっている。

 

このような前向きな姿勢を持った議長と議運委員長と広報委員長。そしてそのチャレンジを受け止める他の議員の懐の深さ。更に具体的なアクション。それらが相俟って、鷹栖町議会の前のめりにも思えるようなチャレンジを生み出している。まさに「チーム議会」の取り組みだ。

 

それに加えて、通信簿やニコちゃんシールのようなハードルの低い、気楽に参加できる仕組みが、住民を議会に引きつけているのだと感じた。

 

スモールステップ。小さな事からコツコツとではないが、小さな成功体験の積み重ねが、次の大きなステップに繋がる。そんなことを感じながら、これをどう、我が飯塚市議会に持ち込もうかなと考えさせられる視察であった。

 

また、最後の御礼を述べる際にも言ったのだが、「住民参加はどうなっている? 住民の声を聞いたか?」と議員は議会で言うが、言う方の議会はけっこう閉ざされている。対して、行政は色んなカタチで住民参加を行っている。(十分とは言わないけれど。)

 

議会としての住民参加をどう考えるか、改めて考えなくてはならない。そして、考えるだけでなく、行動しなければならない。それが、今回のオンライン視察のお約束。

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視察写真


呼びかけて頂いた林議員、ファシリテーターの土山先生、ご一緒させて頂いた各地の議員や民間の方々、そして何より視察を受け入れて頂いた北海道鷹栖町議会の木下忠行議長、青野敏議会運営委員長、片山兵衛議会広報広聴常任委員長に心より感謝申し上げ、視察報告とさせて頂く。


議会関係者の方々は、ぜひ鷹栖町議会のページや片山広報委員長のブログなどをお読み頂き、地域の議会でもチャレンジをはじめて頂きたい。

鷹栖町議会  片山兵衛議員ブログ


オートレース場のメインスタンドどうする? 本会議にて討論を行いました。

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今日は、3月議会の最終日。全ての議案の処理を終え、閉会しました。

その中で、前にも書いた気になっているオートレース場のメインスタンドの整備事業について、討論をしました。その原稿を下に貼り付けます。

ぜひ、ご一読下さい。

 

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メインスタンドを横から。(令和3年3月25日 江口撮影)

 

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「議案第9号 令和3年度飯塚市小型自動車競走事業特別会計予算」に関し、討論いたします。
予算そのものについては、賛成と致しますが、一言申し上げます。
本予算案には、令和3年から令和7年にかけてメインスタンドの建替えを行う総額36億円の整備事業が継続費を設定した上で、計上されています。
もともと、オートレースは、競馬、競輪、競艇などと同様、ギャンブルではありますが、自治体の財源確保のために特別に公営競技として法で許された制度です。
そして、飯塚オートは、その公営競技として開設された昭和32年以降、平成9年までの長きにわたり、その黒字分を市の財布である一般会計に繰入を行い、貢献してきました。その額、587億円。学校の建替えはその成果とも言えます。
しかし、近年は赤字続きで、当然のことながら、財源繰り入れはなく、累積赤字は平成26年度末には、17億9200万円まで膨らみました。その後、運営を民間委託するなどして黒字に転換、累積赤字は令和元年度末13億1900万円まで減っていますが、市の財布への繰入は20年以上あっていません。
単年度黒字となったのは平成27年。
以降、
H27年度 1億8300万円

H28年度   3900万円

H29年度 1億0400万円

H30年度   7200万円
令和元年度   7400万円
の黒字を出していますが、この5年の黒字の合計は、4億7200万円。年9500万円程度となっています。
今回予算に含まれているメインスタンドの事業費が、仮に継続費として設定されている上限、36億円かかったとすると、それだけの費用を取り戻すには、利子を考慮せずに計算しても、38年かかる計算となります。
もし、財源を上手く探すことができて半額、補助等があったとしても、約20年かかります。
しかし、これだけの期間、現在のペースで黒字が継続するのか、はたまたさらに売上が伸び、もっと短期間に取り戻せるのか、その点は疑問が残ります。
また、売上の中でネットでの売上も増えてきています。時代にあった施設・事業継続が可能な施設にしなくてはなりません。

昨日、改めてレース場に行きましたら、場外販売に関わらず、多くのファンの方が、きておられました。
その中に、私の知った方もおられ、話を聞きましたら、メインスタンドがなくても構わない、それよりもオートレースが続けられるようにやって頂きたいと言われていました。
確かに老朽化していることなどを考えると綺麗な施設は望ましいとは思いますが、過大な投資を行うことで、再度、赤字に転落すると、レースそのものの存在が危うくなってきます。せっかく減った累積赤字が逆に増えて、飯塚市の財政を脅かすことになりかねません。
メインスタンドの建替えが市の財政に寄与する=お金を産むモノであれば、OK!そうでなければNO!という判断が当然と私は考えます。
存続を求めるファンの思いに答えるためにも、改めて、建設工事の発注に踏み切る前に、どのような建物をつくるのか、その投資が市財政に大きく寄与するモノであるのか、そもそも事業継続が十分見通せるのか、しっかり再検証していただきたい。
その点を強く求め、私の討論と致します。

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なお、委員会の審議の様子はコチラでご覧下さい。

youtu.be

予算委員会、今日から3日間♪ 令和3年度一般会計予算、絶賛審議中!

今日より3日間の予定で令和3年度一般会計予算特別委員会が開催されています。
令和3年度の当初予算は756億円(昨年比9.6%増)と過去最大。
以下、その主な項目をお伝えします。(金額は100万単位で四捨五入)

 

新型コロナウイルス感染症対策
 ワクチン接種      5億7400万円
 自宅待機買い物困難世帯支援  200万円
 無料低額診療事業補助    1000万円
 乳幼児健診(個別健診)   3200万円
 私立保育所補助金     2400万円
 スクールサポートスタッフ  2600万円
 再就職応援事業       5000万円
 事業継続応援貸付    4億2800万円
 飲食店応援券発行    5億3300万円
 地域活性化応援券発行 13億3000万円
 事業継続相談         600万円
 IT導入等応援補助     3400万円
 キャッシュレス推進補助    900万円
 公共事業の前倒し    2億2400万円   

◎人権・市民参画・行政経営関連
 買い物対策支援       2400万円
 幸袋交流センター等整備 5億3500万円
 二瀬交流センター整備  3億0700万円
 鯰田交流センター整備  1億0600万円
 穂波交流センター整備    1900万円
 庄内交流センター整備  6億5900万円
 電子入札運営事業       200万円
 ふるさと応援寄附   48億1900万円
 企業版ふるさと応援寄附   1000万円

◎健幸・子育て
 運動スポーツ習慣化促進   1200万円
 ヘルスケアプロジェクト   5100万円
 保育所等環境改善      2600万円
 筑穂保育所整備     1億6100万円
 楽市・平恒保育所統合    5900万円
 生活保護       93億0600万円
 生活困窮者住居確保給付   2300万円
 生活困窮者自立相談支援   1700万円
 障がい児通所支援   10億0800万円
 障がい者自立支援給付 37億5900万円
 介護保険繰出金    22億0800万円

◎地域経済
 企業誘致用適地調査     2500万円
 企業立地促進補助等      800万円
 ブロックチェーン開発支援  2000万円
 サンビレッジ茜整備     2100万円
 八木山渓流公園整備      400万円

◎教育
 小中学校ICT教育推進事業 7700万円
 穂波庁舎改修        1800万円
 体育館等建設     18億1300万円
 庄内体育館整備        700万円
 鹿毛馬神籠石保存整備    1400万円
 旧伊藤伝右衛門邸保存整備  2500万円
 文化会館改修      8億6100万円
 オリパラ関連経費      4100万円

◎都市基盤・生活基盤・自然環境
 浸水対策事業      6億1700万円
 菰田堀池活性化事業   1億1800万円
 移住定住促進事業      9600万円
 相田公営住宅建替    1億6800万円
 西鉄バス路線維持負担金   6100万円
 埋め立て処分場閉鎖   1億2400万円

 

毎日、10時開会、多くの質疑が予定されています。
リアルでの傍聴・ネット中継共によろしくお願いします。
ネット中継はコチラから。

www.youtube.com

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上の一般会計予算には入っていませんが、小型自動車競走事業特別会計予算で、メインスタンドの整備事業が組まれています。
今年度の予算額が7億円、総事業費36億円の事業です。
果たして、これだけの巨額な予算を注ぎ込んで大丈夫なのか、心配です。
また、副市長2人制の条例改正案も出されている3月議会。
今週末の26日が最終日、既に処理された体育館の契約変更を除く、全ての議案についての採決が行われます。
こちらもぜひ注目下さい。

うんちの持ち帰り、なくなります! 

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何のこと?と思われる方も多いですよね。
実は、乳幼児のオムツのことなんです。

 

保育園などに子どもを預けるとき、オムツを保護者が用意して、預けます。
それを保育士の方々が子どもさんを見ながら、適宜、オムツ替えをしてくれます。
で、問題はそのあと。この使用済みのオムツを保育園で捨ててくれるのか、それとも保護者が持って帰らなきゃならないのかが、各保育園・こども園の方針で違うんです。

 

飯塚市内の保育園・認定こども園などでは、この持ち帰りかどうかは、およそ半々程度。その中でも市立の保育所認定こども園は全て持ち帰りでした。


これって、持ち帰る保護者も大変ですよね〜

 

大きな荷物持ってるのに、保育園バッグ持ってお子さんだっこして、その中にうんちのついた紙おむつを入れて・・・
もしかしたら、それを持ったまま、スーパーなどで買い物しなきゃいけないかもしれません。
そして、帰り着いたあとに、その紙おむつを捨てる。。。

 

その作業の多くは、お母さんがされています。
えっ?と思ったお父さん、ご自分の子どもさんが通っている保育園どうしているか、お母さんに聞いてみて下さい。「いつも私がやってるのよ!」って怒られるかもですね。

 

また、保育士の先生方も大変!

 

オムツ替えをした後に、小さなビニール袋に入れて、これ○○ちゃんのだからと、その子の荷物のところに入れなきゃいけません。
間違えないようにと気も使いますし、臭いなどがもれないようにとしっかり縛ったりと大変!

 

この持ち帰りは、飯塚市は子どもの体調をしっかり保護者に確認してもらうためにやっていると言っています。
とはいえ、連絡帳に書くとか、やり方ありますよね。
 

当然ながら、この使用済みのオムツのお持ち帰り、衛生的に考えるとアウト!と言う指摘もあります。コチラのブログでは、感染症に詳しい看護師の方がその点を指摘されています。

NHK生活情報ブログ

www.nhk.or.jp

 

このような状況を変えたいと、数年前から議会で提案し、何度も取り上げてきました。コロナの状況下で、衛生的にも悪いので持ち帰りをなくすべきだと言い続け、昨日の一般質問でも取り上げました。

 

で、その答弁で市は、4月から持ち帰りをなくすと明言!
飯塚市の市立保育所、市立認定こども園での使用済み紙おむつの持ち帰りはなくなりま〜す!

 

この問題を取り上げた私の一般質問はコチラから。


公園に関する質問のあとにこの問題を取り上げています。
私立保育園にも同様にして頂けるよう、お願いしたいと思います

 

また、一般質問では、その他に児童虐待に関しても取り上げています。
見て頂けると嬉しいです♪

飯塚市議会、一般質問開催中。

予算議会である3月議会が開会中。
ちょっとお知らせが遅れましたが、9日の代表質問を終え、一般質問が行われています。
質問には各議員の考えがにじみ出てきますし、話しぶりを見ていると課題の捉え方も見えてきます。
ぜひ、ご覧頂き、次回の選挙の材料にもして頂ければと思います。

一般質問の順番と質問事項は以下の通りです。
私の出番は来週月曜日15日の2番目。11時前後になるかと思います。

 

3月10日(水)
 1 道祖満
  1 新型コロナウイルス感染防止について
  2 まちづくりに関して (飯塚文化会館と嘉穂劇場のあり方について)
 2 兼本芳雄
  1 飲食店以外の事業者への事業継続支援と従業員の雇用の維持について
  2 コロナ禍における保健所と本市の連携について
 3 光根正宣
  1 防災について
 4 平山悟
  1 頴田地域の過疎地域指定について

 

3月11日(木)
 5 吉松信之
  1 過疎地域の振興について
 6 金子加代
  1 白旗山周辺のメガソーラー乱開発について
  2 選挙について
 7 川上直喜
  1 新型コロナ感染症から市民を守る対策について
  2 透明で公正な市政運営への転換について
  3 地域の自然環境保全及び災害防止対策について
 8 奥山亮一
  1 福岡県自転車条例改正に伴う本市の取り組み等について
  2 コロナ禍における飯塚図書館の取り組み等について

 

3月15日(月)
 9 田中裕二
  1 各種予防接種について
  2 空き家対策について
 10 江口徹
  1 公園について
  2 子どもの人権・児童虐待について
 3 新型コロナウイルス感染症対策について

 

質問事項の詳細はコチラからどうぞ。

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/documents/r3-2ippanjunnjo.pdf

それぞれ10時開会、議員側の持ち時間が30分ですので、1人約1時間程度、昼には1時間程度の休憩と見て頂ければ、おおよその時間が見えてきます。 

 

リアルでの傍聴・ネット中継共によろしくお願いします。
ネット中継はコチラから。

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もちろん、録画中継もございますので、何かしながらのBGMにでもぜひ!